たしかに、こうして普段から記事を書くことが多い私も、内容によっては、結論までの持って行き方に悩むことがあります。
そんな時は、次のポイントを思い出すと、意外とスラスラと作業を進めることが出来ます。
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目次
レポートの書き方の基本
レポートを書くときに必ず思い出してほしいのが、「あくまでも報告書である」という点です。文章を構成する時の基本は、確かに「起承転結」です。
でも、報告書であるわけですから、「結」には「結論」がこなければなりません。
「結論」が最後に来るということは、必ずその結論を導くための「序論」と「本論」があります。
ですから、レポートに関していえば、「序論」「本論」「結論」の3構成で成り立っていると思った方が分かりやすいはずです。
●レポートと論文は違う レポートを書くときに間違えやすいのが、論文との違いです。
論文も、「序論」「本論」「結論」の構成なのですが、論文はそのボリュームの割合がはっきりとしています。
なにしろ、「自分が言いたいことを様々な角度から検証して論じていく」ということが大切なのですから、本論のボリュームが最も大切になります。
そのため、全体の約8割を本論が占めています。
これに対してレポートは、あくまでも報告書です。
そのため、持論を展開するために本論を重視するのではなく、「いかに読み手が分かりやすく説明するか」ということがポイントになります。
レポートは“結論ありき”ではない
レポートの場合、授業や調査によって分かったことや学んだことを自分なりにまとめ、それを文章として表現する能力が求められます。ですから、結論ありきで文章を作る論文とは違い、まとめる作業を通じた感想として「結論」を書くというスタンスになります。
●わかりやすいまとめの書き方っていったい何? レポートの課題が出されるときは、大抵「〇〇について調べなさい」などとなりますよね?
ということは、本論では、あなたの感想が入っていては、評価の対象になりません。
要するに、「○○についてどこまで理解が進んでいるのか」という点を見るために課題に出されているわけです。
ですから、「〇〇」にあたることを徹底的に調べていくことが必要です。
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レポートの結論は全体の1割あればいい
何しろ、課題に対してどの程度理解しているのかをまとめて報告したものが、レポートです。ですから、結論よりも、本論がいかに充実しているかがポイントです。
うまく結論に持っていきたいのであれば、本論をどこまで充実させるかを意識していれば、必然的にまとまってきます。
●引用文献を活用する レポートでは、本論で自分の感想を述べることはありません。
ですから、本論では、調査上で参考となった文献などを引用するという方法が使われることが多いです。
さらに、同じテーマであっても、複数の角度から調べる手法を取れば、「結論」で、自分が賛同する意見を指し示すことによってうまくまとめることが出来ます。
●資料はたくさんあった方がうまく結論まで持っていける 参考なる資料が多く提示されるほど、結論では自分の感想を述べるだけにとどめればよくなります。
資料を集める時は大変ですが、結論のまとめ方で悩む必要がなくなります。
まとめ
何しろ、レポートは読みやすいということが一番大切なところです。だらだらと自分の感想だけを書いても、読み手には何も伝わりません。
しかも、レポートは、学習や仕事の進捗状況や習熟度を図ることが目的にありますから、その点が伝わる内容になっていなければ論点からずれてしまいます。
結論に難しい文章を使ってまとめようとするのではなく、あくまでも本論の感想を書き添えるのが結論であると考えてレポートを作成してみれば、かなり作業も楽になりますよ。
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