初詣とは?意味や由来を子供に説明できるように解説!

初詣,とは,意味,由来,子供に説明できるように お正月
新年の行事といえば、初詣。

「お節料理を食べるよりも先に初詣」という人もいれば、
「初詣を済ませるとひと段落する」という人もいるはず。

いろいろなお願い事をしに足を運んで、
神様に手を合わせる初詣ですが、
実際にその意味や由来って知っていますか?

もしも子どもから聞かれた時に、
しっかりと答えられるようにするためにも、
初詣の意味や由来をこっそりチェックしてみましょう。




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目次

初詣の意味や由来とは

●初詣の意味とは
初詣の意味は、簡単に言ってしまうと、
「年が明けてから初めて参拝すること」をいいます。

■夏に出かけても初詣?
初詣には、明確な規定はありません。
ですから、年内であればいつでも「初詣」となることも…。

たしかに、いつであっても、その人にとって年明け初めての参拝であれば、
正月でなくても、初詣ということはできます。

ですから、「夏に初詣に行った」といわれたとしても、
あながち間違いというわけではないわけです。

●初詣の由来とは
初詣の由来には諸説あります。

■もともとは年籠りだった
初詣は、もともと年籠り(としごもり)から由来しているといわれています。

年籠りとは、一家の長である家長が、祈願として
大晦日の夜から元旦の朝にかけて、氏神様のいる社に籠る
という習慣のことを言います。

■源頼朝が由来
初詣の習慣は、源頼朝が、鶴岡若宮に参拝したことで、
庶民の間にも広がっていったという説があります。

■大晦日の参拝は「除夜詣」
もともと年籠りとして大晦日から家長が社に籠っていたのですが、
時代とともに、この年籠りが大晦日に行われるものと、
元旦に行われるものの2つにわかれました。

そのため、大晦日に行われる参拝は「除夜詣」、
元旦に行われる参拝は「元旦詣」と呼ばれるようになり、
そのうちの「元旦詣」が現在の初詣の原型となったといわれています。

■二年参りもある
年籠りではないのですが、除夜詣をしたあと、一度自宅に帰り、
元旦に再び元旦詣を行うことを、二年参りといいます。

地域によっては、二年参りの方が定着している地域もあります。


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初詣で知っておきたいこと

初詣には、神社・寺院のどちらを参拝しても良いといわれています。

これは、明治時代初期に「神仏分離」以前は、
神道・仏教・祖霊信仰が一体化した信仰が一般的だったことの名残といわれています。

●いつまでに参拝するべき?
初詣は、一般的には正月三が日までに参拝するといわれています。
ただし、これも特に規定はなく、1月中の参拝であれば初詣とする
考え方も浸透しています。

●初詣の回数は決まっている?
初詣の回数も、特に決まりはありません。

地域によっては、三つの神社を参拝するのが定番というものもあります。
この場合は、「三社参り」と呼んでいます。

■三社参り
三社参りとは、一般的な産廃方法として定着しているものと、
正月の初詣の方法として行われているものの2つがあります。

★一般の参拝方法としての三社参り
由来は定かではないが、先祖代々の守護神である氏神様、
その人の一生の守り神である産土神様、
住んでいる土地の守護神である鎮守神様の3神に参拝することから
三社参りが始まったといわれています。

この意味での三社参りの風習が残る地域には、
福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・
山口県・広島県・和歌山県・茨城県・千葉県などがあります。

★東国三社参り
関東以北では、伊勢神宮に参拝した後に、
鹿島神宮、息栖神社、香取神社の三社を参拝する「東国三社参り」
という風習があります。

★西国三社参り
西日本地域では、昔から三社参りをする人が多い地域です。

特に和歌山県では、県内にある日前神宮・國懸神宮、竈山神社、
伊太祁曽神社の三社を参る風習があります。

★正月の初詣としての三社参り
西日本の各地で見られるのが、正月の初詣としての三社参りです。
これはその名も通り、正月の初詣に、3つの神社を参拝するものです。

地域によっては、「一日で三社まわらなければならない」や
「三が日中に三社まわる」など決まりがあるようですが、
これも特に規定があるわけではありません。


初詣の意味や由来を、子どもにわかりやすく説明するには

さて、今回の本題は、初詣の意味や由来を子供に説明するにはどうするか、
ということでしたね?

基本的には、ここまで解説してきた内容を使ってもらえばよいのですが、
その際に注意点があります。

●初詣の習慣には地域によって違いがある
初詣は、元旦から三が日までを目安に参拝することを指すのですが、
あくまでもこれは一般論です。

地域によっては、昔から二年参りが一般的というところもあれば、
三社参りが一般的だというところもあります。

この違いも、ある程度の年齢になっていれば、地域によって行事の作法には
違いがあることを理解することが出来ますが、小さな子供には、
その違いを説明したとしても、なかなか理解が出来ません。

だから、子供の年齢に応じて少しずつその違いを
説明していくようにするのが、何よりも大切!

子供の判断力を見極めて、混乱させないようにしてあげてください。

●体験から内容を説明する
小さな子供は、言葉による学習よりも、
体験による学習の方が理解度は高くなります。

たとえその場での理解は無理だったとしても、
体験によって感じたことは、記憶として子供の中に残ります。

記憶の中の体験と言葉による学習がつながるようにしていくことが、
伝統文化や風習などを子供に教える上では大切になります。


まとめ

子供に日本古来の風習や文化の意味や由来を教えるということは、
大切だということはわかっていても、なかなか難しいもの。

でも、少しでも子供が、自分の住む国や地域のことに興味を持ち、
こうした風習や文化に親しんでいくということは、親の役目。

たしかに、難しい言葉で説明することも、時期が来れば必要になります。

でも、たとえ小さな子供であっても、その子が風習や文化に興味を持ち、
積極的に関わることが出来るようにアプローチしていくということが、
大切なのかもしれませんね。



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