もしもあなたの今回の沖縄訪問を「今年最も印象に残る旅」にしたいのなら、沖縄本島と離島のどちらがあなたの旅にあっているのか、ちょっと考えてみませんか?
沖縄本島と離島は、同じ沖縄県にありながらも全く違う文化や風習、景色があります。
「今一番欲しい感動を手に入れるためにはどこを旅するのが一番いいのか?」。
そこで今回は、沖縄本島と離島のメリットとデメリットをそれぞれ紹介してみます。
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目次
沖縄本島にはこんなメリットとデメリットがある
沖縄本島は、南部・中部・北部の3つの地域に分かれます。沖縄は、琉球王国として統一される以前、それぞれの地域を支配する王たちが存在しており、それぞれの地域を南山・中山・北山と呼んでいました。
この時代を「三山時代」といいます。
三山時代は約100年続き、それぞれが独自に中国との朝貢貿易によって勢力を強め、独自の文化を作り上げた歴史があります。
そのこともあって、沖縄本島といっても南部・中部・北部では文化や風習など様々な部分で特徴が異なっています。
●沖縄本島を観光するメリット 沖縄本島内には、世界遺産に登録された首里城をはじめとするグスク群のほかにも、世界各国から観光客が訪れる人気スポット「美ら海水族館」や、亜熱帯地方特有の動植物が生息するヤンバルの森など、様々な観光スポットがちりばめられています。
特に周囲を海で囲まれていることや一年を通して温暖な気候が続くことから、ほぼ通年マリンレジャーを楽しむことが出来ることも魅力にあります。
★格安ツアーやパック旅行の種類が多い 沖縄本島は、本州と陸路でつながっていません。
そのため全国各地から沖縄行きの飛行機が出発しています。
さらに沖縄観光には電車がありませんから、レンタカーは必需品です。
また飛行機での移動は2時間以上となるため、日帰りで観光を楽しむということもほぼありません。
このように沖縄旅行では飛行機・レンタカー・宿泊施設の3つは必ず必要になります。
これらがすべてパックになった格安ツアーやパック旅行が多いのは、やはり沖縄本島旅行の魅力です。
本州からのアクセスも1度で済み、さらに宿泊施設も離島と比べて格段に数が多い上に利用者が集中する沖縄本島の旅は、手ごろな値段で沖縄旅行を楽しみたい人にとって大きなメリットがあります。
●沖縄本島を旅するデメリット 沖縄本島を旅する人のデメリットで最も多いのが、「1度行けば満足する」という点でしょうか?
多くの観光地が存在する沖縄本島ですが、メジャー級の観光スポットとなるとかなり場所が限定されます。
「首里城・美ら海水族館・体験型テーマパーク」の3つが沖縄観光の柱であり、これに夏ならマリンレジャー、冬なら戦跡巡り加わる程度でほとんどその内容自体は変わりません。
しかも「あえてここに行きたい」という場所が決まっていないと、それすらも面白みを感じないかもしれません。
「旅をする中で何か心惹かれる出会いがなければリピーターとなることは難しい」というのが、沖縄本島を旅する最大のデメリットです。
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沖縄の離島にはこんなメリットとデメリットがある
沖縄の離島といっても、その数は57もあります。中には沖縄本島から車で行くことが出来る離島もあれば、那覇空港から飛行機を乗り継がなければたどり着かない場所、フェリーでなければ移動できない場所もあります。
けれどその距離こそが、島独自の文化を育てる要因でもあり、沖縄本島では見られない風景や文化があります。
●沖縄の離島を旅するメリット 沖縄の離島に出かけると一番感じることは、「コバルトブルーの青い海と手つかずの自然が残る素朴な風景が織りなす、ゆったりとした時間の流れ」です。
これは実際に沖縄本島に住む地元住民たちの間でも、必ず話題になることです。
離島には沖縄本島では見られない動植物もたくさん生息しています。
また同じ沖縄県といえども鹿児島県に近い離島においては、沖縄本島だけでなく鹿児島の文化や風習も根付いており、これも独特の島時間を演出しています。
あまりにも多くの離島があるため、今回この場でそれぞれの島の魅力を説明することはできません。
でもそれだけ離島には、そこに出かけなければ体験することが出来ない独自の魅力が詰まっています。
これが離島を旅する最大のメリットといえるでしょう。
●沖縄の離島を旅するデメリット 沖縄の離島を旅する時の最大のデメリットは、「アクセスの不便さ」にあるでしょう。
アクセスの不便さがあるからこそ、未だに独自の文化や自然を守り続けられるとも言えますが、本州から旅をする観光客の目線に立つとよい事ばかりとは言えません。
たとえば台風シーズンに離島を旅行することになった場合、天候不順によって飛行機が運休してしまえば島から出ることもできなくなります。
さらにフェリーでしか移動することが出来ない離島の場合は、波の状態次第ではたとえ晴天であっても運行を取りやめることもあります。
このように離島を旅するのであれば、天候次第で予定していたスケジュール通りに旅を終えることが出来ない可能性があるということは理解しておいた方がいいでしょう。
時間に少しでも余裕があるのであればぜひ足を運んでもらいたい場所なのですが、旅行後に変更することが出来ないスケジュールを抱えているのであれば、リスクを冒してまで離島行きを決行することは無謀です。
まとめ
今回は沖縄本島と離島の旅のメリットとデメリットを、かなりざっくりと紹介してみましたがいかがでしたか?実際に沖縄に住んでいる住民として一つだけアドバイスをするのなら、「とりあえず沖縄という場所に行ってみたいというだけなら、迷わずに沖縄本島にした方がいい」ということでしょうか?
沖縄には離島にも様々な魅力があるのですが、スタンダードな沖縄を知るだけで構わないのであれば沖縄本島の方がすべて揃っています。
沖縄本島から車で行くことが出来る離島や日帰りで本島に戻ることが出来る離島も多く、こうした場所を回ることでも離島を楽しむこともできます。
そうはいっても、いきなり離島の暮らしや文化に触れたことでその魅力にどっぷりとはまってしまったという人もいるので、一概には言えないかも…。
何はともあれ、あなたが楽しいと思えばそれでよし!
ぜひ思い出に残る沖縄旅行にしてみてくださいね。
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