これを総称して高山祭りといいますが、なんといっても春の訪れを実感させてくれる春の高山祭りは見所満載なだけに、春のおすすめ行楽スポットになっています。
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目次
春の高山祭りの日程は?
春の高山祭りは、例年4月14日と15日の2日間に行われることが決まっています。春の高山祭の見どころといわれる「からくり奉納」は、
この2日間のどちらにも奉納されます。
ですが、高山祭りは日本3大美祭と呼ばれているだけに、週末開催だけでなく、平日の開催であっても相当な混雑が予想されています。
しっかりと見学したいのなら、早めに場所を確保するようにしてくださいね。
春の高山祭りの由来は?
春の高山祭りは、日枝神社で行われます。この日枝神社は、高山市の南半分の氏神様として古くから地元民の信仰を集めてきました。
この氏神様を祀る行事として始まったのが、春の高山祭りといわれています。
高山祭りでは伝統的な技がみられる絢爛豪華な屋台が有名ですが、これも、もともとは神様が普段いらっしゃる山から下りてくるときに使う山車という意味があります。
「山車を曳く」から「屋台を曳く」に変わっていきました。
かつてはこの屋台も、単に土を盛っただけの築山でしたが、これも、時代とともに美しさや細かな技法を競うようになり、今のような形へと変わりました。
現在では、かつての職人技が光る屋台を何度も修復と保全を繰り返しながら引き継ぎ、貴重な文化財として評価されるまでになりました。
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高山祭りの見所を一挙紹介!
春の高山祭りの見どころといえば、なんといっても「からくり奉納」です。3台の屋台の上で繰り広げられるからくり人形の奉納は、1回50分程度ですが、毎年大勢の見物客が訪れる為、何しろ混雑します。
それでも、ぜひ見ておきたいのが、このからくり奉納。
綱方と呼ばれるからくり人形の操り手が、何本もの綱を使って屋台の上に立つからくり人形を自在に操るのですが、これがまた動きが細かくて見ている側としては「本当にこれが人形?」と思わず見入ってしまうほど!
しかも、操っている綱は観客側からはほとんど見えないため、人形が自由に動き回っているかのように見せるところが、まさに綱方の腕の見せ所!
さらに、ただ単に動くだけでなく、衣装の早変わりや踊りなどもあり、50分程度の奉納があっという間に感じられます。
さらに夜になると、提灯で照らされた屋台は幻想的な雰囲気になり、「動く陽明門」とも称される美しい姿を見せてくれます。
さらに、忘れてはいけないのが、前12台にもおよぶ屋台の曳き揃え。
伝統と歴史を現代にいたるまで守り継いできた屋台の技巧は、1つ1つが歴史的な価値を持っているだけに、一見の価値があります。
まとめ
秋に行われる八幡祭とは違った魅力を持ちながらも、2016年12月にユネスコの無形遺産にも登録された高山祭り。春の訪れを感じさせる日本の美しい伝統祭りを、皆さんもぜひ体験してみてくださいね。
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