でも、喪中であるだけに、
「どんな内容で文章を書けばよいかがわからない」
ということも多いですよね?
そんな時に知っておきたいのが、喪中だからこそ
知っておきたい暑中見舞いのポイントです。
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目次
喪中の場合に気を付けたい暑中見舞いのあれこれ
冒頭でも紹介しましたが、喪中であっても暑中見舞いを出すことはできます。同じような挨拶状であっても、年賀状の場合は、喪中に出すことはできません。
暑中見舞いと年賀状の違いは、何かというと、「礼状を出す目的の違い」にあります。
年賀状の場合、「新年を祝う」ということが、はがきを出す目的になります。
喪中の場合は、このような晴れの席を辞退して喪に服す時期ですから、
年賀状を出すことはできません。
これに対し暑中見舞いですが、これは、「夏の最も暑い時期に相手の健康を気遣う」
ということが目的になります。
ですので、喪中であってもマナー違反にはならないのです。
ですが、忌中の場合は、不幸から日が浅い時期ですから、双方に配慮が必要です。
そのため、この場合は、「その年の投函は避ける」「残暑見舞いとして投函する」
という方法があります。
もしも、忌中に暑中見舞いを受け取った場合は、返事は出した方が良いです。
その場合、はがきは無地または控えめなはがきを選ぶようにするとよいです。
ただし、忌明けまでは、精神的にも大変な時期ですから、
無理に返事を出さなくても、失礼には当たりません。
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自分が喪中の場合の暑中見舞いの文例
自分が喪中の場合でも、文章の構成の基本は一般的な暑中見舞いと同じです。ただし、相手の健康を気遣う部分を、喪中ならではの文章に書き替える必要があります。
喪中の時に使える暑中見舞いの文例には、次のようなものがあります。
●喪中を知らせる暑中見舞い
喪中であることを知らずに暑中見舞いを送ってきた方へ、
喪中を知らせる目的もかねて暑中見舞いを出すことがあります。
その場合は、
①いつ
②誰が(自分との続柄)亡くなったのか
③これまでの感謝の言葉を入れます。
■例文
・去る○月、父〇〇〇〇が逝去いたしました
・生前のご厚情に、厚く御礼申し上げるとともに、謹んでお知らせいたします
●葬儀(通夜)に来た方への暑中見舞い
すでに喪中であることを知っている相手への暑中見舞いは、
葬儀や通夜へ来ていただいたことへのお礼を書き添えます。
■例文
・故〇〇の葬儀には、お忙しい中御会葬いただき、誠に有難うございました
・故〇〇の通夜には、ご多忙中にもかかわらず御参列賜りましたこと、謹んで御礼申し上げます
・四十九日の法要も無事すまし、私どもも落ち着いてまいりました
・無事納骨まで済ますことが出来ましたことを、謹んでお知らせいたします
相手が喪中の場合の暑中見舞いの文例
相手が喪中の場合でも、暑中見舞いは送ることが出来ます。この時は、相手の健康を気遣うことがメインではなく、
故人の冥福と遺族への暖か励ましの言葉を送るのがメインになります。
■例文
・〇〇様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、
安らかなるご冥福を心よりお祈り申し上げます
・〇〇さんがご逝去なされて半年、ご家族に置かれましては
未だ寂しい日々をお過ごしでいらっしゃることとお察しいたします
まとめ
喪中の場合の暑中見舞いは、「喪中を知らせる」「喪中の相手を励ます」「葬儀や通夜のお礼」など、
それぞれの事情に応じて相手へ気持ちを伝える手段として利用することが出来ます。
相手への健康を気遣うことが目的にある暑中見舞いのこうした使い方も、
知っておくといざという時に役に立ちます。
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