政府もようやく重い腰を上げて保育士の給料をあげようと言い始めています。
しかし、本当に保育士の給料が上がるのでしょうか?
上がるとしたらいつから?
上がる給料の内訳は?
今現在の給料事情はどうなっている?
保育士の給料について気になることをまるっとまとめてみます!
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目次
保育士の給料が上がるって本当なの!?
保育士の給料は低いということで有名ですよね。平均しても20代で手取り17万円前後。
そこから数十年務めてもあまり給料としては上がりません。
なのに激務で責任も大きい。
となると保育士を離職してしまう人が後を絶たないのもうなずけます。
その保育士不足によって今、待機児問題が大きくなってきていますよね。
政府は女性に「子どもを保育園に預けて働け!」というのにその受け皿になる保育園が少ないという状況です。
ということで、政府もようやく保育士の労働環境を改善する気になったのですね。
(本当は給料以外にも休みとかの改善もしてほしいんですが・笑)
保育士の給料が上がる!内訳は?
では保育士の給料が上がる!と言ってもどのように上がるのでしょうか?ベースアップなのか、役職手当なのかでも結構違いますよね。
役職手当として給料が上がるのであれば、若手の保育士離れは止まらないと思うからです。
詳しく調べてみました!
そしたらやっぱり!
政府もただでは給料をアップさせません。
まず主任の全段階として「副主任保育士」というものと「専門リーダー職」というものを新設しました。
これになるには7年以上の実務経験や4分野以上のキャリアアップ研修を受けることなど、細かく条件があります。
この「副主任保育士」と「専門リーダー職」になると月に4万円の給料アップが見込めるようです。
この職につける保育士はではどのくらいいるのでしょうか?
園長や主任はこの職には就けません。
ということでそれ以外の保育士が対象です。
そして条件を満たす保育士は…となると保育士全体の3分の1くらいなんだそうです。
意外と低いですよね。
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保育士の給料って現状はどうなっている?
保育士の給料が上がる!と言っても実感として上がらないと意味がないですよね。2017年から、実際に保育士の給料は2%上がっているようです。
2%というと月額で大体6000円程。
ないよりはあったほうがイイですが、6000円って…。
他の職業と同じくらいの給料になるには10万円近くアップしないといけないと言っている中での6000円は…ね?
正直、雀の涙にもなりません。
保育士の給料は国が補助しないので、やっぱり保育士は離職していきます。
ということで、各自治体が独自に補助をしているところがほとんどです。
準備金として10万円~20万円を補助して、市内の園で3年以上勤務したら返済しなくていい!などの政策ですね。
しかしこれによって表れたのが保育士給料の地域格差問題です。
今までは「都市部の方が保育士の給料も高い」のが普通でした。
しかし 自治体が独自にお金を出すことによって地方でも格差が生まれています。
具体的に言うと「うちの近所の保育園で働くより、電車で通う隣の県の保育園の方が給料がイイ」というケースが県境などでよく見られます。
そうなると保育士も給料の高い県の方に流れてしまい、財源を確保できない自治体の保育園はさらに保育士不足になるという図式です。
保育士の給料はこの先どうなっていく予定?
ではこの先、保育士の給料はどう改善されていくのでしょうか?実は上がっていく予定になっているんです!
保育士にとっては朗報ですよね!
2019年度から保育士や幼稚園教諭の処遇改善を施行します。
2019年度からというのがポイント。
つまり10月にある消費税の引き上げとともに消費が落ち込まないように「2億円制作パッケージ」というものがあります。
この一環として保育士の処遇改善があるのです。
ということで、2億円が丸ごと保育士や幼稚園教諭の給料に使われるのではないというのが実際です。
給料は上がるとは思いますが、また2%程度の可能性が高いです。
そうなるともう、政府では保育士の給料を改善する気はないんだなという感じになりますよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?保育士の給料は「上がる」と言われています。
そして実際に上がってはいます。
しかし、上がる金額はとてもわずか。
他の職業と同じくらいもらえるとは全く言えないという状況です。
他の職業と同じくらいの給料になることは残念ながらないのではないかとさえ思えます。
保育士は子どもを育てる大切な職業ですので、給料が改善されることが緊急の課題です。
政府も本腰を入れて待機児童対策とともに保育士の処遇改善に努めてほしいですよね!
役職手当ではなくベースアップをしないと保育士不足は止まらないと思います。
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