特に犬山祭の山車はからくり人形などの仕掛けも人気があり、すべての山車にこれらが設置されているのは全国的に見ても非常に珍しいです。
毎年4月の初旬に行われる犬山祭の気になる2018年雄日程や見所、駐車場情報を、今回はダイジェスト版で解説します。
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目次
犬山祭2018年の日程は?
犬山祭は、針綱神社の春の祭礼です。日程はすでに決まっており、例年4月の第1土曜日に行われます。
そのため2018年の日程は、次のようになります。
●開催日時 平成30年4月7日(土)
犬山祭の山車の見所をダイジェストにして紹介!
犬山祭の見所といえば、なんといっても山車。そこで今回はあえてダイジェスト版にして犬山祭の山車の見所を紹介します。
●犬山祭の見所その①山車が凄い 犬山祭では豪華絢爛な山車が魅力の祭りです。
でも地元である犬山地方では、山車のことを「山車」とは呼びません。
実は犬山では山車のことを「車山」と書き、これを「やま」と呼びます。
もともと尾張地方新田ある山車は、その起源が名古屋で行われる東照宮祭にあることから名古屋型の二層の山車が定番です。
ところが犬山の車山は、名古屋型から独自の進化を遂げた三層の車山です。
●犬山祭の見所その②枝町の車山の見所 枝町の車山名は「遊漁神(ゆうぎょしん)」といいます。
遊漁神は「大漁の神さま」「商売繁盛の神様」として知られている恵比須様にちなんでつけられた名前です。
からくり人形の仕掛けは「恵比寿の鯛釣り」をモチーフにしています。
★からくりのおすすめポイント
鯛を釣り上げた時の恵比須様の顔
●犬山祭の見所その③魚屋町の車山の見所 魚屋町の車山名は「眞先(まっさき)」といいます。
眞先は、全部で13基ある車山においてかつて「一番車山」とされていたところからつけられた名前です。
からくり人形の仕掛けは日蓮上人の星下りを表現しています。
★からくりのおすすめポイント
前人形制作者で名工の竹田藤吉秘伝の仕掛けを復活させたからくり
●犬山祭の見所その④下本町の車山の見所 下本町の車山名は「應合子(おうごうし)」といいます。
應合子は、錦の水引に「唐子」と呼ばれる人形が添えられているのがわかりやすい特徴ですが、最大の特徴は「13基ある車山の中で唯一梵天のない車山」という点です。
★からくりのおすすめポイント
唐子人形が竹の棒を使って大車輪をするところ
●犬山祭の見所その⑤中本町の車山の見所 中本町の車山名は「西王母(せいおうぼ)」といいます。
西王母は、もともとは「竜門の滝」のからくりをのせていましたが、1776年に魚山町の車山のからくり人形を制作した竹田藤吉によって「西王母」に作り替えられました。
ちなみに「西王母」は中国の山に住む神女といわれています。
★からくりのおすすめポイント
唐子人形が段違い平行棒のようにして枝を飛び渡っていくところ
●犬山祭の見所その⑥熊野町の車山の見所 熊野町の車山名は「住吉臺(すみよしだい)」といいます。
熊野町の初代のからくりは「大黒天」でしたが、文政7年ごろには現在の「住吉」に作り替えられたといわれています。
ちなみに住吉臺という車山名は、「住吉白楽天」のからくりにちなんで付けられたといわれています。
★からくりのおすすめポイント
住吉と白楽天の変わり身の早さ
●犬山祭の見所その⑦新町の車山の見所 新町の車山名は「浦島(うらしま)」といいます。
浦島は13基ある車山の中で唯一船型をした車山です。
もちろん車山名は「浦島太郎伝説」にちなんでつけられています。
★からくりのおすすめポイント
乙姫が浦島太郎に玉手箱を渡すところ
●犬山祭の見所その⑧本町の車山の見所 本町の車山名は「咸英(かんえい)」といいます。
豪華絢爛さでは13基の中でも群を抜いているのが咸英で、中山の欄干には制作当時の金額で一万両もした紫檀が使われています。
★からくりのおすすめポイント
唐子人形が左手だけで逆立ちするところ
●犬山祭の見所その⑨練屋町の車山の見所 練屋町の車山名は「国香欄(こっこうらん)」といいます。
国香欄の一番の特徴は、中山(3層あるうちの真ん中の部分)の正面に大房と呼ばれる幕が掛けられていないことです。
なんでも国高欄の中幕は、幕そのものが魔除け幕であるといわれているからだそうです。
★からくりのおすすめポイント
文殊人形が軍配を手に舞い納めをする時の表情
●犬山祭の見所その⑩鍛治屋町の車山の見所 鍛治屋町の車山名は「寿老臺(じゅろうだい)」といいます。
もともとは「石橋」のからくりを乗せていたことから「石橋寿老臺」と呼ばれていましたが、天保6年ごろに現在の「寿老人」のからくりに変わったことから「寿老臺」になったといわれています。
★からくりのおすすめポイント
次々と変わる場面転換
●犬山祭の見所その⑪名栗町の車山の見所 名栗町の車山名は「絳英(ほうえい)」といいます。
絳英の名は、「縫い物(絳)が優れている(英)こと」からつけられたといわれていますが、その名の通り金や銀の糸で縫取りされた見事な水引が見所でもあります。
★からくりのおすすめポイント
菅原道真と藤原時平の術比べ
●犬山祭の見所その⑫寺内町の車山の見所 寺内町の車山名は「老松(ろうしょう)」といいます。
老松の名は、上山(一番上の段)に松の木が飾られていたからだという説もありますが、諸説あるため本当の由来はわかっていません。
明治初頭頃には「神子車」と呼ばれていたこともあります。
★からくりのおすすめポイント
神人と巫女の変身
●犬山祭の見所その⑬余坂の車山の見所 余坂の車山名は「宝袋(ほうてい)」といいます。
宝袋に乗せられたからくり人形は、通称「余坂のベロ出し」とも言われています。
その名も通り、真っ赤な長い舌を出したり引っ込めたりする様子がなんともユーモラスです。
★からくりのおすすめポイント
真っ二つに割れた宝袋を素早く元の宝袋に戻すところ
●犬山祭の見所その⑭外町の車山の見所 外町の車山名は「梅梢戯(ばいしょうぎ)」といいます。
外町のからくりが梅の梢で戯れる唐子の様子を描いていることから「梅梢戯」と付けられたといいます。
★からくりのおすすめポイント
演技の最初と最後で唐子が正面に向かって一礼するところ
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犬山祭の駐車場情報は?
犬山祭に車で出かけるなら、やはり駐車場の確保が必至です。●犬山祭の無料駐車場 犬山祭の無料駐車場は、成田山の第一駐車場・第二駐車場となっています。
会場となる針綱神社までは徒歩15分ほどかかります。
●犬山市役所の有料駐車場 会場の近くにある犬山市役所の駐車場も利用することが出来ます。
こちらは有料駐車場となっています。
●確実に駐車場を確保したいなら… 犬山祭開催当日は、会場周辺に交通規制がかかることもあり朝早くから非常に混雑します。
そのため確実に駐車場を確保するなら、会場までの最寄り駅である「JR鵜沼駅」または「名鉄鵜沼駅」周辺の有料コインパーキングを狙うのがおすすめです。
ただしこちらも午前中には満車になりますので、早めに確保するようにしてくださいね。
まとめ
豪華絢爛な山車と名工たち立ちの技が光るからくり人形が見所の犬山祭。当日は桜が満開を迎えていることもあり、花見も楽しむことが出来ます。
尾張の桜見物と山車祭にぜひ足を運んでみてくださいね。
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