エアコンと扇風機のかしこい併用方法!?電気代の比較と節約方法も!

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ここ数年の夏の暑さは、もはやエアコンなしには乗り切れないほど厳しくなっていますよね。

いくら電気代節約のために我慢をしたとしても、室内の温度が35℃以上の猛暑になると気合いだけではとても乗り切れるレベルではありません。

快適な空間を保つためにエアコンを使えば、残念ながら電気代はどんどん上がっていきます。

外の気温が高くなればなるほど、それに比例するかのように上がっていく電気料金の請求額…。

「何とかしたくてもどうにもならない」とほとんど諦めている主婦も多いはずです。

でもちょっと待ってください!エアコンを使うとしても、扇風機を併用すると上手に部屋の温度が下がるということを知っていますか?

しかもエアコンだけで夏の暑さを乗り切るよりも、扇風機を併用した方がずっと電気代を節約できるということも!

今回は、「まさかそんなに違いが出るの?」と思わず最後に口にしてしまうほどビックリする「エアコンと扇風機併用・電気代節約術」を、実際の電気代を比較しながら解説していきます。


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目次

エアコンだけを使うと電気代がどんどん高くなる理由

「エアコンを使うと電気代が高くなる」と思い込んでいる人の方が多いと思いますが、実際のところは「半分ホント・半分ウソ」なのです。

たしかにエアコンを使うと消費電力はかなり高くなります。

なぜ「半分ウソ」なのか?その理由を知れば、「エアコンを使っているから電気代が高くなる」という説にウソが含まれていることが分かります。

●エアコン掃除をさぼっていることが電気代が高くなる原因かも? エアコンのスイッチを入れても、全くエアコンが効いているように感じない時ってありませんか?

「きっと室温が高すぎてエアコンが効かないんだわ」と思っているかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか?

もしもそうだというのなら、ちょっと思い出してください。

『最近、エアコンの掃除、いつやりました?』

エアコン 扇風機,エアコン 扇風機 併用,エアコン 扇風機 電気代,エアコン 扇風機 比較,エアコン 扇風機 節約 そうです。エアコンの効きが悪くなる原因の一つが、フィルターにつまってしまった埃にあるのです。

どんなにエアコンの性能が良かったとしても、エアコン内部で冷やされた空気が外に出て来るためには、フィルターを通らなければいけません。

エアコンの内部は精密機械が詰まっているため、それらを保護をするためにもフィルターが取り付けられています。

でもフィルターが埃で目詰まりをしていると、いくら空気を冷やしたとしても冷風がエアコンの外に出ていかなくなってしまいます。

ところがそのことに気が付かずに「エアコンの効きが悪いんだわ」と思っていると、室温を下げるためにエアコンの風量を上げたり温度を下げてしまったりします。

これでは電気代が高くなったとしても仕方ありません。

●最新型エアコンは除湿機能にした方が電気代は高くなる 「エアコンを冷房設定にすると電気代が高くなるくらいなら、除湿機能にして少しでも節電しよう」と思っているあなた。

これも電気代を高くしている原因かもしれません。

たしかに日本の夏は、単に気温が高いだけでなく湿度も高いのが特徴です。

気温が高いだけであれば扇風機で何とかしのげたとしても、これに湿度が加わって部屋の中がムワッとした状態だとさすがに不快度が上がります。

そんな時ほど「湿度が下がれば過ごしやすいはず」と思うはずです。

ところがその考えそのものが、大きな落とし穴かもしれません。

たしかにエアコンの機能にある「除湿モード」は、室内の湿気を除去しながら部屋の温度を下げる効果があります。

これはエアコンが部屋の空気を冷やし、空気中に含まれた水分を結露させることによって除湿をすることで起こる現象です。

たしかに夏の暑い日中であればこの機能を利用することによって室温を下げることもできます。

でも除湿モードを主に使うのは、夏本番よりも湿度が高い梅雨の時期に集中しますよね?

確かに梅雨時期の湿度は高いですが、温度は夏本番ほど高くありません。

ですから除湿モードを使うと、部屋の温度が下がりすぎてしまって困るという声も多くありました。

そんな悩みを解決するために最近のエアコンでは、室温を下げずに除湿をする「再熱除湿方式」が採用されています。

再熱除湿方式では、除湿した空気をエアコン内部で温め直して室内に風を送り出します。

確かにこれなら湿度を下げずに除湿することが出来ますが、逆に空気を温める必要があるので冷房を使うよりもさらに消費電力が高くなります。

つまり電気代を節約するつもりで除湿モードにしているつもりが、逆に電気代を高くする原因となっているかもしれないということなのです。

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エアコンと扇風機をかしこく併用すれば節約しながら室温を下げられる!?

