沖縄移住者に待ち受ける現実!?私が経験した沖縄移住生活とは!?

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家庭の都合で20代前半に関東から沖縄へ移住してきた私。

社員旅行として一度は訪れたことがあった沖縄ですが、特別に沖縄のどこかに惹かれたというわけではなく、いわゆる家族の転勤による移住でした。

当時地元の友人たちから「沖縄に住めるなんて羨ましい!」とか「今度招待してね?」などといわれて沖縄へ送り出してもらったこともあり、移住する前の私は「沖縄に移住といっても所詮いつもの引っ越しよね?」と思っていました。

何しろ転勤族の父を持つ私は小さい頃から幾度となく引っ越しを繰り返してきたため、引っ越しに対する免疫力が高かった!

でもいざ沖縄に移住してみると、初めて沖縄移住の厳しい現実が見えてきました。

今回は20年前に私が実際に経験した「沖縄移住者に待ち受ける現実」についてお話してみます。


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目次

沖縄の地名が読めないうちはどこにも出かけられない

移住後最初の家は、那覇市内にあるメインストリート・国際通りのすぐ近くのマンションでした。

幹線道路に面しており比較的交通量は多いものの、一歩マンションの裏手に入ると昔ながらの家屋が密集した路地裏地帯。

今は那覇市内のこうした場所にも様々な観光施設や案内看板があり、初めての人でも地図さえ見ればある程度1人で歩き回ることが出来ます。

でも私が移住したと当時は、まだまだいろいろな点が開発途中な状態。

さらにガレッジセールやスリムクラブなど沖縄を代表するお笑い芸人たちもまだまだメジャーではなかった時代ですから、テレビや雑誌に沖縄のことを取り上げられる回数も今とは比べ物にならないほど少なかったわけです。

つまり「沖縄のことが全くわからないまま沖縄に移住してしまった状態」でした。

●地名が読めないために出かけられない日々 沖縄移住前は都内に住んでいたため、車を持っていなかった私。

当時勤めていた職場も普通自動車免許を必要としなかったため、持っていたのは趣味で取得した中型二輪免許のみ。

つまり、沖縄で必ず必要な車を運転することが出来ない状態で移住してしまっていたのです。

そのため当然ながら移動は全て徒歩。

「ゆいレールがあるでしょ?」と思いました?

残念ながらゆいレールは私が移住してしばらくしてから開通したものなので、当時はありません。

となると移動するために必要なのは、路線バスまたはタクシー。

ところが沖縄の地名は独特で、漢字を見ても読めないものばかりです。

例えば私が住んでいたのは「安里(あさと)」といいますが、これも難読な沖縄地名の代表例。

「あんざと」なのか「やすざと」なのか、それとも違う呼び方があるのかと悩む日々。

さらに残念なことに当時のマンションは管理会社による警備は行われていたものの、管理人が常駐するタイプではなく相談したくても周りに相談することもできない。

勇気を出して街を歩く人に聞いてみようとしても、沖縄の地元人は基本車を使っているため人と遭遇もできない…。

結局迷子になった時のことが怖くて、移住後1カ月近くはほとんど一日中家の中に閉じこもっていました。

スーパーに行ってもみたことのない食材ばかりが並んでいる

最近では安く沖縄のお土産を購入する裏技として地元のスーパーを訪れる観光客も増えたことや、沖縄の移住に関する注目の高さからテレビなどのメディアでもたびたび沖縄が取材されたこともあって、移住直後の私よりも初めて観光で沖縄を訪れる人の方が沖縄のスーパー事情のことを良く知っているようです。

でも移住直後の私にとっては全てが未知の世界。その代表的なものが沖縄のスーパーです。

●精肉コーナーに並ぶ不思議な名前の肉たち 沖縄移住,沖縄移住 現実,沖縄移住 経験,沖縄移住 生活 豚肉文化が根付いている沖縄では、本州とは異なる豚肉のカット方法が存在します。

これは昔から豚は全て余すところなく食してきた沖縄独自の食文化と関係があります。

そしてその部位は沖縄の方言名で表示されているのが一般的です。

ちなみにあなたは「グーヤーヌジー」「ソーキ」クビジリ」「チマグ」「三枚肉」「ウチナガニ―」のうち、何個和名で豚肉の部位を言うことが出来ますか?

もしもこのすべてを言い当てることが出来るというのなら、あなたは生粋の沖縄人といってもよいはずです。

なにしろ20年近く沖縄に住んでいる今でも、突然名前だけ言われたら答えられない部位もあります。

つまり移住直後の私の買い物は、一から十までこうしたことの繰り返し。

しかも見た目ではこれがどんな食材なのか、どんな味がするのか、どんな調理法があるのかわからないものもたくさんありました。

沖縄移住生活を地元に住む沖縄の人と同じ目線で初めからスタートさせようというのは、私の体験談から分かる通り相当無謀なことです。

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沖縄の求人の面接では「普通免許を持っていない」は採用されない

沖縄移住,沖縄移住 現実,沖縄移住 経験,沖縄移住 生活 沖縄での仕事探しで一番困ったのが、どの面接先でも聞かれる「普通免許は持っていますか?」の質問。

これまで通勤や営業先への訪問でも、電車またはバスを利用するのが当たり前の環境で仕事をしてきた私。

まさか面接の段階で普通免許を持っていないことがこれほどまでに苦労するとは思ってもいませんでした。

ある企業の面接官からは、「沖縄で本気で仕事をしたいと思うなら、面接に来るより先に車の免許を取った方がいいよ」といわれることも…。

たまたま移住前に特殊な仕事をしていたという経験があったためにある地元企業での採用が決まったのですが、入社直後に出された会社命令が「普通免許を取得すること」でした。

ただ私の場合は非常にラッキーなことに、教習所の予約時間に合わせてシフトを変えてくれたり、職場から教習所までの送り迎えを同僚がしてくれるなど会社全体がバックアップしてくれたために最短で取得することが出来ました。

でもこれはあくまでも特例であり一般的ではありません。

ちなみにどんな職種に就職するにしても、最低限車が運転できるということが沖縄で仕事を探す最低条件であることは今でも変わっていません。

まとめ

沖縄移住についてはいろいろな意見があると思います。

もちろん沖縄の風土や文化、風習などを十分に理解していたり、沖縄でしか体験できないものや景色に惹かれて沖縄に移住する人もいます。

でも私のように「自分の意志ではなく沖縄へ移住した人」や「転勤で沖縄に移住した人」の場合は、悩みも一般的なサイトで紹介されている沖縄移住情報ではわからないことの方が多いはずです。

沖縄は本州と陸路でつながっていませんから、何か困ったことがあってもすぐに周囲が助けに来てくれるということはありません。

少しでも快適な生活を手に入れるためにも、移住が決まったら沖縄について勉強しておくことがおすすめです。

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