感謝の気持ちを添えて贈るものです。
そのため、お歳暮のタイミングやお品物、
熨斗紙の書き方などにマナーがあります。
また、親しい方へのお歳暮だけでなく、
ビジネスとしてのお歳暮についても、
知っておきたいマナーがあります。
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目次
お歳暮の基本的なマナー
まずは、基本となるお歳暮のマナーについて紹介しておきましょう。●のし紙のマナー
お歳暮の場合、のし紙を付けるのがマナーです。
のし紙は、紅白の蝶結びに、「熨斗」が描かれているデザインを選びます。
■名前の書き方
のし紙の蝶結びの上には、中央に「御歳暮」と書き入れます。
名前は、結び目の下に、やや小さめのサイズで書き入れます。
名前は、必ずフルネームを書き入れます。
●お歳暮の金額相場
お歳暮に選ぶ品物の相場は、贈り先との関係や、年齢によっても異なります。
ただし、一般的には、どの相手に対しても5千円がお歳暮の相場といわれています。
■品物を選ぶ時のポイント
「自分が貰ってうれしいもの」という考え方もありますが、
もともとお歳暮には、「無事に年の瀬を越し、新たな年を迎えられますように」
という意味も込めて、新年のお祝いの必需品を贈るのが起源にあります。
ですから、昔から、お歳暮の品物としては、
「お酒」「おもち」「数の子」「するめ」「塩鮭」などが重宝されています。
★お歳暮に人気の商品とは?
最近では、洋菓子や缶詰なども人気ですが、
王道のお歳暮ギフトといえば、次のようなものがあります。
・ハムまたはソーセージ
・ビール
・海苔
・日本酒または焼酎
・乾物類
・商品券またはギフト券
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お歳暮の贈り方
お歳暮は、「直接持参する」または「宅配便を利用する」のいずれかで届けるのが一般的です。
●直接持参する場合
基本的に、お歳暮は直接持参し、あいさつを兼ねてお渡しするのがマナーです。
ですから、事前に訪問の約束を取り付け、時間に合わせて、自宅を訪問します。
■持参する時は、品物は風呂敷に包む
せっかくお歳暮を持参するのであれば、お品物は紙袋に入れたまま持参するのではなく、
きちんと風呂敷に包んでいくのがマナーです。
●宅配便を利用する場合
本来は、時節の挨拶を含めてお渡しするのがお歳暮のマナーですので、
事情があって宅配便を利用する場合も、品物とともに
挨拶状を添えるというのがマナーです。
品物に挨拶状を添えないのであれば、品物が先方に届くタイミングに合わせて、
手紙またははがきで挨拶状を郵送するのが、お歳暮のマナーです。
ビジネスシーンでのお歳暮のマナー
ビジネス相手にお歳暮を贈る場合は、次のような点に注意するとよいでしょう。●金額の目安
お歳暮ギフトの相場としては、基本的に「5千円」が目安となっています。
同僚に対しては、50代以上の場合は贈るのがマナーとなりますが、
40代までは、贈らなくてもマナー違反にはなりません。
★関西は、基本的に5千円が相場
関東と関西によって、お歳暮の金額相場は異なります。
関東では、相手との関係によっては、3千円~5千円と幅がありますが、
関西の場合は、基本的に5千円程度のものを準備するのが相場となっています。
ですから、ビジネス相手が関東圏なのか、関西圏なのかをチェックすることも、
ビジネスシーンでは大切になります。
●のし紙の書き方
のし紙は、紅白の蝶結びで、熨斗がデザインされたものを使用します。
結びめの上の部分には「御歳暮」と書き入れ、
結び目の下に、社名と代表者名をかきます。
社名は右側に書き入れ、代表者名は、役職名も含めてすべて書き入れます。
★宅配便の場合は内のしでもよい
お歳暮は、直接持参してお渡しするということが基本ですが、
宅配便を利用しても、ビジネスマナー上問題はありません。
ただしその場合は、のし紙は「内のし」とするのが一般的のようです。
●お歳暮の渡し方
ビジネスの場合は、直接持参する場合でも、風呂敷に包む必要はありません。
ただし、渡す場合には、先方に表書きが読めるように、
品物の向きに注意して渡すことが大切です。
まとめ
社会人になったら、知人や友人だけでなく、親戚や職場の上司などとの付き合いにもきちんと配慮する必要が出てきます。
お歳暮は、品物を贈るだけでなく、お歳暮のマナーも大切なポイントになります。
正しい大人の付き合い方をする上でも、お歳暮のマナーを守るようにしましょうね。
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