赤ちゃんが断乳したのに離乳食を食べないのは好き嫌いの問題!?

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赤ちゃんが1歳を過ぎる頃になると、
ママ友達の間で話題に上がるのが、
「おっぱい、いつやめる?」ですよね?

たしかに、1歳を過ぎても授乳をしていると、
「まだ、おっぱい飲ませているの?」とか
「そろそろ断乳した方がいいわよ」など、
様々なアドバイスをもらうようになります。

そのため、このタイミングで断乳を決意するママが
多いようです。

おっぱいは、赤ちゃんにとってバランスの良い栄養素が
いっぱい詰まっています。

断乳によってこの栄養が取れなくなると、これらを補うためには、
口から直接栄養を摂取する離乳食が重要になってきます。

でも、赤ちゃんによっては、どんなにママが離乳食に工夫をしてみても、
まったく食べてくれないこともあります。

これってただの好き嫌いの問題?
それとも、工夫の仕方が間違っている?

そこで今回は、「断乳と離乳食の関係」や、
「離乳食を食べない時は好き嫌いが原因か」などを解説していきます。



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目次

断乳のメリット・デメリット

断乳は、「自然におっぱいを飲まなくなる=卒乳」と違い、計画的におっぱいをやめるもの。
ですから、断乳は赤ちゃんにとってもママにとっても、お互いに自立の第一歩でもあります。

●断乳のメリット 断乳すると、こんなメリットがあるといわれています。

■離乳食に対する食欲が増す
離乳食と授乳をあわせて行っているときよりも、断乳したあとのほうが、
離乳食に対する食欲が増す傾向があります。
ですから、体重の心配をしなくても済むというメリットがあります。

■おっぱいに対する執着が減る
おねだりすればいつでもおっぱいがもらえる状態では、
いつまでたってもおっぱいに対して執着してしまいます。

そのため、おなかがすいていないときであっても、
安心感を得るためにおっぱいをほしがることもよくあります。

その点断乳すると、そういった執着が少なくなりますので、
ぐずり泣きの回数が減るようになります。

●断乳のデメリット もちろん、断乳にはデメリットもあります。

■感情の起伏が激しくなる
授乳には、栄養の補給だけでなく、赤ちゃんとママとの
スキンシップとしての役割もあります。

断乳のタイミングが早いと、こうしたスキンシップが不足し、
赤ちゃんがストレスを感じやすくなってしまい、癇癪を起こしてしまったり、
なだめてもなかなか機嫌が直らなかったりすることがあります。


■乳腺炎を引き起こすこともある
断乳しても母乳の分泌量はすぐに止まるわけではなく、授乳しているのと同じように、
時間がたてば母乳がたまってきます。
しっかりと処理していかなければ、乳腺炎を引き起こしてしまうこともあります。

■ママのほうが気持ち的におっぱいから卒業できない
抱っこしながらの授乳は、ママにとっても赤ちゃんへの愛情を
強く感じることができるものです。

それだけに、ママの気持ちの気持ちの中でも、
おっぱいに対する愛着が深くなっています。

そのため、赤ちゃん以上にママのほうが、
「感情的におっぱいと卒業できない」というケースも少なくありません。


断乳したのに離乳食を食べない時に考えられる原因

せっかく断乳を決意したのに、離乳食を食べようとしない様子を見ていると、
ママなら誰でも心配になるものです。
でも、どうして離乳食を食べようとしないのでしょうか?

●断乳直後は、あまり食べないということもよくある
断乳直後の赤ちゃんが、おなかがすいているはずなのに
なかなか離乳食を食べようとしないということは、
それほど珍しいことではないようです。

赤ちゃんにとっておっぱいは、食事でもありますが、それと同じくらい、
ママとのふれあいが楽しい時間でもあります。

ですから、断乳前のおっぱいのすべてが、
おなかがすいていたのが理由というわけではありません。

ですから、母乳を飲んでいたころのように
食欲旺盛に離乳食を食べ進めるようになるには、少し時間が必要なのです。


●ママの不安な気持ちが赤ちゃんに伝わる
断乳直後は、赤ちゃんにとってもママにとっても不安が高まる時期です。

特に、赤ちゃんの栄養が心配なままにとっては、離乳食を食べないわが子を目の前にすると、
「何が悪いの?」「どうして食べてくれないの?」とさまざまな想いが浮かんできます。

そうしたままの感情を、いち早く察知してしまうのが、赤ちゃんです。
ですから、「ママの不安な気持ちを感じ取ってしまい、思うように食欲が進まない」
という赤ちゃんもいるようです。


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好き嫌いが原因で離乳食を食べない時に試してみたいこと

断乳したのに離乳食を食べないとき、もうひとつ考えてみたいのが、
「好き嫌いが原因」の場合です。

この場合は、赤ちゃんの好き嫌いをなくしてあげることによって、
離乳食を食べるようになることもあります。

●初めての食材に警戒しているかも?
大人であっても、初めて口にする食材の場合は、
その食材に対して警戒してしまうことってありますよね?
これは、赤ちゃんにだって同じことが言えます。

断乳によって離乳食の量が増えれば、その分、新しい食材に触れる機会も多くなります。
そのため、味だけでなく、食感や硬さなどにも敏感になります。

とはいえ、一度嫌がった食材でも、時間をかけて食べさせてみたり、
硬さや大きさを変えてみると、食べるようになることもあります。


●食器に飽きているかも?
食事に対する興味は、見た目によっても変わってきます。
そのため、同じ離乳食でも、食器やスプーンを変えてみると、
食事に興味を持ってくれることがあります。

●離乳食の硬さがやわらかすぎるせいかも?
月齢が高くなると、同じ離乳食であっても、しっかりとした食感や
噛み応えのある大きさの食べ物も食べられるようになります。

ところが、いつまでたってもやわらかい離乳食ばかり食べさせていると、
食感に飽きてしまい、結果として離乳食を食べないということもあります。


●好きなものだけ食べたいと思っているのかも?
赤ちゃんでも、1歳前後になると、自分の好きなものと嫌いなものがわかってきます。
食材だけでなく、味付けにも好き嫌いが出てきますので、
自分が食べ慣れた食材だけを選んで食べようとします。

ただし、こうした場合に無理に食べさせようとしても、
赤ちゃんはなかなか食べてくれません。
そこで、見た目を変えてみるというのも効果があります。


まとめ

断乳後は、離乳食の食べ進め方に一喜一憂してしまいがちです。
でも、大切なのは、「食事は楽しいもの」としっかり理解させることです。

離乳食を食べないからといって、喜んで食べるものだけを食べさせるのではなく、
楽しい食事の雰囲気や、食事に興味を持たせるような
食器に切り替えるなどの工夫をしていくうちに、徐々に食欲増えていくはずです。

まずはあせらずに、赤ちゃんのペースでじっくりと
取り組んでいくようにしていきましょうね。


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