冬至とはいったい何の日?どんな意味や由来があるの!?

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冬至といえば、一年で最も日照時間が短い日。

これを境に、少しずつ日照時間が伸びていき、春へと向かっていくわけです。

とはいっても、当時といえば、12月下旬のこと。

まだまだ、これから冬本番を迎えるという時期です。

そのため、昔から冬至では、様々な風習が行われてきました。


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目次

2018年の冬至はいつ?

毎年、12月下旬にやってくる冬至。

2018年は、いつ冬至なのかというと…

2018年12月22日となっています。

ちなみに、日照時間が最も長い日といわれる夏至はいつかというと、2018年6月21日となっています。

冬至と宗教には深い関わりが

冬至は、実は宗教とも深い関わりがあります。

●もともと冬至は、中国道教の祭儀だった 中国には、道教と呼ばれる宗教があります。

道教は、中国三大宗教の一つとされており、儒教・仏教と並び非常にメジャーな宗教でもあります。

この道教で行われる祭儀の一つが、冬至というわけです。

●星供養 実は、冬至の日には、天台宗や真言宗の寺院で、「星供養」が行われます。

本来、中国の道教の祭儀だった冬至ですが、密教系の仏教が、この道教の祭儀を取り入れ、仏教的に脚色したものが、星供養といわれています。

■星供養ではいったい何をするの?
星供養は、もともと、奈良時代から行われてきた国家安泰、厄除祈願などの行事でした。

これが、平安時代になると、天台系・真言系の仏教において、祭儀として行われるようになりました。

そのため、天台系・真言系の星供養では、国家安泰や厄除の祈願を行う祭事となっています。

■密教と星
仏教と星というと一見無関係のように思われがちですが、仏教の中でも密教系の考え方と星は、深い関係があります。

密教では、「星供の法」という考え方があります。

星には、それぞれ意味があると考えられています。

良い星もあれば、悪い影響を与える星もあります。

しかも、星の廻りは、自然にゆだねられているため、人の力ではどうすることもできません。

でも、悪い星が回ってきたとしても、普段から徳を積み、星を敬って日々祈りの日々を過ごせば、必ず徳が回ってくるとしています。

これが、「“禍を転じて福となす”の功徳」という考え方になります。

■星供養と星札
毎年、星供養では「星札」が配られます。

星札には、北斗七星を表す梵字とともに、悪い星を良い星へと変えるための祈りが込められています。

そのため、星札は、北斗七星の力によって一年間悪い星から守ってくれるお守り札となります。

●星祭 妙見系の神社などでは、星祭が行われます。

ここでは、仏教の星札と同じように、毎朝夕神職が祈りを込めた星祭神札が配られます。

こちらも、悪い星の災いから身を守ることを祈願するもので、「禍転じて福となす」ことを祈願するための祭事となります。

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日本各地にある冬至の風習

冬至に関わる風習には、日本全国で、様々なものがあります。

●冬至風呂 一般的に「ゆず湯」と呼ばれているのが、冬至風呂です。

冬至,冬至 とは,冬至 意味,冬至 由来,冬至 何の日 ■冬至風呂はいつから?
冬至風呂が日本で一般的となったのは、1838(天保9)年のことだといわれています。

「東都歳時記」の中に、江戸の銭湯で冬至風呂が流行しているということが記されています。

●冬至粥 冬至の朝には、小豆粥を食べるのが習わしにあります。

もともと、小豆粥には疫病にかからないといういわれがあり、そのことから無病息災を願って食べるようになったといわれています。

●「と」がつく食べ物を食べる 日本全国には様々な冬至にまつわる食の風習がありますが、特徴をまとめてみると、「と」がつく食べ物を食べるという点に共通点があるようです。

冬至の食べ物といえば「かぼちゃ」がありますが、これも、かぼちゃが「とうなす」と呼ばれているところに注目すべき点があります。

他にも、「豆腐」「とうがらし」「どじょう」等も、冬至に食べる食べ物として有名です。

まとめ

年末の慌ただしい時期にやってくる冬至は、かぼちゃを食べるだけでなく、次の冬至を迎えるまでの一年間の無病息災を星に願う日でもありました。

空気が澄んだ冬至の空に輝く星。

今年は、そんな美しいお星さまに、一年の健康と厄除を祈願してみてはいかがですか?

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