宗教系の保育園って!?どういう保育をしているの!?メリット・デメリットは!?

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宗教系の保育園と聞くとちょっとためらいますよね。

宗教というのがちょっとネックになるような気がします。

しかし、実は宗教系の保育園ってかなり多いのです。

今回はそんな宗教系の保育園の実態について紹介していきます。

私が勤めた宗教系の保育園でのお話もお伝えしていきたいと思います☆


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目次

宗教系の保育園って!?

一言で宗教系と言いましたが、どんなものがあるのでしょうか?

実は厚生労働省が定める「保育所設置に関わる主体制限」というものがありました。

以前は原則として

・市町村
・社会福祉法人

のみが保育園を設置(経営)できました。

しかし、この制限が撤廃されて
・株式会社
・NPO法人
・学校法人
・社団法人(財団法人)
・宗教法人
・個人

等が保育園を設置できるようになったのです。

しかし、ここで取り上げたいのはこの制限撤廃で参入した宗教法人の話ではありません。

元々ある社会福祉法人の経営する保育園が特色として打ち出している宗教のことをお話ししたいと思うのです。

宗教系の保育園は大きく分けて2種類あります。
・キリスト教系
・仏教系

ですね。

個人的には幼稚園が仏教系というケースが多いように思います。

他の宗教系の保育園は保護者がよほど探すか、信者でない限りはあまりお目にかかることはないでしょう。

宗教系の保育園ってどんな保育をしてるの!?

では宗教系の保育園ではどのような保育をしているのかも紹介します。

私が勤務したのはキリスト教系の保育園でした。

キリスト教系の保育園ならではの特色としては

・食事の前のお祈り
・讃美歌
・クリスマス会の劇(キリストが生まれた時の劇)が本格的
・もちつきやお月見等の和風の行事が少ない
・日曜礼拝(自由参加)
・バザー(自由参加)

という形でした。

もっとゆるかったり、逆にもっと本格的なところもあると思います。

また、保育士の中にも信者の先生がいました。

その先生は子どもを叱るときに「イエス様のお心に沿うようにお考えなさい」と言っているのが印象的でした。

もちろん、私のように無宗教の先生もたくさんいます。

子ども自身も無宗教だったり、ほかの宗教を信仰しているなんておうちの子もいました。

では仏教系の保育園についても見ていきましょう。

こちらも
・食事の前のお祈り
・花まつり
・本堂礼拝
・クリスマス会等キリスト教系の行事が少ない

という特色があるようです。

こちらは勤務したことがないのでわからないのですが、そんなに「仏教!」という感じもないようです。

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宗教系の保育園メリットは・デメリットは!?

宗教系の保育園に入る場合保護者が心配するのは「うちはクリスチャンじゃないから…」「うちは仏教徒じゃないから…」ということではないでしょうか?

でもそれは心配しなくて大丈夫です。

勤務していた感じからすると真剣に洗礼などを受けている人は学年に1人いればすごい方!くらいな感じです。

もちろん保護者も無宗教な人が大半です。

先生方はがっつり宗教!という方もいますね。

では宗教系の保育園に通うメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリットとしては
・輪を大事にするようになる(仏教)
・先祖を大事にするようになる(仏教)
・感謝の心が育つ(仏教&キリスト教)
・きちんと座って話を聞くことができる(仏教&キリスト教)
・相手を思う心が育つ(仏教&キリスト教)
・特殊な行事を楽しめる(仏教&キリスト教)
・音感がよくなる(キリスト教)

というものがあげられます。

これは宗教系の保育園じゃなくても身に着けることができるものではありますが、やっぱり宗教系の保育園はこれらを主体に保育をしているので、身につき方が違うという印象があります。

未就学児までが通うのが保育園なので、宗教と言ってもそんなにしっかりしたものではないようです。

宗教が大事にしている根幹の部分が伝えられたらいいねくらいのものです。

しかし、小さいうちからそのような思想に触れることは子どもの心の奥に安心を与えることにもつながるのかもしれません。

ではデメリットは何かあるのでしょうか?
これについても見ていきたいですね。

宗教系の保育園に通うデメリットは特に見当たりませんでした。

しかし、キリスト教系の保育園に勤めていたときにびっくりしたエピソードがあります。

転んでしまったA児に対してB児が「イエス様の御心だよ!」と言ったのです。

いや、そこは「大丈夫?」でしょうよ!と思いました。

このように子どもはとても素直なので、先生の言うことを丸ごと自分の意見として受け入れてしまうということがありました。

でも、このケースでは保育者が「そういう時は、大丈夫?って言ってあげるといいんだよ」と教えれば済むことです。

デメリットである!というほどでもないかなと個人的には思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

宗教と聞くだけでなんだか怖くて得体の知れないイメージがあると思います。

しかし、実態は子どもに感謝や思いやりの心を育てるとてもいい保育をしている園がほとんどです。

宗教というだけで却下するのではなく、一度見学に行くなどしてみるともっと実態が分かっていいですよ☆

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