毎年多くの観光客が訪れ、迫力ある太鼓の競演やパレード、夜に行われる幻想的な千年夜舞台など、盛りだくさんのイベントです。
まだ、今年で第31回と歴史はそれほど長くはありませんが、和太鼓の演奏だけでなく、毎回多彩な出演者による大本堂前の成田山千年夜舞台など、見逃せないイベントが盛りだくさん!
それでは、さっそく紹介していきましょう!
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目次
2019年成田太鼓祭りの日程と見所
第31回となる2019年の成田太鼓祭りは、4月13日(土)と14日(日)の2日間開催予定となっています。すっかりおなじみになった千願華太鼓は、今年も多くの打ち手が参加し、迫力ある演奏でオープニングを飾ります。
成田太鼓祭りの見所の1つであるこの千願華太鼓は、4月13、14日の両日とも、午前10時より大本堂前で行われます。
さらに、参道ステージでは、全国各地から集まった太鼓団体の演奏が随時行われます。
時間はそれぞれ午前11時からスタートし、13日は午後7時まで、14日は午後5時まで行われます。
この後のスケジュールは、日程が違いますから、しっかりチェックしてくださいね!
・13日(土)の見所
13日17時からは、幽玄な雰囲気の中、本堂前特設ステージで成田山千年夜舞台が行われます。
この舞台は、毎年2000人を超える観客で盛り上がる見ごたえ満点のステージです。
立ち見無料となっていますが、何しろ舞台の前は人だかりです!
じっくりと見たいなら、早めに席の確保を!
・14日(日)の見所
14日の見所といえば、パレード用に演出された太鼓や踊りのチームが表参道通り全体を練り歩く、華やかで熱気あふれる大パレード!
和太鼓だけでなく、様々な手法で観客を楽しませてくれるバラエティーに富んだパレードですから、ぜひ近くでその迫力を体験してみて!
成田太鼓祭りの気になる出演団体
まだ第31回の出演団体などは発表されていませんが、全国から特徴ある団体が参加することで有名な成田太鼓祭りですから、その期待度もかなりのものです。そこで、去年の第30回に千年夜舞台に出演した団体を、ここで一部紹介しておきます。
第31回の出場団体予想の参考にしてくださいね!
・鼓童(新潟県)
新潟県の佐渡島を拠点に活動している鼓童。
世界50ヶ国、6000を超える公演を行っており、2012~2016年にかけては歌舞伎俳優の坂東玉三郎さんを芸術監督として迎え入れなど、世界からも注目されているチームです。
・和太鼓 凪ジュニアチーム(いすみ市)
千葉県のいすみ市岬公民館を拠点とし、未就学児から大人まで、多くの会員が集まって活動しています。
小中高のメンバーで結成されるジュニアチームは、日本太鼓ジュニアコンクールの全国大会にも、千葉県代表として出場し、特別賞を受賞している実力派のチームです。
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成田太鼓祭りの由来
成田太鼓祭りといえば、千葉県成田市にある成田山新勝寺のイベントです。本尊を不動明王としている真言宗智山派の歴史ある成田山新勝寺は、一般には「成田山」と呼ばれ、多くの参拝客が訪れる場所です。
この由緒正しき寺の大本堂というと、本尊である不動明王像が安置されている場所です。
国の重要文化財である仁王門をくぐり、正面に立つ大本堂は、間口95.4m、奥行き58.9m、棟高32.6mという巨大な建造物です。
ここが、成田太鼓祭りのメインイベントでもある千年夜舞台の会場です。
成田太鼓祭り自体は、始まってからまだ30年と歴史がそれほどあるイベントではありませんが、成田山新勝寺は、歌舞伎の市川家と深いかかわりがあることは有名です。
なんでも成田山と市川家の縁の始まりは、初代市川團十郎の頃からといいます。
歌舞伎の舞台に新たな芸風を取り入れたことで人気を博した初代・團十郎ですが、なかなか子宝に恵まれず、当時の成田さん本堂である薬師寺に籠り、一心に子授けを祈願します。
すると、願いが通じたのか、見事、跡取りとなる長男を授かります。
この出来事に深く感謝した團十郎は、本尊である不動明王をテーマとした歌舞伎の舞台を初めて上演します。
するとこの舞台は大当たり!
このことにも深く感謝した團十郎は、成田山に大神鏡を奉納。
さらにこれを機に「成田屋」の屋号を使うようになりました。
こうした歴史を見てみると、「成田山と伝統芸」「成田山と舞台」は、切っても切れない縁があるといえそうです。
そう考えれば、開催年数はまだ30年の成田太鼓祭りですが、伝統芸の奉納という点から見ると、長い歴史があるともいえるでしょう。
まとめ
4月の空に、迫力ある和太鼓の音が響き渡る成田太鼓祭り。今年はいったいどんな出演団体が参加してくるのか、気になるところですね!
2019年度についてはまだ、詳細は発表されていませんが、今後も注目していきたいイベントの一つです。
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