その集大成というべきものが生活発表会。
いわゆる「発表会」というやつですね。
発表するのは劇や歌、合奏などが多いようです。
今回はそんな中で劇はどんなものがいいのか紹介します。
劇をするねらいや目的は何なのでしょうか?
年齢別にお勧めの劇も紹介します。
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目次
保育園の発表会で劇をするねらいや目的は?
では、発表会というとなんとなく劇や歌を選びますよね。劇遊びを発表会でするねらいや目的は何なのでしょうか?
少し考えてみましょう。
生活発表会はその名前の通り、いつもの保育生活の集大成として保護者の方やほかのお友達に発表するというものです。
なので、ねらいとしては
・身近な絵本に興味を持って保護者とごっこあそびを楽しむ。
・友達と同じお話の世界を共有してごっこ遊びを楽しむ。
・保育者や友達と同じことをして楽しむ
等があります。
つまり「劇をするよ~」と言って始まるのではないのです。
普段の生活の中でよく読み聞かせをする絵本などからごっこ遊びが展開していくというイメージです。
では学年別におすすめの劇を紹介していきます。
保育園の発表会で0歳児におすすめの劇!
0歳児は基本的に劇をすることは…難しいですよね(笑)でも絵本のまねっこなどはできます。
子どもたちの大好きな『だるまさん』シリーズ。
びろーん!等を真似っこするのを見せるといいでしょう。
衣装もダルマっぽくするとかわいいですよ!
普段の遊びから子どもたちの興味を引き出して、それを利用して劇にするのもアリです。
ジャンプを楽しむようなクラスなら「ウサギになって」。
歩くのが楽しいようなら「さんぽ」の歌に合わせて歩く等。
0歳児は何をしてもかわいいので得です(笑)
保育園の発表会で1歳児におすすめの劇!
1歳児はできることが格段に増えますよね。呼ばれたら移動するということができるなら『てぶくろ』などがいいですよね。
また、子どもたちが好きな『はらぺこあおむし』をオペレッタにするようなものもイイでしょう。
また『でんしゃにのって』もお勧めです。
保育園の発表会で2歳児におすすめの劇!
2歳児では友達と同じストーリーを共有して劇を楽しむことができるようになりますよね。やっぱり『てぶくろ』『でんしゃにのって』『くれよんのくろくん』『ぞうくんのさんぽ』などがイイでしょう。
「さんびきのこぶた」や『のせてのせて』もおすすめです。
保育園の発表会で3歳児(年少さん)におすすめの劇!
3歳児になるとストーリーをしっかりと理解して劇遊びを楽しめますね。『おおきなかぶ』などがおすすめです。
セリフも言えるようになるので『はらぺこあおむし』のあおむしをみんなで暗唱しながら演じるというのもいいですね!
また、三匹のこぶたや金のガチョウ、大きなかぶ、おむすびころりんなどは歌もある(オペレッタ)ので3歳児でもやりやすいかもしれません。
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保育園の発表会で4歳児(年中さん)におすすめの劇!
4歳児は3歳児とはもう全然違います。かなりストーリーが複雑なものでも演じることができます。
昔話が人気のようですね。
『ももたろう』や『さるかにがっせん』などたくさんの登場人物が出てくるものがイイですね。
昔話の中にはちょっと残酷なシーンがあるものもあるので、その辺は気を付けて選んでみてください。
また4歳児だと自分が表に出て演じるという以外にもペープサートをするという手があります。
子どもたちに好きな絵本を選んでもらって、ペープサートも自作してもらいます。
それを舞台で演じるのです。
少し難しい絵本でも演じられますよ。
セリフをきちんと覚える必要がないからです。
『ノンタン』シリーズや『だるまちゃん』シリーズなどもお勧めです。
保育園の発表会で5歳児(年長さん)におすすめの劇!
年長さんになると劇のセットなども自分たちで作ることができるようになります。セットや衣装も子どもたちと相談して、協力して作りたいものですよね。
おすすめの劇は、子どもが夢中になっている絵本です。
少し難しい絵本も読み聞かせしているでしょう。
例えば『エルマーの冒険』や『おしゃべりなたまごやき』など。
これらを保育者がシナリオとして起こしてみるものイイかもしれません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?劇遊びのCDや本は本屋さんなどでも購入することができますので、それを参考にしてみてもイイかもしれませんね。
あと、大事なことは「子どもが楽しめるかどうか」というものです。
発表会というと「きちんとしなきゃ!」「ちゃんとできるところを見せなきゃ!」と思いますよね。
そうすると子どもたちも練習していて楽しくなくなってしまいます。
劇遊びをするのは「子どもたちが毎日楽しんでいる様子を保護者に見せるため」です。
見せるために日々の保育が練習ばかりになってしまうのでは本末転倒ですし、保育者は望んでいません。
どうぞ、子どもたちとたのしく、遊びを通して劇を楽しんでくださいね!
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