節分の恵方巻きを食べる時の方角って決め方やルールがあるの!?

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恵方巻きといえば、節分の時に食べる
太巻き寿司のこと。

丸々とした太巻き寿司を、恵方を向きながら食べると
縁起が良いといわれていますが、その恵方は、
毎年少しずつ違っています。

ちなみに、恵方の決め方には、きちんとしたルールがあり、
恵方を向いて食べると縁起が良いといわれている理由も、
ちゃんとあります。



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目次

そもそも恵方巻きの恵方って何?

そもそも恵方巻きを食べる方角と言われている恵方ですが、
それにはどんな意味があるのでしょうか?

●歳徳神(としとくじん)がいる方角
歳徳神とは、陰陽道で福や徳をつかさどる神様と言われています。
歳徳神は、ほかにも、歳神様や正月様と呼ばれることもあります。

●歳徳神って何者?
歳徳神の由来は諸説あります。
ただ、一般的に歳徳神を表す場合、美しい姫神様の姿をしています。

●歳徳神がいる恵方とは?
恵方は、「えほう」「吉方」「兄方」と書くこともあり、地域によっては
「明きの方(あきのかた)」ということもあります。
これらの漢字からも分かるように、すべての吉につながる方角と言われています。


恵方巻きの方角の決め方

恵方には、4つの方角があります。
ただし、不思議なことにこの4つの方角は、5年周期で繰り返すのが恵方の方角。

しかも、恵方の方角は、その年の干支の十干によってきめられているので、
毎年、少しずつ方角が違うのです。

●4つの恵方の方角
歳徳神がいる4つの方角は、次の4つです。

■甲の方角
東北東よりやや東側に位置します。

■庚の方角
西南西よりやや西側に位置します。

■丙の方角
南南東よりやや南側に位置します。

■壬の方角
北北西よりやや北側に位置します。


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恵方を向いて食べると縁起がいい理由は?

ここまで解説してきてわかるように、恵方には、その年の福や徳をつかさどる神様がいます。

そのため、恵方に向かって、福や運をたくさん巻き込んだ恵方巻きを食べると、
縁起が良いといわれています。

でも、恵方巻きの食べ方には、「無言で食べる」「笑いながら食べる」
「目をつぶりながら食べる」など、様々です。


●どうして無言で食べるの?
恵方巻きを食べるときは、願い事をしながら食べるといいます。

でも、その願い事は、口に出してしまっては、恵方巻にくるまれたたくさんの福や運が、
すべて逃げて行ってしまいます。
そのため、無言で食べるといわれています。


●どうして笑いながら食べるの?
中国の五行思想と関係しているようです。
そもそも五行思想では、すべてのものは、木・水・火・土・金の
5つの元素でできていると考えます。

これらの5つの元素は、互いに関係しあっています。恵方巻きを食べるのは、立春のころ。
五行において春は、「木気」にあたります。
木気は、金木に弱い性質があり、金木の力が強いと、春がやってこないと考えます。

この金木が苦手とするのが、「火気」だといわれ、
火気の美馬元である笑いが必要なのだといいます。

そこから、笑いながら食べるという風習が生まれたといわれています。

●どうして目をつぶりながら食べるの?
恵方巻きを食べるときは、願い事をじっと思い浮かべながら食べると
願いが叶うといわれています。

人間が神様にお願いをする(祈祷)とき、自然と目をつぶってお祈りしますよね?
そのことが由来しているのではないか、と言われています。


まとめ

恵方巻きに関しては、ほかにも様々な説があります。

例えば、「太巻きではなく細巻を食べる」とか、
「具は7つ入っていればなんでもよい」など、
現代人にとっては意外と都合よく解釈できるものも…。

まあ、そうはいっても、おいしいお寿司を食べるだけで願いが叶うのなら、
これを逃すのはもったいない!
さて、今年の恵方巻き、皆さんは何を食べますか?


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