マンションの暑さ対策のポイントは!?最上階だととっても暑いんだけど!

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「見晴らしの良いマンションの最上階なら、さぞかしステキな毎日が過ごせるはず」と思って選んだマンションだったはずなのに、その選択がまさか夏の暑さに悩まされる原因となるとは思ってもみなかったという人も多いのでは?

残念ながらあなたのその悩みはただの思い過ごしではなく、マンションの最上階に住んでしまった為に起こる必然的な悩みなのです。

でもその悩みにも、効果的な対策方法があります。

最上階だからこそできる暑さ対策を知るのと知らないのでは、快適な夏の暮らし方に大きな違いが出ます。

今回はマンション暑さ対策の中でも最も悩みが多い「最上階の暑さ対策」について紹介します。


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目次

マンションの暑さ対策は「暑さの原因」を知ることから

マンションには「賃貸マンション」と「分譲マンション」があります。

賃貸マンションの場合には様々な制約がありますが、どうしても物件に不満がある場合は、最終的に引っ越すことで解決することが出来ます。

でも分譲マンションの場合は、そうもいきません。

大切な財産でもありますし、多くの人の場合は長期の住宅ローンを抱えながらの購入でもあるでしょうから、少しでも改善できることがあれば一刻も早く手を打っておきたいところです。

でもマンションの暑さ対策を始めるのに大切なことは、「何が暑さの原因となっているのか」を徹底的に調べることにあります。

●風の通り道がないことが熱さの原因かも? ひと昔前であれば、「入り口のドアを開けて空気の通り道を作ることで室温を下げる」という方法もありました。

確かにこの方法はシンプルかつお金のかからない方法なのですが、効果としてはかなり高いことも事実です。

でも最近は防犯上の理由から、在宅中でも常に入り口のドアを施錠して置く人の方が圧倒的に多いはずです。

そうなると問題になるのが、室内に風の通り道がない事になります。

いくらベランダが広かったとしても、ベランダから室内に入り込んだ風が外に抜けていく場所がなければ、室内の空気は動きません。

ですから室内の温度が上がったとしてもその空気が外に出ていくことはなく、結果として室温が上がる原因になります。

●ベランダの照り返しが室温を上げる原因かも? 分譲マンションの最上階であれば、広いベランダが設置されている物件がほとんどなはずです。

もちろん「マンションでも家庭菜園やガーデニングがしたい」という理由から、あえて最上階の物件を選んだ人もいるはずです。

でもそんな思いで選んだはずのベランダが、もしかしたら部屋の温度を上げる原因となっているかもしれません。

ベランダが理由で室温が上がる一番の原因は、ベランダの窓から入ってくる直射日光です。

でも直射日光の対策としては、多くの人がサンシェードやすだれなどでしっかりと対策しているはずです。

それなのにベランダ側が暑いという場合は、ベランダの照り返しの熱が室温を上げる原因となっている可能性があります。

実は照り返し対策は意外と簡単にできます。

例えば防腐塗料を塗ったすのこを敷いてもいですし、人工芝をベランダの床一面に敷いておくのも効果があります。

とにかくマンションのベランダの暑さ対策は、直射日光熱による熱だけでなく反射熱にも注意が必要なのです。

マンションの最上階はなぜ暑い?

同じマンションの中でも、最上階は特に暑さ対策が必要になります。

ではなぜマンションの最上階が他のフロアよりも暑いのでしょう?

その理由を2つ挙げてみましょう。

●マンションの屋根に使用されているコンクリートが原因 マンションの屋根にはコンクリートが使用されています。

マンションのような集合住宅の場合、建物の強度を高めるためにどうしても鉄筋コンクリートを使います。

ところがこのコンクリートは、太陽の熱をため込みやすい性質を持っています。

しかも一度蓄熱するとその熱がなかなか下がらないため、鉄筋コンクリート製の建物は木造建築と比べて室温が上がりやすい傾向にあります。

ただし直射日光を受ける屋根が家の天井となっているのは、マンションの中でも最上階の部屋に限られます。

そのため高層フロアに住んでいたとしても、最上階とその一つ下のフロアでは室温が平均2℃も違うと言われているんです。

●窓を開けないことで風通しが悪くなっているのが原因 マンションの最上階は周囲に風を遮る建物がないため、窓を開けて風通しを良くすれば自然の風だけでも十分涼しく過ごすことが出来ます。

ところがあまりにも風通しが良すぎるため、あえて窓を閉めたままにしてしまうことってありませんか?

これではいくら風通しが良い環境があったとしても、風が部屋の中を通り抜けませんから温まった空気は室内にとどまったままになります。

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マンション最上階の暑さ対策とは?

マンションの最上階ほど暑さ対策が必要だということが分かったら、さっそく暑さ対策に取り掛かりましょう。

今回は今すぐできる暑さ対策から順に紹介していきます。

●打ち水をする 昔から夏の暑さ対策として日本では有名なのが「打ち水」です。エコ対策として自治体全体で取り組む地域もあるほど効果が期待できる暑さ対策なので、「とにかくまずは手始めに何か始めよう」という場合におすすめです。

打ち水で効果的な暑さ対策にするには、打ち水をする時間帯に注意する必要があります。

最も効果があるのは、地表の温度が上がっていない朝です。

次に効果があるのが、陽が傾いてきた夕方ごろです。

日中に温度が上がるスピードを少しでも食い止めたい場合は朝、自然の風で夜快適に眠りたい時は夕方に行うのがおすすめです。

●断熱効果のあるカーテンに交換する マンション最上階の場合は、とにかく窓から入ってくる直射日光が室温を上げる原因になります。

ですからまずはその原因となる日光を遮るためにはカーテンが必需品です。

遮光カーテンも効果はあるのですが、マンション最上階の場合は遮光カーテンよりも断熱効果のあるカーテンの方がおすすめです。

●グリーンカーテンをつくる 最上階でベランダが広いのであれば、西日が当たる場所の窓にグリーンカーテンを作ってしまいましょう。

夏に収穫の時期を迎えるゴーヤやへちまなどは、ガーデニング初心者でも比較的簡単に育てることが出来るのでおすすめです。

●ロールスクリーン型のオーニングを設置してみる すだれを使って日よけにするのも良いのですが、せっかく見晴らしの良い最上階の部屋に住んでいるのですから、必要に応じて対応を変えることが出来るロールスクリーン型のオーニングを設置してみるのはいかが?

中でも外付けロールスクリーンなら、不要な時に簡単にしまうことが出来るうえにスッキリと収納することが出来るのがおすすめです。



まとめ

マンションの暑さ対策は、暑さの原因がどこにあるのかを知ることが一番のポイントです。

部屋の温度を上げる最大の原因さえわかれば、暑さ対策が大変といわれるマンションの最上階だって快適に過ごすことが出来ますよ。

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