それは「もちつき」です。
みんなでもち米をついていくとお餅になるという感動。
そしてつきたてのおもちの美味しさ。
もちつき大会は焼き芋大会の次くらいに人気がある行事でもありますね(笑)
今回はそんなもちつき大会のねらいを紹介!
どのように子どもたちに楽しんでもらうのがイイのでしょうか?
またもちつきに潜む危険とはどのようなものなのでしょうか?
注意点なども併せて見ていきたいと思います!
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目次
保育園でのもちつき大会の狙いは何?
おもちつき大会。子どもたちもすごく楽しみにしていますよね。
エプロンや三角巾をかぶってお餅をつく体験をします。
このおもちつきにはどんなねらいがあるのでしょうか?
私がおもちつき大会の狙いとしていたのは主に2つ。
①日本の伝統行事を体験すること、その雰囲気を味わうこと
②つきたてのお餅の感触を知ること
でした。
他にも、食育としてのねらいを持つのもイイでしょう。
お餅はトッピング次第でおやつにも食事にもなりますね。
そのような点を子どもたちと考えてみるといいかもしれません。
おもちつきの日はエプロンと三角巾はもちろん、マスクも必要ですね。
当日にもってきてくださいと保護者の方にアナウンスすると忘れる子が出てくるので、前もってエプロンセットを提出してもらうといいですよ、袋に名前を書いて3点セットを作ってもらい、園で保管します。
楽しいもちつき大会には危険がいっぱい!
さて、楽しいもちつき大会ですが、実は危険がいっぱいです。実際に危険すぎるということで、自粛する保育園などもあるようですね。
もちつきの危険は2つです。
①けがの危険
②食中毒の危険
特に保育者も保護者の方も気になるのは②の食中毒の危険ですね。
まずは①のけがの危険から見ていきましょう。
子どもは杵でもちをつきます。
その時に合いの手を入れるのはもちろん大人ですね。
お餅が意外と重いのでうっかりと子供が杵を振り下ろしてしまうことがあるのです。
子どもだってわざとしたわけではありません。
振り上げた杵はすごく重いのです。
子どもが「あ!」と思ったときにはもう自分の力で止められない重さで振り下ろしてしまうのです。
私の勤務していた園でも実際に子どもに搗かれてケガ(骨折)という職員がいました。
このことから子どもがおもちをついている間は返しはナシ!でもいいと思います。
また、杵の柄が抜けるなどの事故はあってはならないことなので事前にしっかりとチェックしましょうね!
またケガとは少し違うのですが、やけどにも注意です。お餅はかなり熱いですので。
子どもを見る職員はおおめに配置しておいた方がイイと思います。
また臼の周りに十分な距離を持って円を描くなどして、子どもたちを安全に待機させる工夫も必要ですね。
では②の食中毒の危険も見ていきましょう。
食中毒というかノロですね。
冬の時期はただでさえ流行しています。
子どもが集団感染に!なんてニュースが毎年聞かれますね。
これは予防策をしっかりと取ることを徹底します。
・風邪の人、おなかの緩い人は参加させない(見学のみ)
・全員手洗い&うがい
・調理する人もマスク、エプロン、手袋が必須
・返しの時の水はこまめに替える
などです。
私の勤務している園では大人の臼と子供の臼がありました。
大人の臼は職員がつきます。
もちろん、徹底的に衛生管理をします。
そして子どもの臼は…ね。
どうしてもしっかりつけないのでおいしくないですし、食中毒もかなり心配になります。
ということで、子どものついた分は正月用の鏡餅に仕立てます。
大人(職員)がついた餅だけでは足りないので、給食室では自動もちつき機が大活躍していますが(笑)
おもちつき大会のねらいは「子どもが自分でついた餅を食べること」ではありませんので、このような対策もアリかと思います。
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保育園でもちつきを楽しく行うためには?
ではもちつきを楽しく行うためには何が必要でしょうか?事前の準備(エプロンなど)と当日のケガなどへの注意ですね。
そのほかにも爪を切ってくる、ツメブラシを使って手を洗うなども対策としてあったほうがイイですよね!
そして子どもにとって楽しみなのは食べること!
お雑煮のようにしてもイイでしょう。
海苔と醤油もイイですね。
黄な粉も必須です。
子どもはそういくつも食べることができませんので、味付けは3種類くらいにして自分で何にするか選べるようにしてあげるといいですね。
また、食べる時に事故があっては絶対にいけません。
お餅は小さめに丸めることを徹底します。
3歳未満児にはお餅ではなくてすいとんなどの提供でもいいでしょう。
3歳以上児にはお餅を出しますが
・ふざけて食べないこと
・よく噛むこと
・ゆっくり食べること
等をお話ししておくといいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?おもちつき大会はちょっと不安要素が多めの行事ではあります。
しかし、だからと言って自粛してしまうのはもったいないですよね。
ぜひ準備を万端にして子どもたちと楽しんでください!
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