保育士の給料ってなぜ安い!?そこにはいくつかの要因があった!

保育士 給料,保育士 給料 安い,保育士 給料 安い 要因 お仕事
保育士の給料が安いという話はよく聞きますよね。

最近では待機児童が多いのは保育士が少ないからだ!

保育士が少ないのは給料が安いからだ!

みたいなことでよく取り上げられていると思います。

今回はどうして保育士の給料がそんなに安いのかを探ってみました。


スポンサーリンク

目次

保育士の給料は実際どのくらい?

私は実際に保育士として勤務をしていました。

つまり毎月給料をもらっていました。

そのとき思っていたのは「そんなに給料安いのかな?」と言う感じ。

給料が安いという実感はなかったんです。

確かに残業代はあんまりでない。

持ち帰りの仕事はある。

でも、交通費は出ていたし資格手当もついていたのでそこまで安いという感じがしませんでした。

では、保育士さんの給料がどのくらいなのか調べてみましょう。

私立保育園だと月額の平均は22万円程。

ボーナスは60万円が平均です。

年収にすると320万くらいですね。

ちなみに私立保育園は離職率が高いので平均年齢が36歳。

36歳で年収320万円か~。

客観的に見ると低いのかもですね(汗)

しかし、公立保育園はちょっと違います。

公立なので公務員の扱いなのです。

なので昇給率が高い!

そして昇給率もいいし産休や育休もしっかりとれるので離職率が低い!

そして離職率が低いということは平均年齢も高い!

ということで、給料の平均は私立保育園の2倍くらいになるのだとか!

いいな~!

保育士の給料は安いのはなぜ!?

では、保育士の給料が安い理由って何かあるんでしょうか?

私が思うに保育士の給料が低いのは「昇給しないからじゃない?」という一言に尽きるんだと思います。

また、結婚や妊娠で保育士をやめる人が多いですよね。

なので、平均年齢が下がってその影響で平均年収も低くなるのでは?

もしも、保育士資格を取得してからの年数で給料を決定していれば、そしてしっかり毎年昇給するようにしていけば「保育士=給料安い」みたいな感じにはならないのではないかと。

他の理由も調べてみました。

理由①「育児は母親がするものだから」 お金を払ってまで育児を他人に任せるなんて!みたいな風潮が日本にはあります。

そのせいで、保育士を軽視するようになったといえます。

軽視されている保育士に高い給料を払う必要はありませんよね?ということのようです。

実際にホリエモンがネットで「保育士の仕事は誰にでもできることだから」と発言していましたね。

軽視とは違うのかもしれませんが、ホリエモンが言いたかったのは「やらなくていい仕事までしている(効率的ではない)のに職場環境を変えようとしない」ということだそうです。

…ちょっとわかる気がする(笑)

職員会議と称して自分のクラスがいかに大変かをみんなに聞かせる会とか。

いや、本当にありましたから(笑)

残業として10時くらいまで残って職員会議をするのですが、もちろん「子どものために話し合うんだから残業代は出ないわよ?」と園長に優しさの搾取をされました(汗)

理由②社会福祉法人だけが保育園を運営できたから 最近までは社会福祉法人だけが保育園を運営できたんです。

しかし最近では企業でも保育園を開所できます。

企業では利益を出すために「人件費を削減」します。

子どもと遊んでいるだけの職業と軽視されている保育士が人件費削減の対象になるのは当然ですよね。

友人の保育士も、企業の夜間保育を人件費削減のために一人でやれと言われて、その保育園を辞めたといっていました。

一人で全責任を負わないといけないのに給料は今まで通りの意味がわかんない!と言っていました(笑)

確かに!

スポンサーリンク

これからの保育士の給料はどうなっていく?

保育士の給料、これからは上がっていくということになっていますね。

国の目標では4年で7%。

月額で2万円ちょいアップ。

また地方自治体での支給もあります。

潜在保育士の場合は就職するときに○十万円支給(そのあと○年働いたら返さなくていい)とかありますよね。

そういうのがどんどん増えていくと思います。

実際に県境の地域などでは待遇のいいA県に待遇の悪いB県の保育士がどんどん流れてしまい、B県は待機児童満載なのにA県は待機児童0を達成!なんて話も。

待機児童がいないというのは住民にとってメリットでもあるので、引っ越しの決め手にもなります。

となると地方自治体としては住民税の増税が期待できますね。

こんな感じでどんどん独自の保育士への支給制度ができていくのではないかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

保育士は大事な仕事で国家資格でもある!

というのは大前提ですが、やっぱり多くの男性や年配の人から見たら「子どもとあそぶだけのしごと」としか思えないのだと思います。

保育士の専門性や特殊性をもっとアピールすることで「誰にでもできる仕事ではない」と知ってもらう。

それこそが保育士の給料アップにつながるのではないかと思います。

また、保育士の給料がアップすればたくさんの人が保育の仕事を目指すようになります。

すると、特別なスキルを持っていないと保育の業界にいられなくなるということもあるでしょう。

現在保育士のみなさんも、保育士を目指しているみなさんも、復職を考えているみなさんも。

自分のスキルを磨いておく、強みを持っておくのが今後のために大いに役立つと思いますよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました