幼児教育って無駄なの!?最新の研究結果から幼児教育の効果をチェック!

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子供が小さいうちからの習い事。

周りの子どもが始めると焦りますよね。

そんな幼児教育なのですが、実は無駄なのではないか?という話が出ています。

私もそのような本を何冊も見掛けました。

今回は、私の保育士としての経験もふくめ幼児教育は無駄になるのかどうか、最新の研究結果を調べてみました!


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目次

早期の幼児教育とは?

では早期の幼児教育とはどのようなものを言うのでしょうか?

0歳児からスイミングや英語…というとかなり早期な幼児教育という感じがしますよね。

実は早期の幼児教育というのは未就学児に対して行う座学を言うようです。

座学に適した年齢というのがまさに学齢期。

それ以前の座学は早期の幼児教育ということになるようです。

ちょっと難しいですね。

そもそも幼児教育というのは「子どもが遊びながら学ぶことができる」を前提としています。

幼稚園も保育園もある意味幼児教育です。

そして早期のとつく幼児教育は公文式や七田式等、机に向かって行う「お勉強」という感じです。

幼児教育は無駄なのか?

幼児教育は無駄である!

という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

ベストセラーになった『言ってはいけない~残酷すぎる真実~』にも、幼児教育は無駄であるとありました。

頭の良さなどは遺伝で決まる部分が大きいので幼児教育をしても意味がないそうです。

実際に貧困家庭の子供に幼児教育をするために巨額の資金を投入したアメリカ。

結果としては「幼児教育は子どもの学力を向上させるけれど、その効果は1年で消失する」ということが分かっただけでした。

知能の遺伝規制性が80%ほどあるためだそうです。

小さいころに先取り学習をしてどんなに頭がイイ子だと思われていても数年もすればただの凡人になる。

よくある話ですよね。

最近みんなよく習う英語も適齢期があるのだそうです。

それは母国語でしっかりとした思考ができるようになる8歳前後だそうです。

確かに小さいうちからきれいな発音に慣らしていれば、ネイティブ並みの発音を習得できます。

しかし、その発音を習得している間に

・日本語でしっかりと思考する力
・日本語の語彙力
等を失ってしまうそうです。

これは脳科学者の書いた『母脳』という本からの受け売りですが(笑)

早期に英語を習うことに意味がないとは言いませんが、バイリンガルになることを期待して習うのなら、無駄だと言えるのかもしれません。

脳科学者や子どもに関わる仕事をしている人が必ずいうのは「就学前は徹底的に遊びこませるのが大事」というものです。

自分で工夫して遊び込む。

これが就学前の子供には一番大事です。

ここでしっかりと遊び込んで満足した経験がないと小学校の授業でさえついていけなくなります。

例えば土と水を混ぜると泥水ができますね。

それを感覚で分かっている子は「泥水」と聞いただけでたくさんのことを思い浮かべます。

感触や、上澄み液ができること、そこから派生して田んぼや稲の様子を思い浮かべたり、帰るや虫、川の様子などを思う子もいるでしょう。

しかし、しっかりと遊び込んでいない子は「泥水」と聞くと何をイメージするでしょうか?

どろんこの水。

ただそれだけです。

学校の授業を聞いていても泥水がどんなものでどういうことが出来て…というのが感覚的につかめないと、授業から置いて行かれてしまうのです。

これは実際に保育園で勤務しているときに子どもから聞いた話です。

掛け算なども習っていて小学生高学年レベルの本を読んでいた子ども。

習い事もたくさんしていました。

しかし、その子が答えたのは「だから、泥水は土と水でしょ?」だけでした。

感触も、それがどんな風に生活に関わるのかも発想できないんです。

「田んぼにもあるよね、泥水!」と言えば「ああ、そうかもね~」くらいの反応。

いわゆるお勉強はできるけど…というものなのかなと怖くなりました。

幼児教育にはお金も時間もかかります。

更に気分が乗らない子どものためにイライラすることもあるでしょう。

そこまでしても幼児教育の効果は…ということを考えると、幼児教育って無駄なんじゃない?

と言っても過言ではないのかもしれません。

幼稚園でひらがなが書ける子も最近では多いですね。

凄いな~とは思いますが、そんなのは小学校に行けばディスレクシアでないならだれでもできます。

誰でもできることをわざわざ早めに先取りして教えることに意味はない。

保育園でたくさんの子どもたちを見てきた中でそう思っています。

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無駄にならない幼児教育はこれだ!

では、無駄にはならない!という幼児教育は存在しないのでしょうか?

実は無駄にはならないものもあります。

それは感覚を身に着ける系の幼児教育です。

例えば水泳。

水中で自分の体をコントロールして全身運動をする。

これは強い体を作り、免疫力を高めるうえでも効果的です。

「うちの子は水泳選手にしたいんです!」という方には「絶対に無駄にはなりませんよ」とは言えませんが、やっててよかった幼児教育としていつもランクインしますね。

他にもピアノ。

「うちの子はピアニストに…(以下同文)」という方には、アレですけど。

指を動かして先読みしていく力を付ける。

音楽に触れて表現を楽しむということは子どもの脳にとっていい影響を与えますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

どのような習い事でも、「子どもが楽しく」できることが絶対条件です。

幼児教育は無駄!と突っぱねてしまうのもイイですが、遊びの延長として取り入れてみるのもイイかもしれませんね。

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