盛岡さんさ踊りの種類や踊り方って!?掛け声のかけ方も教えて!

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東北地方で行われる夏まつりの中でもトップバッターして開催される盛岡さんさ踊り。

毎年8月1日から4日間にわたって行われる盛岡さんさ踊りは、東北三大祭りの1つと呼ばれるほど有名な祭りです。

観光イベントとして大々的に行われるようになったのは1978年からなのですが、さんさ踊りそのものは藩政時代から続く伝統的な踊り。

しかも盛岡市近郊各地で踊られてきたさんさ踊りということもあって、一言で「さんさ踊り」といっても踊り方や掛け声のかけ方、さらに踊りの種類もそれぞれ違います。

そこで今回は、盛岡さんさ踊りを始めてみる人でも「これを知っていればさんさ踊りが2倍楽しめるポイント」をまとめてみました。


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目次

盛岡さんさ踊り!踊り方の種類とは?

盛岡さんさ踊りといえば「七夕くずし」と呼ばれる踊り方が有名ですが、実は七夕くずしのほかにも踊りの種類はあります。

中でも「統合さんさ」と呼ばれるパレードでメインとして踊られるのが、「七夕くずし」「栄夜差」「福呼」の3種類です。

●七夕くずし

●栄夜差

●福呼

初心者でも踊りやすいさんさ踊りの基本【七夕くずし】の踊り方

統合さんさの2番で踊られる七夕くずしは、初心者でも比較的踊りやすい動きで構成されています。

身体のパーツごとに踊り方のポイントがあるのですが、さんさ踊りの踊り方の基本となっているので覚えておくとより楽しむことが出来ます。


盛岡さんさ踊りの掛け声のかけ方

盛岡さんさ踊りでは「サッコラ チョイワヤッセ」という掛け声と「キッキィエカッコ」という掛け声があります。

それぞれの掛け声には意味があるのですが、掛け声を聞いただけではどんな意味があるのか分かりづらいかもしれません。

でもこれを漢字に書き換えてみると、なんとなく意味が分かるようになってきます。

●サッコラ チョイワヤッセ
サッコラを漢字で書くと「幸呼来」となります。

つまり「サッコラ チョイワヤッセ」という掛け声は「幸福を呼び寄せる」という意味があります。

●キッキィエカッコ
キッキィを漢字で書くと「吉祈」となり、「吉を祈る」という意味になります。

そしてエカッコを漢字で書くと「栄活呼」となり、「栄えある活力を呼ぶ」という意味になります。

つまり「キッキィエカッコ」という掛け声は、「吉を呼び込み繁盛するための活力を呼び寄せる」という意味があります。

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盛岡さんさ踊りでは太鼓も見所

踊りがメインの夏まつりとなると、どうしても踊り手の方に注目が集まりがちですよね?

ところが盛岡さんさ踊りでは、踊りに欠かせない太鼓も見所の一つです。

祭り太鼓というと男性の力強さのイメージがあると思いますが、盛岡さんさ踊りの太鼓はあくまでも優雅です。

しかも太鼓をたたきながら踊り手と一緒に踊るのも、盛岡さんさ踊りの特徴です。

●さんさ踊りの太鼓の撥は形も重さもそれぞれ違う さんさ踊りに欠かせない太鼓ですが、太鼓に欠かせないのが撥です。

さんさ踊りでは撥の種類にも違いがあり、形だけでなく素材や重さもそれぞれ違います。

★撥の違いによって太鼓の音が変わる さんさ踊りの太鼓の撥は、材質だけでなく太さや重さにも違いがあります。

一般的な撥は太さの外形が20mm前後のものが多いのですが、より力強い音を求める場合は女性であってもさらに太い撥を使うこともがあります。

★「たかが撥、されど撥」の世界 女性の柔らかく優雅な動きが印象的な盛岡さんさ踊りですが、実際に踊っている様子を見てみるとかなりハイテンポで踊っているのが分かります。

さらに太鼓隊と呼ばれる人たちの動きも、踊り手に負けないスピードで太鼓をたたきながら一緒に踊っていきます。

そのため良い音が出ることだけを求めて撥を選んでしまっては、一曲踊り終わるまでに相当な体力を消耗します。

さらに太鼓の撥の素材によっては、握り具合などは抜群でも脆くて高価といわれる「コメの木(実際には「むらさきしきぶ」と呼ばれる木なのですが、米のような実をつけることから別名「コメゴメ」と呼ばれています)の撥」もあります。

コメの撥は使い手としては申し分のない道具なのですが、日頃の練習で使い続けているとわずか1年で表面がボロボロになってしまうこともあります。

しかもコメの撥は制作から完成まで8年もかかることから、非常に貴重な撥といわれています。

著名人も数多く出演している盛岡さんさ踊り

盛岡さんさ踊りは、「世界で最も多い数の和太鼓演奏」のギネス世界記録に挑戦し3437人という大記録を打ち立て、ギネス・ワールド・レコーズ社から正式に認定されました。

2007年にもギネスに挑戦し認定されたのですが、2011年に熊本県に記録を破られてしまったため、再チャレンジとなった2014年にこの偉業を達成しました。

このことからもわかるように盛岡市民にとってさんさ踊りは、単なる夏の風物詩ではなく地元の誇りでもあります。

その証拠に盛岡に縁を持つ多くの著名人たちも、盛岡さんさ踊りに参加したことがあります。

★過去にさんさ踊りに参加した著名人の一部 ・宮本信子
・内田朝陽
・東幹久
・雛形あきこ
・蟹江一平
・長門裕之
・あき竹城
・宇梶剛士
・稀勢の里
・栃乃花
・高見盛

まとめ

盛岡の夏の風物詩である盛岡さんさ踊りは見るだけでも面白いですが、軽やかで楽しそうに踊る踊り手たちの様子を見ているとつい体が動いてしまう不思議な魅力があります。

ちなみに盛岡さんさ踊りには「輪踊り」があり、こちらは個人の飛び込み参加もOK!

ぜひ会場まで足を運んだなら、恥ずかしがらずに輪踊りで一緒に盛り上がっていきましょうね!

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