日本でも、このスーパーフードがブームとなり、スーパーでも手軽に手に入るものも増えてきました。
でも、一般的に紹介されているスーパーフードって、聞きなれない食品や名前が多く、どんなふうに食事に取り入れればいいかわからないと悩む人も多いはず。
そんなときは、日本のスーパーフードに注目してみましょう。
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目次
スーパーフードとは
スーパーフードには、定義と基準が定められています。スーパーフードの定義としては、一般的な食品よりも栄養価が高い食品であること!
あるいは、食品内にある一部の栄養や健康成分が、突出して多く含まれていること!
そして、食品とサプリメントの中間にあるような存在で、料理の食材や健康食品としての要素をあわせ持つもの。
とされています。
ここから考えてみると、スーパーフードというのは、健康や美容に高い効果が期待出来て、しかも普段の食生活に積極的に取り入れることが出来る食品ということになります。
日本のスーパーフードといえば
日本ではごく当たり前に食事の中に取り入れられている伝統的な食文化といえば、和食があります。和食は、日本人にとって身近な存在なのであまり意識することもありませんが、和食の文化を持たない外国人から見れば、日本のスーパーフードは非常に珍しい存在でもあります。
そんな世界からも注目される日本のスーパーフードには、次のようなものがあります。
●味噌 味噌は発酵食品ですが、その発酵の過程によって、ビタミンやミネラルが生成されるという特徴があります。
そのほかにも、味噌には、次のような栄養素が含まれています。
■味噌に含まれる栄養素
・タンパク質
・イソフラボン
・ビタミン(B1・B2・B6・B12・E・K・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン)
・無機質(ナトリウム・カルシウム・カリウム・マグネシウム・リン・銅・鉄・亜鉛・ヨウ素・セレン・クロム・モリデブン)
・食物繊維など
●海苔 海苔は、低カロリーなうえに栄養価が高いのが特徴です。
■低カロリー
海苔は、1枚当たり、たったの5kcalです。
これは、焼きのり、味付け海苔とも変わりません。
■1枚で1日分のヨウ素がとれる
ヨウ素とは、体の中の代謝を促す作用がある栄養素です。
海苔は、たった1枚で、1日に必要とされるヨウ素を補うことが出来ます。
●納豆 納豆は、大豆に納豆菌を着け、発酵させた発酵食品です。
そのため、発酵することによっても生成される栄養素を数多く含んでいます。
■納豆に含まれる栄養素
・タンパク質
・カルシウム
・ビタミンB
・葉酸
・食物繊維
■骨粗しょう症予防に注目される納豆
納豆は、その高い栄養価から、骨粗しょう症の予防としての効果が期待できるといわれています。
1日1パック(50g)が、1日当たりの納豆摂取量の目安といわれています。
●昆布 昆布には、3つの体にうれしい作用があります。
■脂肪燃焼を促す効果
昆布に含まれている「フユキサンチン」には、脂肪の燃焼を促す作用があります。
■水溶性食物繊維が豊富
昆布には、水溶性食物繊維である「アルギン酸」と「フコイダン」が多く含まれています。
■ミネラルが豊富
体の水分バランスを整えるためにはミネラルが必要なのですが、基本的に、ミネラルは体に吸収されにくい性質があります。
その点、昆布のミネラル成分は、体に吸収されやすい性質があります。
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日本のスーパーフードをうまく取り入れるコツ
世界無形文化遺産に登録された和食ですが、その和食では「マゴワヤサシイ」食材を使った料理が特徴にあります。実は、「マゴワヤサシイ」食材こそ、日本のスーパーフードをうまく取り入れるコツなのです。
●「マゴワヤサシイ」食材は、健康と美容に効果が高い 「マゴワヤサシイ」は、日本の食文化の中でなじみの深く、しかも健康に良い食材の頭文字をとってつけられたものです。
そのため、日々の食生活の中で積極的に取り入れることによって、健康増進や美容、病気の予防などにも高い効果が期待できるといわれています。
●「マゴワヤサシイ」食材とは マゴワヤサシイ食材をまとめると、次のようになります。
■マ
豆類や大豆加工品。【代表的な食材】納豆、豆腐、味噌
■ゴ
種実類。【代表的な食材】ゴマ、ナッツ
■ワ
海藻類。【代表的な食材】わかめ、昆布
■ヤ
野菜、または果物
■サ
魚。【代表的な食材】小魚、青魚、魚介類
■シ
キノコ類。【代表的な食材】しいたけ
■イ
芋類。
●簡単で上手に日本のスーパーフードをうまく取り入れるポイント 「マゴワヤサシイ」食材を見てもわかる通り、日本のスーパーフードをうまく取り入れるには、食事を和食中心に切り替えるということにあります。
たとえば、次のようなメニューを1食のメニューに取り入れるだけでも、簡単に日本のスーパーフードをとることが出来るようになります。
■旬の野菜と豆腐の味噌汁
旬の野菜と豆腐の味噌汁だと、「マゴワヤサシイ」食材のうち、「マ」「ヤ」の2つをとることが出来ます。
さらに、昆布を使って出汁をとれば、「ワ」も加わりますから、全部で3つを一度に摂ることが出来るようになります。
■ほうれん草の胡麻和え
「ヤ」のほうれん草に、ゴマと味噌を加えて和えれば、この1品で、「マ」「ゴ」「ヤ」の3つをとることが出来ます。
まとめ
日本のスーパーフードは、日本人になじみの深い和食に多く使われている食材ばかりです。ですから、身近に手に入る日本のスーパーフードを使った和食中心の食事に切り替えれば、無理なくスーパーフードをとることが出来るのです。
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