もともとは「仙台祭」といって仙台東照宮の祭礼として行われていたものでしたが、明治維新以降様々な形に変化、戦後一時途絶えたものの伊達政宗公の没後350年を記念して復活した歴史を持っています。
そんな仙台青葉まつりが今年も開催されます。
2018年の日程も気になるところですが、見所や交通規制情報なども気になるところです。
そこでみなさんの仙台青葉まつりに関する「気になる」を一気にまとめて紹介します。
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目次
仙台青葉まつり2018年の日程は?
仙台青葉まつりは、毎年5月の第3日曜日を含む2日間の日程で行われます。そのため2018年は次の日程で行われます。
【開催日時】 平成30年5月19日(土)、5月20日(日)
仙台青葉まつりのここが見所!
仙台青葉まつりは、伊達政宗公の没後350年を記念して過去に行われていた祭りを復活させた歴史を持っています。そんな仙台青葉まつりの見所を3つのポイントに分けて紹介します。
●仙台青葉まつりの見所その①仙台青葉まつりの歴史 仙台青葉まつりの起源は、江戸時代に遡るといわれています。
もともとは仙台東照宮の祭礼として始められた「仙台祭」のことで、仙台藩最大の祭りともいわれていました。
当時の祭りがいかに凄かったかということを知る一つが、全70基の山鉾。
これだけの数の山鉾が一堂にそろい、城下町を練り歩いていたといわれています。
そんな仙台祭ですが、明治時代になると現在の仙台市青葉区にある青葉神社の例祭に変わります。
青葉神社は伊達政宗公を祀っている神社であったため、政宗公の命日にあたる5月24日に行われるようになり、名称も「青葉祭り」と呼ばれていました。
江戸時代から引き継がれてきた伝統的な祭りでしたが、戦後になると様々な事情により残念ながら途絶えてしまいます。
その後伊達政宗公没後350年を記念し、仙台市民がつくる市民祭り「仙台青葉祭り」として、かつて行われてきた祭りを復活させる形で開催されるようになります。
今回で34回目を迎えることになった仙台青葉祭りですが、実は江戸時代から続く伝統的な祭りを継承する形で復活した珍しい市民祭りだったのです。
●仙台青葉まつりの見所その②時代絵巻巡業 仙台青葉まつりの見所といえば、やはり本まつりで行われる時代絵巻巡業でしょう。
かつて仙台藩が行っていた頃を彷彿させる豪華絢爛な山鉾を先頭に、弓隊・尖帽鉄砲隊や伊達戦国家臣団、火縄銃鉄砲隊などを携えて行列に参加するのは、伊達政宗公に扮した伊達家の当主。
さらに白装束に身を包んだ氏子たちが政宗公を祀る青葉神社の神輿を担ぎますし、政宗公の名を受けて大西洋を渡った支倉常長とサン・ファン・バウティスタ号も登場します。
煌びやかな衣装に身を包んだ稚児たちの行列や子ども武者たちも華を添える大行列は、さすが仙台一の祭り!
圧巻の時代絵巻巡業は、仙台青葉祭りでは決して外せません。
●仙台青葉まつりの見所その③仙台すずめ踊り 仙台すずめ踊りは、慶長8年に仙台城を新築移転した時の宴席で、現在の大阪府堺市から招いた石工たちが即興で踊ったことに起源があるといわれています。
すずめ踊りの名前は、その時の踊りの様子がえさをついばむすずめの姿に似ていることと、伊達家の家紋に雀が描かれている事からついたといわれています。
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仙台青葉まつりを完全制覇するためにチェックしておきたい交通情報
現在のところ、2018年の仙台青葉祭りの交通規制に関する情報は発表されていないのですが、例年仙台駅周辺に大規模な交通規制が行われます。今回は、例年行われる交通規制を参考に基本情報として紹介します。
●定禅寺通 宵まつり当日に一部車両通行止めとなります。
本まつりでも、正午ごろから夕方にかけて一部車両通行止めとなります。
●東二番丁 本まつり期間中に一部車両通行止め、および車線規制が行われます。
●広瀬通 本まつり期間中に一部車両通行止めとなります。
●表小路 本まつり期間中に仙台市役所前が車両通行止めとなります。
●青葉通 本まつり期間中に一部車両通行止めとなります。
●通町 本まつり期間中、午前と午後の2回にわたって一部車両通行止め、および車線規制が行われます。
まとめ
伊達政宗公の没後350年を記念して、かつて地元で行われてきた伝統的な祭りを復活させる形で誕生した仙台青葉祭り。杜の都と呼ばれる仙台の街が新緑に包まれる頃に行われるため、景色の美しさを楽しむのも見所の一つですよ。
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