どちらも子どもがいる施設で子どもの保育をするというイメージですよね。
保育士のことを幼稚園の先生と呼んでいる世代の人も少なくないのではないかと思います。
今回はそんな保育士と幼稚園教諭の違いを徹底比較してみたいと思います。
仕事内容や給料など、違いを知ると「全然ちがうじゃん!」と愕然とすること間違いなしですよ☆
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目次
保育士って?
では保育士とは何なのかを見ていきましょう。保育士は保育所や児童福祉施設で子どもの保育を行います。
資格は「国家資格」となります。
保育士の資格を持っている人がオプションとして幼稚園教諭の免許を取るということも結構あります。
ちなみに保育士は国家資格と言いましたね。
なので名称独占資格というものの一つになっています。
つまり、保育士の国家資格を持っていないのに保育士を名乗ることは法律違反になるのです。
保育士を管轄しているのは厚生労働省。
今、待機児童などでよく問題になっているのが保育士不足と言ったらわかりやすいでしょうか?
保育士は保育に欠ける子どもを保育するのが仕事です。
0歳児(生後60日~)18歳未満までの子どもを保育することができます。
なので、保育士資格を取得するためには乳児保育や栄養学なども勉強する必要があります。
勤務時間は原則一日当たり8時間~11時間。
保育士が行うのは福祉なのです。
幼稚園教諭って?
では、幼稚園教諭とは何なのでしょうか?幼稚園教諭は文部科学省が管轄する幼稚園の教員です。
持ってる資格は幼稚園教諭ですね。
「教員免許」ということになります。
幼稚園教諭の免許は3種類あります。
修士の学位を持っている専修免許状。
学資の学位を持っている一種免許状。
短大や専門学校を卒業した二種免許状です。
このうち、園長などの管理職につけるのは一種免許状より上のひとだけと決まっています。
では、幼稚園教諭の仕事内容も見ていきましょう。
幼稚園教諭は一日4時間を基本として子どもを教育します。
また「教育施設(学校)」という位置づけなので長期休みもあります。
幼稚園教諭が幼稚園で行うのは保育ではなくて教育。
なので幼稚園ではお勉強があることが多いのです。
ちなみに幼稚園教諭は1日4時間しか仕事をしないということではありませんよ。
後の4時間は準備物や環境整備、延長保育、バスの添乗などを行っています。
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保育士と幼稚園教諭の給料は違うの?
では給料の面での違いはあるのでしょうか?この点も見ていきましょう。
まずは幼稚園から。
公立の園か私立の園かによっても違います。
公立の幼稚園の場合は地方公務員としての給料体系&待遇となります。
私立園の場合は園によるという感じです。
基本的には公立園の方が待遇がイイ傾向がありますね。
私立は「地方公務員の体系を考慮する」みたいな感じになっているところがほとんどかと(汗)
では、保育園を見ていきましょう。
保育園も公立の場合は地方公務員という扱いになります。
私立の場合はやっぱり「地方公務員の体系を考慮して…」という感じになっています。
公立の方が待遇がいい場合が多いですね。
たまに私立保育園ですごくお給料がいいところもあります。
まとめ
保育士と幼稚園教諭、全然違うということがわかったと思います。特に給与体系等は幼稚園、保育園どちらでも低めではあります。
なので、みんなすぐにやめていってしまうんですね(汗)
私はできたら幼稚園教諭として働くにも、保育士として働くにも公立をお勧めします。
残業やボランティアなどの搾取が少ないからです。
最近では両方のいいところを併せ持った認定こども園もできています。
これから保育士と幼稚園教諭の違いはどんどん薄くなっていきそうですね!
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