スーパーなどでもよく見かけるようになるのが、
冬の味覚である「かに」。
でも、お値段もそれなりにするかにですから、
普段からよく食べるなんてことは、
一般庶民の食卓事情ではありえません。
それでも食べたいのが、冬のかに。
ここぞという冬の贅沢を、思いっきり楽しむためには、
「かにの値段」の適正価格や、美味しい食べ方を
しっかり知っておくべき!
そう!
今回のテーマは、ズバリ「かに」です!
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目次
かにの種類を知っておこう
美味しいかにを食べるには、まずは、かにの種類を知っておきましょう。●タラバガニ
タラバガニは、北海道以北日本海およびオホーツク海などでよく水揚げされるかにです。
このタラバガニの名前の由来は、タラバガニが良くとれる地域と深く関係しています。
タラバガニが良くとれる場所というのは、日本海、オホーツク海、
ベーリング海などを含む北太平洋および、北極海のアラスカ沿岸、
さらには、ガラパゴス諸島、チリ、アルゼンチン付近といわれています。
実はこうした地域は、「鱈」が良くとれる地域でもあります。
そのため、「鱈がいる場所=タラ場」から、この地域でとれるかにのことを
「タラバガニ」というようになったといわれています。
●ズワイガニ
ズワイガニは、漢字で書くと「楚蟹」となります。
この「楚」は、一般的には「いばら」と読むのですが、
その昔は、「すわえ」とも呼んでいました。
もともと蟹は鮮度が落ちるのが早く、一般的には酢で和えて食べていました。
この「酢和え」が、「ずあえ→ずわい」というように訛ったのが、
楚蟹の由来という説もあります。
●毛ガニ
水深30~200mの海底の泥などに紛れ込むようにして生息している毛ガニは、
周りの風景に紛れ込むようにするために、殻の表面に毛を付けるように
なったといわれています。
ちなみに、毛蟹は、エビ目カニ下目クリガニ科に分類されている蟹で、
別名は「大栗蟹」とも言います。
●花咲ガニ
花咲ガニは、北海道東南部に位置する根室半島近海で多くとれるかにです。
かつて根室半島は、「花咲半島」とも呼ばれており、そのことから、
「花咲ガニ」と呼ばれるようになったといわれています。
また、花咲ガニといえば、茹でて食べるのが美味しい蟹です。
大きな鍋に入れると、体中が真っ赤に色づき、まるで花が咲いたように見えることからも
「花咲ガニ」と呼ばれるようになったとも言われています。
●アブラガニ
タラバガニと間違われることも多いアブラガニ。
それもそのはずで、アブラガニは、十脚目タラバガニ科の蟹なのです。
アブラガニが良くとれる北海道網走では、「アオガニ」とも呼ばれているアブラガニは、
体全体が青みを帯びているのも特徴です。
アブラガニという名前の由来は、「体の表面が油を塗ったような光沢があるから」とか、
美味とされる蟹味噌が「脂っこい」という理由があるといわれています。
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かにの値段は種類によって違う
蟹の値段は、種類によっても異なります。●タラバガニの値段の相場 タラバガニの場合の値段の相場は、次のようになっています。(1㎏当たりの相場価格)
★スーパーで購入する場合
5,000~8,000円
★通販で購入する場合
3,000~6,000円
●ズワイガニの値段の相場 ズワイガニの場合の値段の相場は、次のようになっています。(1㎏当たりの相場価格)
★スーパーで購入する場合
4,000~7,000円
★通販で購入する場合
3,000~5,000円
●毛ガニの値段の相場 毛ガニの場合の値段の相場は、次のようになっています。(1㎏当たりの相場価格)
★スーパーで購入する場合
6,000~8,000円
★通販で購入する場合
4,000~7,000円
●花咲ガニの値段の相場 花咲ガニは、一般的に手に入るものではないため、
値段はズワイガニやタラバガニなどと比べると少し高めです。
●アブラガニの値段の相場 アブラガニは、タラバガニとよく似ているのですが、脚の数が2本少なかったり、
味が若干タラバガニと比べて劣るなどがあります。
そのこともあって、店頭販売価格はタラバガニと比べるとかなり安いのが特徴です。
一般的には、卸値で判断すると、タラバガニの3分の2前後といわれています。
かにの美味しい食べ方
蟹が手に入ったなら、美味しい食べ方でいただいてしまいましょう♪●茹でガニ
ボイルした商品を再加熱する方法もありますが、
最もおいしい茹でガニを食べるなら、活ガニを自宅で茹でて食べるのが一番!
茹でたてであれば、ほくほくとした食感が楽しめますし、
最もうま味成分を楽しみたいのなら、茹でた後、
半日時間を空けてから食べるのがおすすめです。
●焼きガニ
茹でガニとはまた違う味わいが楽しめるのが、焼きガニです。
焼きガニを美味しく食べるポイントは、「半生程度で焼く」ということ!
こうすることによって、焼き過ぎを防ぎ、蟹の風味そのものを
楽しむことが出来るようになります。
●蒸しガニ
蟹は、蒸すことによって蟹の旨味をそのまま封印し、
凝縮した蟹そのものの味を楽しむことが出来ます。
自宅に蒸し器やせいろがあるのであれば、ぜひとも試してみたい食べ方です。
●他にも様々なレシピが楽しめる蟹
蟹は、「茹でる・焼く・蒸す」以外にも、様々な食べ方があります。
かつては酢の物として食べるのが一般的でしたし、
いくらと一緒に海鮮丼、贅沢に蟹クリームコロッケにしたリ、
カニの甲羅グラタンにするのもおすすめです。
まとめ
蟹は、種類や調理法によっても楽しみ方が違います。蟹のシーズンになると、手ごろな値段で
スーパーや通販で手に入るようになりますから、
ぜひお値段をチェックしながら、冬の味覚を楽しんでみてくださいね。
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