みんながパクパク食べてくれると、作る側としても満足してしまいますよね?
でも、揚げ物は、作った後に残される油の存在が、なんとも厄介…。
カラっとサクサクした食感を出すには、たっぷりの油を使わなければいけないのですが、一回で処分してしまうのには、心が痛いもの。
そこで今回は、揚げ物油について気になる疑問を解決していきます。
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目次
揚げ物油は何回までなら利用OK?
揚げ物油は、回数を重ねれば、その分、油が悪くなってしまうといわれています。その原因になるのが、酸素。
実は、揚げ物油は、酸素にさらされると、酸化してしまいます。
(これを、「油が疲れる」と表現することもあります。)
●一般的な処分の目安は?
油の種類や用途によっても、処分のタイミングは変わってきます。
一般的な目安とすれば、3~4回を目安に処分するのが良いとされています。
●どうすれば揚げ物油を長持ちさせられる?
美味しい揚げ物を作るには、新鮮な油を使うのが一番なのは当然です。
でも、その都度処分するのは、主婦としては避けたいところ。
そのために知っておきたいのが、揚げ物油を長持ちさせるコツです。
やり方は、とっても簡単!
揚げ物油を使うたびに、少しずつ新しい油をさし油するだけです。
こうすることによって、さし油なしで使うよりは、少しだけ長持ちするようになります。
揚げ物油の保存の仕方は?
揚げ物油を少しでも長持ちさせたいのであれば、その保存方法にも、気を付ける必要があります。●開封前の油 開封前の油でも、保存方法に注意する必要があります。
■暗くて涼しい場所に保管する
光に弱い性質を持っていますので、開封前であっても、直射日光や蛍光灯の光を避けて保管します。
■高温の場所は避ける
購入後の保管場所だけでなく、買い物直後も気を付ける必要があります。特に夏場の車内は、日中、かなりの高温になります。
こうした買い物直後の保管に関しても、注意が必要です。
●使用後の揚げ物油 使用後の揚げ物油の保存は、「いかに酸化を遅らせるか」ということがポイントになります。
■処理は温かいうちに
揚げ物油の中には、揚げかすもあるはずです。
この揚げかすも、油を傷める原因となります。
ですから、できるだけ早くこの揚げかすを処理するのがポイントです。
■容器に入れて保存
揚げ物油を、使用した鍋のままで保存するのは、最も避けなければいけない事です。
揚げ物油を長持ちさせたいのであれば、油が熱いうちにろ過し、専用の保存容器に入れてしっかりと保存するようにしましょう。
■涼しくて暗い場所に保存
保存容器に入れたら、できるだけ涼しくて、光の当たらない場所で保管するようにします。
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揚げ物油の捨て方は?
何とか工夫をしながら使っていたとしても、油は少しずつ疲れていきます。そうなれば、揚げ物油を捨てなければいけませんが、その捨て方にもきちんとやり方があります。
●油の処分のタイミング 処分のタイミングを迎えた揚げ物油には、次のような特徴があります。
このような特徴がみられるようになったら、油を処分してしまいましょう。
■嫌なにおいがする
油を温めた時に、油臭いいやなにおいがして来たら、処分のタイミングです。
■茶色に変色する
痛んだ油は、酸化することによって茶色に変色していきます。
油の色が濃くなってきたら、処分のタイミングです。
■ドロドロしている
油を温めた時、ドロドロとした状態になっていたら、処分のタイミングです。
■温めた時に煙が出る
天ぷらを揚げる時の適温といわれる180℃前後で煙が出てくるようなら、処分のタイミングです。
●揚げ物油を上手に捨てる3つの方法 使い終わった揚げ物油を上手に捨てるには、3つの方法があります。
■牛乳パックを使って捨てる
もっとも簡単なのが、牛乳パックを使って捨てる方法です。
空の牛乳パックの中に、キッチンペーパーを詰め、その中に、冷ました揚げ物油を入れます。
入れ終わったら、ガムテープで口を締め、そのまま生ごみとして処分します。
■古新聞紙に吸わせて捨てる
古新聞紙を使っても、簡単に捨てることが出来ます。
それが、冷ました揚げ物油を古新聞紙に吸わせて、そのまま生ごみとして処分する方法です。
古新聞紙は、どのご家庭でも簡単に手に入るものですから、みなさんもぜひどうぞ。
■固めて捨てる
揚げ物油専用の油凝固剤を使えば、手を汚すことなく、簡単に揚げ物油を捨てることが出来ます。
こうした油凝固剤は、街のドラッグストアでも簡単に購入することが出来ますし、最近では、様々なタイプの物もあります。
用途に合わせて購入するのが、おすすめです。
油をしっかり吸い取ってくれるタイプや、天ぷら油を再利用できるものなど、色々ありますよ。
まとめ
揚げ物油は、保存の仕方や処理のタイミング、処理の仕方と注意しなければいけないことがたくさんあります。でも、これを覚えておけば、少しでも長く揚げ物油を使うことが出来るようになるはずです。
ちょっと面倒かもしれませんが、そのひと手間が、美味しい揚げ物を作るコツですよ♪
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