これまでの研究の成果を発揮するためにも、気合が入っている人も多いはずです。
でも、気合が入ると、逆に難しくなってくるのが卒論。
そこで、自分の研究成果を自分らしくまとめるために、知っておきたい卒論のポイントについてまとめてみました。
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目次
そもそも卒論の採点ポイントは?
卒論は、自分の研究テーマを、限られた時間で発表することまでが採点のポイントになります。でも、だからこそ、採点する側から見てみると、ポイントが抑えられているかどうかが重視されます。
●ページ数を増やすだけでは、プラス評価にならない 担当教官は、多くの学生の卒論に目を通さなければいけません。
そのため、ダラダラと文字数を増やしただけの卒論は、正直に言えば迷惑なわけです。
でも、卒論を書き上げるまでには、あなたもそれなりの時間をかけ、十分に研究に時間を使ってきたはずです。
その成果をしっかりと評価してもらいたいのであれば、中身は凝縮されていても、簡潔な表現でまとめるということが大切になります。
●概要のクオリティが論文の評価を左右する 卒論のトップページにあたるのが、卒論の概要です。
この概要で、先生の興味をどれだけひきつけられかが、卒論成功のポイントになります。
概要は、卒論の構成の骨組みにもなります。
ここがしっかりしていれば、書き進めていっても、自分のテーマから一脱することなく、卒論全体もまとまってきます。
●参考文献は重要 参考文献の引用は、卒論の中でも重要になります。
この参考文献の引用数は、研究テーマに関する調査を評価する上でも重要になってきます。
あまりにも引用が少ない場合は、調査不足と評価されます。
また、教科書に掲載されている内容ばかりを引用していては、「研究に深みがない」という印象になってしまいます。
自らのテーマを客観的な立場から考察するという意味でも、関連研究も含めて印象していくと、かなり印象としては良くなります。
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卒論はテーマの決め方がポイント
卒論のテーマを決める時のポイントは、「気合を入れ過ぎない事」です。●卒論のテーマは、自分の興味があることに徹する 卒論は固いテーマでなければいけないということは、決してありません。
自分が興味を持っていることや疑問に思っていることは、あなた以外の誰かも同じ考えを持っているかもしれません。
そんなあなたが興味のあるテーマを、様々な角度から掘り下げていくことによって、新しい問題や発見が出てくるかもしれません。
実は、そのことこそが、卒論で大切なポイントでもあるのです。
●卒論のテーマは、身近な物事に着目する 自分の専攻分野にこだわりすぎてしまうと、自分の中にある先入観が卒論構成の邪魔になってしまう可能性もあります。
たとえ、なかなか身近な問題と直結して考えることが難しい専攻分野であったとしても、視点を変えてみることによって、身近な物事とリンクしていることが分かることもあります。
●漠然とし過ぎるテーマはNG 卒論のテーマを、「〇〇について」としてしまうのは、NGです。
卒論としては良いように思われがちなのですが、この場合のNGポイントは、「テーマが漠然とし過ぎている」ということにあります。
要するに、「○○について」ではなく、「○○の××に関する問題」のように、この卒論のテーマがどこにあるのかが明確にタイトルからわかるようにするというのが、卒論のテーマのポイントです。
卒論の構成ポイントはここだ!
卒論の構成は、調査を行う前にあらかた作っておくのが、上手く卒論をまとめるためのポイントです。●調査を始める前に「章立て」する 卒論の構成では、「章」「節」「項」にあります。
序章があり、分析や調査内容をまとめる各章でボリュームをつけ、終章にて結論を述べるのが、基本的な構成になります。
調査をする前に、まずはこの流れを作ることによって、効率よく調査・研究が行えるようになります。
●序章では、わかりやすく問題提起をする 「卒論のクオリティを上げるには概論が大切だ」といいましたが、概論から本論へ誘導するために大切になるのが、序章です。
「なぜこのテーマを問題として取り上げるのか」という、テーマ起案に対する背景を取り上げ、問題提起をします。
この部分がスムーズに流れていくことによって、読む側にとってもわかりやすい論文となります。
●終章は、今後の研究課題の予測で締めるといい 終章では、論文の結論がまとめられていくのですが、研究や調査の過程によって、新たに分かった問題についてふれるということも、卒論の印象をよくするポイントです。
まとめ
卒論は、書き始める時期も含め、十分に計画立てて進めるのがポイントです。期限間近になって慌てて書き進めても、良い卒論はできません。
これまで行ってきた調査や研究の成果を発表する場ですから、ぜひ計画的にすすめるようにしてみてくださいね。
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