揚げ油を保存できる期間や長持ちさせるための保存方法は!?

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揚げ物を作った後の、揚げ油。

美味しい揚げ物をつくためには、たっぷりの揚げ油を使うことになるのですが、この揚げ油をその都度捨ててしまうのは、もったいないと思いますよね?

とはいえ、何度も使えば、油から嫌なにおいがするようになってしまう…。

そこで、上手に節約するためにも知っておきたい揚げ油の保存期間や保存方法について紹介していきます。



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目次

揚げ油は使うたびに劣化する

揚げ物油は、使うたびに劣化します。

その理由は、こんなところにあります。

●そもそも油の種類によって賞味期限がある 揚げ物に使われる油といっても、大きく分けると3つのタイプに分かれます。

そのタイプによって、賞味期限が決められています。

■サラダ油など サラダ油などは、保存容器によって賞味期限が異なります。

★缶の容器の場合
賞味期限は、約2年です。

★透明なビンの容器の場合
賞味期限は、約1.5年です。

★ポリ容器の場合
一般家庭でよく見られるものです。この場合の賞味期限は、約1年です。

■ごま油 ごま油も、保存容器によって賞味期限は異なります。

★缶の容器の場合
賞味期限は、約2.5年です。

★透明なビンの容器の場合
賞味期限は、約2年です。

★ポリ容器の場合
賞味期限は、約1.5年です。

■香味油 香味油の賞味期限は、個別に設定されていますので、お使いの香味油をよくご確認ください。

●賞味期限は、容器によってなぜ違う? 食用油は、酸素(空気)や光、温度など、様々なことが要因となって劣化が起こります。

そのため、保存容器によって賞味期限には違いが出てくるのです。

●油が傷んだ時のくさい臭いは何?
揚げ物油を何度も使うと、枯葉のようなちょっと嫌なにおいがしてきますよね?

この臭いは、油が酸化し始めたことによって発生します。

この揚げ物油の嫌な臭いのことを、「戻り臭」とも言います。

●どうして揚げ物油は使うほど劣化するの?
揚げ物油は、使う階数が増えるほど劣化していきます。

この劣化が起こる原因には、大きく分けると3つのことが考えられます。

■空気に触れることによって酸化が起きた
油は、空気に触れると酸化がおこり、劣化してしまいます。

揚げ物をしている間に、揚げ物油と空気中の酸素が触れることによって、「熱酸化」が起こります。

■揚げる種から出てくる水蒸気によって酸化が起きた
揚げ物を作る時の種には、それぞれ水分が含まれています。

この揚げ物の種から出てくる水分が、熱せられることによって水蒸気となり、この水蒸気と揚げ物油が接触することによって酸化が起こります。

■揚げる種に含まれる物質によって酸化が起きた
揚げ物の種には、肉や魚介類をよく使います。

こうした肉や魚介類の動物性脂肪や血液などが、揚げ物油に溶け出し、酸化が起こります。

この現象を引き起こす主なものには、揚げ物の衣によく使われる「卵黄」も含まれます。

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揚げ油を保存できる期間は?

「揚げ物油は劣化する」ということが分かったとしても、一般の家庭で揚げ物を作るのは、それほど頻繁というわけではないはずです。

だからこそ、揚げ油の保存期間は、できるだけ長くしたいと思う気持ちもわかります。

では、揚げ油の保存期間の目安とは、どの位なのでしょうか?

●一般的な目安 揚げ物を比較的よく作る場合は、「3~4回使ったら処分する」というのが一般的な目安になります。

めったに揚げ物は作らないという場合は、油の状態をチェックしながら処分のタイミングを考えてみてください。

●こんな状態になったら処分のタイミング 油が劣化すると、様々な状態が起こります。

次にあげるような状態が見られたら、使用を控え、処分するようにしてください。

■嫌なにおいがする
揚げ物油を熱した際に、嫌な臭いがしたら処分のタイミングです。

■油がドロドロしている
油全体がどろどろと粘り気がある場合は、処分のタイミングです。

■煙が出る
揚げ物の種を入れていないのに、煙が出ることがあります。

これも、処分のタイミングを知らせるサインです。

■色が濃くなる
見た目でよくわかるのが、揚げ物油の色です。

鍋の色が見えないほど濃い色になったら、処分のタイミングです。


揚げ油を長持ちさせる保存方法は?

上手に揚げ油を保存するには、3つのポイントがあります。

●熱いうちに処理をする
揚げ物をした後の油の中には、揚げかすが残っています。

この揚げかすは、油の劣化の原因となります。

ですから、揚げ物油の処理は、使ったらすぐに行うこと!これが、第一のポイントです。

●密封容器で保存する
処理をした揚げ物油は、必ず密封容器で保存してください。

空気中の酸素との接触を防ぐことが、揚げ物油を長く保存するポイントになります。

●暗くて涼しい場所で保存する
油は、光や温度にも弱い性質があります。

ですから、暗くて涼しい場所で保存するということが、揚げ物油の保存のポイントになります。

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まとめ 揚げ物油は、保存容器や保存の方法に気を付ければ、少しでも長く保存することが出来ます。

ぜひ揚げ物を作る時には、参考にしてみてくださいね。


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