基本的に本州からの荷物は船便で沖縄へ送られますので、荷物の量が多ければそれだけ引っ越し費用も掛かります。
でもここで大切なのは、「沖縄だからこそ必要なものと要らないものがある」ということです。
今回は沖縄に移住して20年近くになる私の体験をもとに、あなたの移住のための引っ越しに役立つ情報を紹介します。
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目次
沖縄移住生活で必要なもの
沖縄は1年中温暖な気候が続きます。春夏秋冬といった四季がはっきりしておらず、一年のほとんどが夏で、春と秋が極端に短いです。
でも本当の沖縄はそれだけではありません。
知らなければわからなかった沖縄移住生活での必需品を紹介します。
●除湿器 沖縄は一年を通して湿度が高いです。
タンスやクローゼットの中に除湿剤を置いていても、すぐに吸い込んだ湿気で取り換えなければならなくなるほどです
その上沖縄はみなさんが思っているほど快晴の日はありません。
年間で見れば10日もありません。
なぜならば、どんなに晴れていたとしても突然スコールが襲ってくるからです。
そうなれば必然的に室内干しの機会が増えます。室内干しをすれば、部屋の中の湿度はさらに上がります。
ですから除湿器がないと衣類にカビが生えてしまうだけでなく、湿気の影響で壁紙や家具にまでカビが生えてしまいます。
●布団乾燥機 先ほども言ったように沖縄ではほとんど天気予報があてになりません。
晴れの予報が出ていて実際に1日を通して晴れの時間が長かったとしても、その合間にビックリするようなスコールが降ってくることもよくあります。
だから沖縄に住んでいる人であれば、布団を外で干してしまった時にスコールにあってびしょびしょに濡らしてしまった経験を誰でも持っています。
それでも湿気が凄い沖縄ですから、適度に布団を乾燥させないとカビやダニの温床になってしまいます。
そのため今あなたの家に布団乾燥機があるのなら、迷わず持ってきてください。
絶対に役に立ちます。
●夏物の衣類(大量) 沖縄の暑さは日差しの強さにあります。
そのため陽が上がると一気に温度も上昇します。
そしてその状態が長く続くので、外に少し出るだけでも大量の汗をかくことになります。
特に移住一年目の場合は冬でも半袖で過ごすことが出来る人も多く、ほとんどの人が冬物衣類を着ることなく一年を過ごします。
でも大量に汗をかくということはその分、着替えの量も必要になります。
特に子供がいる場合は一日に何度も着替えをさせる為、大人以上に夏物の衣類が必要です。
ただし日差しが強いため、紫外線対策もしっかりする必要があります。
不用意に肌を出すと、ひどいやけどのような状態になったり、ひどい場合は熱射病で救急搬送されるケースもあります。
日焼け止めとして薄い上着や帽子、サングラスはすぐに取り出せるようにしておきましょう。
●遮光カーテン 日差しが強いということは、紫外線の量の多いということです。
そのため防寒対策としての二重カーテンは必要ありませんが、遮光のための二重カーテンは必要です。
●クーラー 移住後何度めかの引っ越しの際に住んだ家は、築30年という年季の入ったアパートだったためクーラーがありませんでした。
それでも何とか乗り越えるだろうと思っていたため、無謀にも最初の夏をクーラーなしで迎えたことがあります。
でもこれは地獄でした。
陽が昇る前の沖縄は、夏でも比較的苦痛なくクーラーなしで過ごすことが出来ます。
でも陽が昇ってからは一気に温度が上昇するため、部屋の中の温度もどんどん上がります。
そして陽が落ちてからも日中の日差しで地表が熱せられているため、全く気温が下がりません。
それどころか湿度が高いために、むせかえるような熱風が深夜過ぎまで部屋に漂います。
部屋数が多い場合はできるだけ部屋の数だけクーラーがあった方が良いですが、少なくても一家に一台はクーラーが必要です。
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沖縄移住生活では必要のない物
沖縄移住生活での必需品とその傾向が分かったら、今度は要らないものについても理解しておきましょう。荷物を減らすだけでなく、大切な家財道具をダメにしないためにも大切なことです。
●豪華な羽毛布団 沖縄では冬でもよほどのことがない限り、室温が15℃を下回ることはありません。
それどころか、本格的な寒さを感じるのも、年末ごろから2月にかけての約2か月間。
2018年は全国的な大寒波の影響などもあって、沖縄でも最低気温が那覇市内でも10℃前後の日が続きましたが、これも移住して20年近くたちますが初めての経験。
つまり基本的にはあり得ないことです。
そのため温かさを担保するための豪華な羽毛布団は、沖縄の移住生活では必要ありません。
それよりも長い夏の期間に向けて涼しく過ごせる寝具をひと揃え準備しておくことの方がよっぽど大切です。
●着物 成人式の着物など大切な着物類も、出来ることならば移住先に持っていくのではなく実家で保管してもらっておくことをおすすめします。
なにしろ沖縄の湿気はものすごいのです。
いくら湿気対策をしていたとしても、気が付いたらカビが生えてしまっていることも多々あります。
さらに沖縄では夏物の着物や浴衣以外は、気温の関係上ほとんど身に付けることが出来ません。
それでも好きだからという理由で持っていきたい人もいるかもしれません。
実際に私もその一人でしたが、1年もしないうちに実家に送り返してしまいました。
とにかくあまりの暑さと湿度の高さから、よほど着物に思い入れがない限り着物を着て出かけようという気持ちにはなれませんよ。
●革製のジャケット 沖縄の冬は短いです。
でも周りをすべて海に囲まれていることもあって、一年を通して強い風が吹きます。
そのため冬は「防寒対策」としてではなく「強風対策」が重要です。
それだけを考えれば、たとえ短い期間であったとしても冬の防寒着として革製のジャケットもあれば重宝します。
でもわざわざ短い冬の時期のためだけに革製のジャケットを持ち込むと、夏を迎えるまでに湿気でカビが生えてしまいます。
白カビであれば落ちやすいですが、青カビや黒カビとなればアウトです。
まず移住後1年くらいは実家に保管してもらい、様子を見て持ち出すかどうかを検討するのがおすすめです。
●Suica(スイカ)やPiTaPa(ピタパ) 沖縄には電車が走っていません。
「ゆいレール」というモノレールがありますが、ここでは本州で使える交通系ICカードは使えません。
沖縄には、OKICA(オキカ)と言う沖縄都市モノレールや沖縄本島内の路線バス等で使えるICカードがあります。
●花粉対策用マスク 沖縄には本州で問題となっている花粉症は起こりません。
そもそも花粉症の原因物質である杉や松がありません。
ですから本州にいる間はひどい花粉症に悩まされていた人でも、沖縄移住後は症状が出なくなるのが一般的です。
安心して花粉対策用マスクは置いてきてください。
まとめ
沖縄移住に必要なもの・要らないものについて紹介しましたが役に立ちましたでしょうか?沖縄での生活で必要なものを知るには、2泊3日程度の観光旅行ではあまり役に立ちません。
万全の準備をしたいのであれば移住前にシーズンごとの沖縄を訪れ、実際に地元の人が使っている物や服装などをチェックしてみるのがおすすめですよ。
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