2017年には6年に一度の町内すべての曳山が揃った年ということもあって、なんと3万人以上が訪れたといいます。
では2018年の日野祭ではどんな見所があるのでしょうか?
今回は日野祭の見所とともに、2018年の日程や駐車場、インスタ映えしそうなポイントなどの情報をご紹介します。
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目次
日野祭2018年の日程は?
日野祭の2018年の日程は、次の通りです。●開催日 平成30年5月2日(水)、3日(木)
●開催場所 馬見岡綿向神社及びその周辺市街地
日野祭の見所は?
「日野祭りといえば曳山」といわれるほど有名ですが、実は五穀豊穣を願って800年もの間続けられてきた「馬見岡綿向神社」の春の例祭のことを言います。祭りの歴史が800年もあるというだけでも見所になる日野祭り。
その見所をピンポイントで紹介していきます。
●日野祭の見所その①日野祭は近江商人がご利益を求めて集まる神社の祭りだった 滋賀といえば、昔から近江商人と呼ばれる人々が集まる地。
近江商人といえば大阪商人、伊勢商人と並ぶ日本三大商人の一つといわれ、全国各地で財を築いた近江の人々を表す言葉として使われます。
そもそも「近江の千両天秤」と呼ばれる言葉があるように、近江商人の多くは天秤棒1本で全国各地を歩き回って財を築いてきたといいます。
それだけに商売繁盛や立身出世のご利益があるとされている馬見岡綿向神社は、古くから近江商人たちの信仰の対象とされ大切にされてきました。
そんな馬見岡綿向神社の例祭である日野祭りだからこそ、800年以上もの間近江の人々に受け継がれてきたということなのでしょう。
●日野祭の見所その②日野祭は「三方よし」の精神にあふれた祭り 近江商人の間は「三方よし」という言葉があります。
三方よしとは、「売り手よし、買い手よし、世間よし」のことを意味しており、商売を通じて地域社会の発展にも貢献しなければならないということを意味しています。
その精神を象徴しているような存在なのが、日野祭りの曳山です。普段は静かな日野の街ですが、曳山が行われる日野祭りの期間中は間違祭り一色になります。
祭りを参加する人も、祭りを見る人も、そして日野の街もすべてが祭り一色となります。
これを商売に例えるとすれば、まさに「三方よし」の精神。
初めて日野祭りに参加した人であってもなぜか心から楽しめてしまうのは、日野の人々に受け継がれた「三方よし」の精神を感じるからなのかもしれません。
●日野祭の見所その③日野祭は曳山が凄い 日野祭りが行われる日野の街は、はっきり言えば静かな田舎町です。
普段はノスタルジックな景色が広がる街なのですが、日野祭りが行われる期間中は驚くほど華やかになります。
祭りだけでなく町全体を華やかにしている存在こそが、日野祭りの目玉である曳山。
特に日野最大かつ豪華な曳山としても有名なのが、西大路曳山です。
西大路曳山のほかにも町内には全部で16基の曳山が存在し、大きさやデザインはもちろんのこと、装飾や豪華さも曳山ごとに違いがあります。
すべての曳山が勢ぞろいするのは6年ごとと定められていますので、残念ながら2018年の日野祭ではすべての曳山を見ることはできません。
それでも街中が提灯の灯りに包まれる日野祭は、まさに絢爛豪華な近江を代表する祭りといえます。
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日野祭で気になる駐車場などの情報は?
近江を代表する絢爛豪華な祭りとくれば、ぜひとも足を運んでみたいところですよね?でも有名な祭りやイベントとなれば、交通規制や駐車場の使用禁止など面倒なことも増えてきます。
では日野祭はどうかというと…なんとまつり祭り期間中に無料の臨時駐車場が準備されています!
ちなみに臨時の無料駐車場として開放されるのは、「日野町役場」と「日野公民館」となります。
●もっともインスタ映えするタイミングを狙え! せっかく滋賀県まで足を運ぶのですから、インスタ映えする写真を撮りたいと思いますよね?
それなら2日の夕方から見られる宵山を狙うのがおすすめ!
日野の街が提灯の温かい灯に包まれて浮かび上がる様子は、写真愛好家でなくても思わずシャッターを切りたくなってしまいますよ。
まとめ
近江商人たちが800年もの年月をかけて守り続けてきた馬見岡綿向神社で行われる日野祭り。今年のゴールデンウィークは、時代とともに新しい物へと移り変わっていく様子をじっと見守ってきた神様に会いに行きながら、伝統ある日本の祭りを体験しに近江まで出かけてみませんか?
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