これを書くのが苦手という先生もたくさんいます。
しかし、ちょっと考えてみて!
連絡帳は子どもとその保護者にとって日記のようなもの。
絶対に宝物になります。
今回はそんな連絡帳の書き方や例文などを盛り込んで紹介していきます!
毎日書いていると書くネタがもうない!なんてこともありますよね!
そんなときのお助けになれば幸いです♪
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目次
保育士が書く連絡帳の意味や構成って!?
では、連絡帳の意味からまず見ていきましょう。連絡帳は「一日の大半を保育園で過ごす子どもの様子を保護者に伝えたり、家庭での様子を知らせ合うノート」と日本保育協会のねらいに書いてあります。
家の様子を知ることで園での行動の意味が分かったりすることも少なくありませんよね。
子どものためにより良い保育をするために連絡帳は重要なものと考えられます。
では連絡帳の構成も見てみましょう。
保育園によって構成はまちまちですが大抵ある項目は
・おやつや給食の喫食状況
・お昼寝の時間
・園での体調
・排便の時間とその状態
・遊びの様子
等を保育士が書くようになっていますね。
おうちの方からは
・夕食の喫食状況とメニュー
・就寝時間
・起床時間
・おうちでの様子
を書くことが多いようです。
保育士が連絡帳を書く上で押さえておく基本は!?
では連絡帳を書く上で押さえておいてほしい基本を紹介します。①5W1Hを意識して書く 面倒くさいですよね(笑)
でもこれをしっかり書かないとその現場を見ていない保護者には状況が伝わりません。
いつ、だれが、どこで、何を、なぜ、どうやったのか。
これを羅列するだけでもわかりやすい文章になります。
例えば「午前のお遊びの時間に○○君と○○ちゃんが砂場でお山を協力して作っていました。一番大きいお山を作りたいんだ~!と言っていました。」という感じですね。
後は保育士から見た感想(道具の貸し借りもして成長を感じます等)も入れたら素敵な連絡帳の出来上がりです。
②ポジティブにとらえて書く 子どものどんな様子でもポジティブに書きましょう。
というか、ネガティブな情報は口頭で伝えたほうがしっかり伝わります。
文章にすると後々残って読み返したりできるので、ネガティブ情報には向かないかも…。
③一つのエピソードを書く よくやりがちなのが「今日はまず○○して、そのあと△△しました!それから…」など時系列に書いてしまうというもの。
これでは連絡帳ではなく日誌です。
なので、その日その子が一番輝いたシーンを文章で切り取るというようなイメージで書いて下さい。
④保護者からの質問には共感し同じ目線で たまに保護者から「○○なんです、どうしたらいいでしょうか」みたいな質問が連絡帳に書かれていることもあります。
長くなりそうなら「質問、ありがとうございます!本日の帰りに口頭でお伝えしますね。」と書いておき、後はお迎えの時に口頭で…というパターンもありです。
お迎えの時に時間がなさそうなら後日時間を取るのもイイでしょう。
連絡帳内で済みそうな内容(園では給食を食べてるのにおうちだと食べない~等)の場合もあります。
その場合は「せっかく作ったお夕食をたべてくれないとママもがっかりしてしまいますよね」と共感してください。
そして上から目線ではなく同じ目線で一緒に解決に向けて探ろう!という姿勢で書くのが望ましいです。
「園では出汁をしっかりとっていますし、周りの友達につられて楽しく食べているんです。おうちでは楽しい食事時間になっていますか?」などと書かれたら保護者はイラッとしますよね。
なので、「○○君はお友達とおしゃべりしながら楽しそうに食べていますよ!おうちだとママにお話ししたいことがたくさんで食べられなくなっちゃうのかな。もしあまり夕食を食べられないようでしたらおやつを少し軽めにするなどの対策が取れます。そのときにまたお声掛けくださいね」のようにかくといいでしょう。
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保育士が困ったときの連絡帳例文!
どうしても書くことがない!ということは結構あります(笑)そんな時はどうするか!
例文から考えてみましょう。
・0歳児さん☆できるようになった!☆ 赤ちゃんなので書くことのネタが尽きやすい0歳児(笑)
できるようになったことを細かく拾い上げて書いていくのがベストです。
「友達が遊ぶのを見ていた」→「お友達が遊んでいる様子を興味深そうに見て楽しんでいましたよ」
「伝い歩きをしそうでしない」→「一歩出してみようかな?と迷っているようです。保育士と目が合うとにこ~っとしていました」など、様子がポジティブに伝わるように書きます。
・1歳児☆心の動き☆ 1歳児さんになると心の動きが行動に出やすいです。
なのでそれを文章にしてあげるといいでしょう。
「みんなと音楽に合わせて踊った」→「お友達とダンスをしました。おててをたくさんたたいてニッコニコでしたよ」
「友達のオモチャがほしくて泣いた」→「お友達のオモチャがうらやましくなって貸してほしかった○○ちゃん。思いがうまく伝えられなくて涙が出てしまいました」など、心の動きを中心にその要因まで書くといいですね。
・2歳児☆友達とのかかわり☆ だんだんと友達とコミュニケーションを取るようになってきます。
また言葉もかなりしっかりしてきます。
なのでそのあたりを切り取るとイイ連絡帳になります。
「砂遊びをしている友達に仲間に入れてもらう」→「保育者と一緒に”入れて”と声をかけてお砂場遊びの仲間に入れてもらい嬉しそうでした」
「泣いている友達を慰めた」→「泣いていた○○ちゃんに”大丈夫?大丈夫?”と寄り添っていました」等という感じです。
具体的に子どもが言ったセリフを入れると連絡帳の内容に躍動感が出ますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?連絡帳を書く上で一番大事なのは、今日の園での子どもの様子を保育士が肯定して見ていることだと思います。
子どもの素敵な様子を切り取って保護者にお伝えできるように。
連絡帳を書くのは大変だと思いますが頑張りましょう☆
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