糸満ハーレー2018年の日程は!?祭りの歴史やアヒル取りってなに!?

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糸満ハーレーは、沖縄では「梅雨明けを知らせる行事」としても有名な祭りです。

「那覇ハーリーの鉦の音で梅雨入りし、糸満ハーレーの鉦の音で梅雨が明ける」といわれることもあるほど、地元では伝統行事という意味以上に暦を感じる言葉でもあります。

今回は2018年の糸満ハーレーに関する日程やその歴史、気になる「アヒル取り」の意味について解説します。


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目次

糸満ハーレー2018年の日程は?

様々な爬竜船競漕が行われる糸満ハーレーは、旧暦の5月4日に行われることが決まっています。

そのため2018年の日程は次のようになります。

【開催日時】 平成30年6月17日(日) 10:00~16:00

【開催場所】 糸満漁港

糸満ハーレーの歴史や見所とは?

糸満ハーレーは、海人(漁師)の街としても有名な糸満市で行われる伝統行事です。

糸満ハーレーの「ハーレー」とは「ハーリー」のことで、その昔中国から伝わった手漕ぎの爬竜船(はりゅうせん)を使った競漕大会のことです。

●爬竜船競漕は沖縄県内各地で行われる伝統行事 爬竜船を使った競漕大会は、沖縄県内各地で見られます。

実は爬竜船競漕は単に勝敗を争う大会という意味ではなく、豊漁や航海の安全を祈願する意味があります。

そのためかつては「海神祭」と呼んでいた時期もあります。

●「ハーレー」の呼び方の方が伝統的な呼び方だった 沖縄の爬竜船競漕大会といえば、「ハーリー大会」と呼ぶのが一般的です。

でも本来の名称としては糸満の爬竜船大会のように「ハーレー」と呼びます。

これはそもそも爬竜船大会を行う目的が航海安全・大漁祈願にあることが関係しており、漁業の町である糸満市ではその伝統を忠実に引き継ぐということから今でも「糸満ハーレー」と呼んでいるのです。

ちなみに沖縄県内は「ハーリー」と呼ぶのが主流ですが、糸満とつながりのある八重瀬町港川地区では「ハーレー」と呼んでいます。

●最も伝統的な「御願バーレー」 糸満ハーレーは大漁祈願・航海安全のために行われてきた神事です。

そのため糸満ハーレーでは、その意味を強くもつ「御願(うがん)バーレー」が最も重要とされています。

御願バーレーのコースは850mとなっており、西村・中村・新島に分かれて行われます。

スタートの合図となるのは、会場近くにある山巓毛(さんてぃんもう)で振られる旗。この旗が振られるのを合図にスタートするのが、糸満の御願バーレーです。

御願バーレーが終わると、勝った順に漁業の神さま・白銀様が祀られた白銀堂に詣でて、ハーレーの報告と一年の豊漁と航海の安全を祈願します。

●糸満ハーレーが最後まで盛り上がる理由 漁業を営む糸満の人々にとって御願バーレーは非常に大切な神事です。

ハーレー会場での男たちの熱気も凄いのですが、レース終了後に詣でる白銀堂前で彼らを迎える糸満の女性たちの熱気も凄い!

晴れの日の踊りであるカチャーシーを踊りながら男性たちを迎える様は、すでにフィナーレを迎えたかのような興奮です。

でも糸満ハーレーは御願バーレー終了後が、本当の見所。実は糸満ハーレーでは、御願バーレーを含む4つのハーレーがメインとなっていて、中でも「青年バーレー」「クンヌカセー(転覆競漕)」「アガイスーブ」が見所。

この3つを西村・中村・新島の3つで戦い、最終的に総合優勝を決めるのです。

特に2150mを漕がなければならない「アガイスーブ」は糸満ハーレーの中で最も過酷な競技。

そのため各村の選りすぐりの男たちが揃い、熱い戦いを繰り広げます。

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糸満ハーレーのもう一つの見所【アヒル取り】

御願バーレーに始まる糸満ハーレーでは、青年ハーレー・クンヌカセー・アガイスーブのほかに「アヒル取り」があります。

このアヒル取りは、その名前の通りの競技。会場となる糸満漁港に投げ込まれたアヒルを、参加者が追いかけて捕まえる競技です。

●商品はアヒル アヒル取り競争といわれているくらいですから、商品はもちろんアヒルです。

では貰ったアヒルをどうするのかというと、ほとんどの場合食べます。

アヒルといえば真っ白な羽毛に黄色いくちばしをしていることから、アニメのキャラクターなどにもなっていますよね?

「こんなにかわいいアヒルを捕まえて食べるなんてひどい!」と思うかもしれません。

たしかにみなさんのイメージ通りのアヒルであれば、いくらアヒルを食べる文化がある沖縄でも食べません。

つまり沖縄で食べられるアヒルとみなさんがイメージしているアヒルの種類は違うのです。

糸満ハーレーの「アヒル取り」で捕まえるアヒルは「バリケン」という種類のアヒルです。

糸満ハーレー,2018,日程,歴史,アヒル取り アヒルというよりは野生の鶏のような見た目が特徴で、そもそもが食用アヒルとして飼育されたものです。

戦前であれば沖縄だけでなく日本国内でも飼育している家庭が多かったのですが、今ではアヒル料理文化がある沖縄でもあまり見かけなくなりました。

まとめ

沖縄の梅雨明けを知らせる糸満ハーレー。

海人の街である糸満の人々に長く親しまれてきた伝統行事は、見る側にも元気とパワーを与えてくれます。

ひと味違った沖縄を楽しみたいなら、今年は糸満ハーレーに合わせて沖縄旅行をしてみるのもおすすめですよ!

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