春は春分の日(3月21日頃、その年により変動)
秋は秋分の日です(9月23日頃、その年により変動)
この日を中日といってこの前後3日間をあわせた
7日間を総称して彼岸といいます。
お彼岸の初日を「彼岸の入り」、
お彼岸の最終日を「彼岸明け」といわており、
この時期を境に季節が変わることで、
暑さ寒さも彼岸までという言葉が生まれたのです。
お彼岸と言えばお墓参りですが、
お墓参りには何を持って行けばよいのか、
また服装はどのようなモノを着て行けば良いのか
時間帯は何時頃に行くものと決まりはあるのか等
色んな疑問を検証してみましょう。
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目次
お墓参りには何を持って行けば良いの?
お墓参りに必要なものとして、供花・線香・ろうそく・お供え物があります。またお寺によっては水を持参しなければならいところもありますのでご注意下さい。
供花は、お花屋さんやホームセンターなどで売っていますので、
これを買って持って行けばよいのですし、
庭に咲いている季節の花を摘んで供花としてもよいです。
お供え物ですが、昔の風習として、春は牡丹餅、秋はおはぎとされていましたが、
最近では故人が生前好んでいたものを供えることがおおくなりました。
お菓子や果物、お酒など好きなものをお供えして下さい。
お墓参りにはこのようなお供えが必要というものがありませんので、
自由に供えて下さい。
ただし、食べ物を供える場合は、お墓参りが済んだ後に、
必ず持ち帰るようにして下さい。
本来、お供え物は持ち帰って先祖様と分け合っていただく
というのが正式のマナーです。
そこで、お菓子や果物などを供える場合は、
半紙や紙の皿などお供え物の下に敷いて供えるようにして下さい。
また、持ち帰るのは気が引けるという方は、
お寺にご供養として渡すことができます。
その際は、お渡しできるような形で用意するようにして下さい。
お彼岸にお墓参りにどのような服装で行けば良い
お彼岸にお墓参りをするという習慣は古くからあります。現在になってもその習慣は続いておりとても良いことだと思います。
しかし、お墓参りに行くのにどのような服装で行けばよいのか
迷っている方も少なくないと思います。
お墓参りに行くときの服装ですが、普段着で十分です。
礼服を着ていく決まりはありません。
しかし、いくら普段着でもよいといったものの、
短パンとTシャツ、サンダルや短パンとタンクトップといった
軽装は避けるようにして下さい。
また色合いも派手な色は控えるようにして下さい。
しかし服装は時と場合によって変える必要があります。
家族だけならば普段着でも良いのですが、
親族や親戚の方と一緒に行く場合は、略式の礼服が好ましいと思います。
また礼服が無い場合などは黒色やダークなどの色の濃い服を着て行けば良いですし、
ネクタイも黒が良いのですがこれも無い場合は、
紺などの色合いの濃いモノをしていくと相手に対して失礼になりません。
ただし、彼岸と法要とを一緒に行う場合があります。
このようなときは礼服を着ていくのがマナーですのでご注意下さい。
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お彼岸にお墓参りに行く時間帯は?
お墓参りに行く時間帯ですが、基本的には決まりごとはありません。しかし一般慣習として午前中に済ませるのが一般的とされています。
お墓までの距離や交通手段によってなかなか
午前中に行けない方もいると思いますので、
無理のない程度の時間帯でよいと思いますが、
あまり遅い時間帯だとお寺が閉まっている場合や
閉める間際だとお寺さんにご迷惑がかかりますし、
夕暮れ時になると足元が暗く危険ですので、
夕方の早い時間帯までには済ませるようにして下さい。
まとめ
お彼岸にお墓参りをする際には、服装は普段着でもOKですが、派手な色合いや軽装は避けるようにして下さい。
お供え物に決まりごとはありませんので、
故人が好んでいたものをお供えするのが一般的です。
しかし、お供え物の中にお菓子や果物がある場合は、
持ち帰って皆で食べるようにするか、お寺さんに渡すようにして下さい。
その際は包装などにも気を配るようにするのがマナーです。
お墓参りは、形式や作法などはありませんが、
宗派や地域によって異なることがありますのでご注意ください。
分からない時はお寺の住職にお尋ねください。
お墓参りは、形式ではなく、故人を偲ぶ、
ご先祖様を敬うという気持ちが大切です。
お墓参りの時期や時間帯は一般的なことにすぎませんので、
お墓参りに時期や時間帯はなく、
大切なのは敬うという気持ちですので忘れないで下さい。
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