電気代節約のためには、もう一つ知っておかなければいけないポイントがあります。

それがエアコンと扇風機の特徴です。

エアコン以外で夏の暑さを乗り切るためのアイテムといえば扇風機がありますが、扇風機は風をおこすことはできても部屋の温度を下げることはできません。

ただしエアコンを使うよりも格段に消費電力は少ないですから、電気代を節約するには最適なアイテムです。

でもさすがに最近の厳しい夏を乗り切るには、扇風機だけでは心もとないのも事実です。

でもここでひとつ見落としていることがあります。

それは「空気の性質」にあります。

空気には温度によって重さに違いがあり、温度が下がるほど重くなる性質を持っています。

つまりエアコンによって冷えた空気は下の方にたまりやすいのです。

エアコンも風を送り出す機能があるので時間をかければ冷えた空気が室内全体にいきわたり、涼しさを感じることが出来ます。

でも室温が下がっていることを体感できるまでには時間がかかり、その時間を短縮しようとすればエアコンの温度を下げたり風量を強くするしかありません。

もちろんそのようにすれば余計な電力を必要とするわけですから、電気代は高くなります。

そこで活用したいのが扇風機です。

扇風機は風を起こすことが出来る機械ですから、この機能をうまく使えば部屋の下の部分にたまった冷気を強制的に循環させることが出来ます。

しかも扇風機は、エアコンの風量を強くするよりも少ない消費電力で風を起こすことが出来ます。

さらにエアコンで冷やされた風を扇風機で体に当てると、約2℃も体感温度が下がります。

つまりエアコンの設定温度を下げずしかも風量を上げなくても、扇風機を併用すれば体感温度は2℃下がる上に消費電力も抑えることが出来るのです。

これこそが、夏の電気代を節約する裏技なのです。

エアコンと扇風機を併用すると電気代にも大きな変化が起こる

実際にエアコンだけを使用した場合とエアコンと扇風機を併用した場合の電気代を比較してみると、これまでの説明が本当だということが分かります。

まずエアコンの一般的な消費電力について説明してみましょう。

主婦が普段日中過ごすことが多いリビングの広さを12畳程度とします。

12畳程度の部屋に取り付けるエアコンの消費電力は、約560wになります。

これに1時間当たりの電気代単価をかけると1時間当たりの電気代がわかります。

1時間当たりの電気代の計算式は「定格消費電力(kw)×1時間の電気代単価」ですから、この計算式に上記の条件を当てはめてみると、10畳のリビングで1時間エアコンを稼働させた時の電気代は14円になります。

主婦が家で過ごす平均時間10時間をエアコンだけで過ごすとすれば、「14円×10時間=140円」が1日にエアコンのためにかかる電気代となります。

これを1カ月続けたとしたら、「140円×30日」ですから4200円となります。

もちろんこれは10畳のリビングしかエアコンが設置されていない場合の電気代の目安ですから、複数の部屋にそれぞれエアコンが設置されているのであればさらに電気代は高くなりますし、部屋の容量によってもエアコンの消費電力は異なりますから広い部屋になればなるほど電気代は高くなります。

●扇風機の消費電力はものすごく安い 家庭用の扇風機の場合、消費電力は30~50wしかありません。

ですからたとえ50wの扇風機をエアコンと同じように1日中使ったとしても、1日の電気代はわずか12.5円にしかなりません。

●エアコンの設定温度を1℃上げると電気代は10%節約できる エアコンは設定温度によっても消費電力に違いが出てきます。

しかも冷房の場合設定温度が1℃上げると、電気代は10%節約できると言われています。

つまり推奨設定温度28℃を守ってエアコンを使うのと26℃まで下げて使うのでは、消費電力に20%の違いが出るわけですね。

この2℃の差を埋める画期的なアイテムが、扇風機の風です。

扇風機の風では室温を下げることはできませんが、体に風を当てると体感温度が2℃下がります。

つまりエアコンの設定温度を28℃にしたとしても、扇風機を併用すれば体感温度は26℃となります。

まとめ

今年の夏も早くから猛烈な暑さが襲ってきそうな予感です。

エアコンなしでひと夏を乗り切るのは厳しそうですが、扇風機を併用してうまく設定温度内でエアコンを利用していれば、エアコンのみで夏を乗り切るよりもグッと電気代を節約することが出来ます。

エアコンと扇風機の特徴を最大限に生かして、電気代を節約しながら上手に今年の夏を乗り切っていきましょうね!

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