そのため、大阪の「天神祭」、東京の「神田祭」とあわせて、「日本三大祭り」とも呼ばれています。
暑さ厳しい京都で行われる祭りにもかかわらず、毎年数十万人単位で見物客が訪れるという京都の祇園祭。
興味があるけど行ったことがない人も、名前は知っているけどどんな祭りなのか知らないという人も、この記事を読めばザックリと祇園祭について知ることが出来ます。
それでは、気になる2018年の日程なども含めて、一気に紹介していきましょう!
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目次
2018年の祇園祭の日程や見所は?
日本の三大祭りの1つである「祇園祭」の由来が分かると、実際にこの有名な祭りを見てみたいと思いますよね?そこで、2018年の祇園祭の気になる日程や見所、穴場などについて紹介していきましょう。
●2018年祇園祭の日程は? 祇園祭は、1か月にわたって行われます。
この記事では、1か月にわたる祇園祭の様々な行事の中でも、華やかで特に人気のある「山鉾巡行」のスケジュールについて紹介していきます。
山鉾が登場する行事には、「前祭(さきまつり)」と「後祭(あとまつり)」があります。
■前祭
山鉾巡行が行われるのは、7月17日です。
鉾建てといって組み立てが始まるのは、7月10日からで、14日までには組み立ても完了し、各山鉾町で試し曳きを行います。
宵山が行われるのは、7月14~16日です。
この日の夕刻になると、山鉾の駒形提灯に日が入るため、祭りも盛り上がりを見せます。
7月17日は、長刀鉾を先頭に、一斉に山鉾が都大路を巡行します。
町中の役を集めた山鉾は、各鉾町に戻り、その日のうちに解体されます。
■後祭
山鉾巡行が行われるのは、7月24日です。
7月18日に後祭用の山鉾の組み立てが始まります。
前祭同様、7月21~23日にかけて宵山が行われ、7月24日には、山鉾巡行が行われます。
●祇園祭の見所 1か月にも及ぶ長い祭りですが、一番の盛り上がりを見せるのは、なんといっても前祭の「宵山」と「山鉾巡行」です。
ですから、「いつが見所としておすすめなの?」と聞かれたら、「7月14~17日」と答える人が多いはずです。
なにしろ、この期間は京都のメイン通りでもある「四条通」「烏丸通」はすべて歩行者天国になり、通りにはたくさんの露店が立ち並びます。
そのため、「どこがメイン会場」というのではなく、「京都の町全体がメイン会場」となるのです。
また、7月17日の山鉾巡行は、午前9時から2時間かけて、市内を練り歩きます。
この時に見られる行列の先頭には長刀鉾がおり、さらに烏帽子菅田の奉行や個性豊かな各山鉾が続くため、宵山とはまた違う魅力が味わえます。
●穴場もあるぞ! 祇園祭というと、17日に行われる山鉾巡行が有名ですが、同じ日の夕方に行われる「神幸祭」が、実は穴場スポット!
祇園祭は、八坂神社の例祭ですから、この八坂神社の神様を乗せた神輿も登場します。
この神輿が、各町内を練り歩くのが「神幸祭」なのです。
なんといっても、1500人以上もの担ぎ手によって、頭上高く神輿を差し上げる「差し回し」という技は、男衆の熱気があふれるこの祭り一番の見所!
優雅な山鉾祭りとは全く違う、大迫力の神幸祭も、ぜひチェックしてみて!
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祇園祭の由来とは
祇園祭の由来を知るには、歴史を平安時代までさかのぼる必要があります。年は平安時代、貞観11年の京都では、都であるにもかかわらず疫病が大流行していました。
当時の人々は、世の中で起こる疫病や災害は、神の怒りや悪霊によるものだと考えていました。
そのため、神の怒りを鎮め、都から悪霊を祓うことで、疫病が治まると考えたのです。
こうしたこともあり、祇園祭には、「祇園御霊会」としても行われました。
ちなみに、「祇園」というのは、荒ぶる神としても有名な「須佐之男命(スサノオノミコト)」の別名でもあります。
この話を聞くと、なんとなく祇園祭の由来が分かってきますね?
●山鉾巡行の由来は? 祇園祭といえば、17日に行われる33基もの山鉾巡行でも有名です。
実はこの山鉾も、祇園祭の由来に関係があります。
祇園御霊会として行われるようになった当時の日本は、66の国があったとされています。
そのため、鉾を1国と見立てて、平安京にあった庭園で神に祈りを捧げたのが始まりといわれています。
まとめ
今回は、京都の夏を彩る日本の三大祭りの1つ「祇園祭」をピックアップしてみましたが、いかがでしたか?なんといっても1か月をかけて京都の町全体が盛り上がるのが魅力の祇園祭は、祭り見学以外にも多くの人気スポットが同時に楽しめるというのもおすすめ!
美味しいお店や歴史的建造物なども数多くありますから、ぜひこういった人気スポットにも足を運びたいものです。
ただし、祭り期間中は、大変な混雑が予想されますから、できるだけ公共交通機関を使って移動するようにしてくださいね!
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