介護施設の1日の流れってどうなってるの!?大変な仕事だって聞くけど

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介護施設の1日の流れはどんな感じなんだろう?

介護施設で働きたいけど1日の流れが分からない・・・。

初めて介護施設で働こうとしている方、もしくは介護施設で働きたいと思っている方だと1日の流れがどんなものか気になっていると思います。

特に介護士は大変だと言われたりした方だとそんなに大変で忙しいのかなと心配になっているでしょう。

そこで介護施設で働こうとしている方に介護施設の1日の流れをご紹介いたします。


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目次

介護施設の1日の流れって!?

介護施設での仕事は食事介助や着脱介助、入浴介助にオムツ交換、トイレ誘導など挙げればきりがありません。

しかし、介護施設といってもそれぞれの施設により業務内容が異なったり、施設の特徴が違ったりするため、利用者様全員に介助をしなければいけないということではありません。

そこで老健での大体の1日の流れや介助についてご紹介いたします。

まず老健とは介護老人保健施設の略称になります。

介護老人保健施設はリハビリをしながら入所して、自宅復帰を目指す施設になります。

しかし、実際は寝たきり状態で自宅に復帰できない利用者様もいらっしゃるのが現状です。

そのため、寝たきりの利用者様の場合は介助を全て介護士が行わなければなりません。

もちろん自宅復帰を目指す施設になるので元気な方もいらっしゃいます。

できるところは自分でしてもらい、できないところを介助するのが介護士の役割です。

例えば片麻痺がある車椅子の利用者様だと、ベッドから車椅子への移乗介助や着脱介助などを行います。

移乗介助だと自分で立てる方もいらっしゃるため、その場合は支えるなど介助しすぎないことも大切です。

では大まかに一日の流れをご説明します。

8時・・・食事介助

9時・・・オムツ交換

9時30分・・・申し送り、口腔ケア

10時・・・寝たきりの利用者様の入浴介助

11時30分・・・利用者様を食堂へ誘導

12時・・・食事介助

休憩

13時30分・・・申し送り、オムツ交換

14時・・・入浴介助

16時30分・・・利用者様を食堂へ誘導、食事介助、部屋へ誘導

17時30分・・・終了

私が働いていた老健ではこのような流れになっていました。

この流れはあくまで日勤での場合です。

遅出や早出、夜勤となるとまた違ってきますし、その日に割り当てられている役割が違うとこれらの流れとは別に違う流れを行うこともあります。

さらにこの1日のスケジュールの中で空いた時間を見つけたら、シーツ交換や部屋の掃除、ワックスがけなども行わなければならないのです。

介護士の人数に対し利用者様が多い

介護施設は日勤だけでなく早出、遅出、夜勤があります。

勤務が不規則なこともあり、介護士は人数が少ないのです。

それだけでなく、介護は汚い、きつい、危険と言われ、これらの3つを合わせて3Kと呼ばれています。

このこともあり介護士として働くのは精神的にもきついし、腰を痛める危険もあるため、なかなか介護士が増えません。

利用者様の人数が多いのに対し、介護士が少ないですが、一人一人に身体介助を行うときは時間を使います。

身体介助では移乗の際に表皮剥離や抱え損ねるという危険もあるため、慎重に行うため、時間がかかるのです。

慣れれば大丈夫!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自分より体の大きい利用者様や身長が高い利用者様を移乗するのは慣れの問題ではありません。

下手をすると事故に繋がる可能性があるため、危ないと感じた時は一人で介助せず、他の介護士に声をかけて二人で移乗する場合もあります。

しかし、このような業務の流れになっていると利用者様の人数が多いこともあり、どうしても効率的に行わなけばなりません。

できるだけ一人一人の利用者様とコミュニケーションを取りながら、介助を行おうと思っても、次の業務の時間までがとても短く一人一人の利用者様へのケアがうまくできない場合もあります。

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業務の間にカンファレンスやフロアミーティングもある

この業務の間でカンファレンスやフロアミーティングを行います。

カンファレンスではリハビリ専門の方や栄養士、看護師、ケアマネージャー、担当の介護士などそれぞれの専門職の方と担当の利用者様の現状やこれからについて話し合います。

他の専門職と情報を共有することによりチームケアをよりよくすることができるのです。

フロアミーティングでは業務についてだったり、利用者様からの要望などについて話し合います。

内容については他にも色々ありますが、ここでは利用者様からの要望についてご紹介させていただきます。

実際は要望だけでなく、クレームの対応などもあります。

同室の利用者様がうるさくて眠れない、部屋が暑すぎる、寒すぎる、などがあり、対応策として、部屋を移動するか、利用者様を詰所にて見守るかなどフロアの職員で対応策を考えます。

まとめ

介護施設はすることが多く、とても忙しいのが現状です。

しかし、それでも介護士として続けるにはそれぞれ理由があります。

介護士を続けている一番の共通の理由は利用者様からの「ありがとう」という言葉だと思います。

私は利用者様からの「ありがとう」という言葉で介護士を続けることができました。

また、利用者様とのコミュニケーションはとても素晴らしいものです。

今では経験することがないことを経験されていたり、想像がつかない話など色々と聞かせていただきました。

利用者様の今までの人生などを聞くことで、こんな考え方もあると考えることが多いです。

介護士を続けるのは大変なことも多いですが、利用者様からいただいた一言一言を大切にして、こんな言葉をいただいた、嬉しかったという思いを忘れずにいることが、介護士を続けられる秘訣かもしれません。

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