国の重要無形文化財に登録されているだけでなく2016年12月にはユネスコの無形文化遺産に登録されたこともあり、国内外からたくさんの見物客が集まる青森を代表する一大イベントとしても有名です。
中でも高さ10m、幅8mにもなる巨大な山車はそれだけでも大迫力なのですが、夜になるとすべての山車がライトアップされるため一気に印象が変わります。
その幻想的な雰囲気は昼間の印象とは全く違うため、1日中山車だけを見ていても飽きない楽しさがあります。
でもこれだけ魅力的な八戸三社大祭の山車ですから、よほどの努力がなければ特等席で見物することは難しそう…。
そんな心配をしているあなたのために、今回は八戸三社祭の山車を楽しみたい人の間でよく耳にする3つの噂を検証してみます。
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目次
八戸三社大祭は山車を見なくちゃ始まらないって本当?
八戸三社大祭は、およそ300年もの歴史を誇る全国でも有数の祭りです。「三社大祭」とあるだけにこのお祭りは、おがみ神社・長者山新羅神社・神明宮の3社の例祭でもあります。
そのためこれら3つの神社の神輿行列も、八戸三社大祭の見所です。
でもやっぱり八戸三社大祭といえば、あの大迫力かつ幻想的な山車の行列が見所!
全部で27台ある山車の一つひとつが趣向を凝らしたもので、神話を題材にした山車もあれば歌舞伎を題材にした山車もあります。
そのためすべての山車を見ているだけでも、祭りの迫力と興奮が伝わってきます。
●毎年山車のコンテストが行われている! 八戸三大大社に登場する山車は全部で27台あるのですが、これらの山車は各町内の人々によって企画・制作されています。
そのためそれぞれの山車に込められたストーリーには地元の人々の熱い想いも込められており、毎年行われるコンテストには並々ならぬ意気込みで挑んできます。
それだけにその年最も素晴らしい山車に贈られる最優秀賞(県知事賞)の山車には、多くの人々の注目が集まります。
★2017年の最優秀賞は竜宮城で繰り広げられた大ムカデ退治がテーマ 八戸三社大祭に登場する山車は、4階建てビルに相当する高さ約10mにもなる巨大なものです。
しかも山車の幅も約8mもあるため、動く巨大な広告塔のようです。
そんな超ド級のスケールの山車に竜宮城を舞台にした大ムカデ退治の様子を描いていて見せたのが、2017年に最優秀賞を受賞した十一日町龍組の「竜宮王女乙姫と俵藤太秀郷~大ムカデ退治の場~」です。
この作品は琵琶湖の奥深いところにある竜宮城で繰り広げられた俵藤太秀郷と大ムカデの激闘を描いています。
勇敢ないでたちで大ムカデに立ち向かう俵藤太秀郷の姿も見応えがあるのですが、その様子を竜宮城の中から見守る王女・乙姫の煌びやかな姿や艶やかな竜宮城などが見事に描かれています。
まさに2017年八戸の街を最も美しく盛り上げた最優秀賞受賞の山車!
毎年このスケールで27台の山車が街を練り歩くのだと思えば、「八戸三社大祭は山車を見なくちゃ始まらない」という噂は本当なのでしょうね!
八戸三社大祭の山車を見るなら有料観覧席がいいって本当?
大迫力の八戸三社大祭の山車を間近で見たいというのなら、やはり有料の観覧席がおすすめです。なにしろ山車が運行するルートの沿道はびっしりと人で埋め尽くされています。
しかも超巨大な山車ですから沿道のビルの2階・3階のベランダ部分もすべて人で埋め尽くされています。
地元に住んでいても間近で見られる場所を確保するのは至難の業といわれているだけに、確実に席が確保でき、しかも全席指定となっている有料観覧席は絶好の場所です。
夏のイベントではありますが高さ10メートルもある山車の迫力を余すところなく楽しんでもらうために、有料観覧席とはいえ屋根はついていません。
それでも毎年有料観覧席の販売が開始されると、販売窓口に問い合わせが殺到するというほどの人気です。
この話から考えても、「八戸三社大祭の山車を見るなら有料観覧席がいい」という噂は本当のようです。
★有料観覧席の販売に関するお問い合わせはこちら!
八戸三社大祭の有料観覧席に関するお問い合わせは、八戸観光コンベンション協会が窓口となっています。
席料は一人2200円となっていますが、大迫力の山車を確実に見ることが出来ることを考えればこれだけ出しても十分に元が取れますよ!
▲八戸観光コンベンション協会公式ホームページ
電話:0178-41-1661
※土日祝日はお休みです
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八戸三社大祭の山車見物に穴場スポットがあるって本当?
「有料観覧席での見物が絶対にお得」といっても、家族で見物するとなればかなりの出費になります。一年に一度のイベントではありますが、ここは少しでも出費を抑えたいという人も多いはずです。
でも国内だけでなく海外からの見物客も多く訪れるという八戸三社大祭ですから、穴場スポットなんてものはないに決まってる!?
諦めるのはまだ早いです!
実は巨大な山車が見所の八戸三社大祭ならではの穴場スポットがあるのです。
●十三日町交差点付近 無料で見物することが出来る一番人気のスポットです。
それだけに当日はかなり混雑するのですが、高さが10mもある山車のパレードなので交差点を通過する際は通常のスピードよりもゆっくりと進んでいきます。
ですから他の場所で人ごみに紛れて見物するよりは、混雑覚悟で交差点周辺に行く方がおすすめなのです。
●十八日町交差点付近 同じく人気の見物スポットなのですが、十三日町交差点付近よりは幾分混雑が少ないのですよ。
まとめ
青森を代表する夏の一大イベント「八戸三社大祭」にまつわる3つの噂を検証してみましたが、検証してみた結果、どの噂も本物でした!昼と夜で全く違った表情を見せてくれる八戸三社大祭の山車。
今年はあなたも八戸に足を運んで、大迫力の山車を楽しんでみてはいかがですか?
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