「長崎くんち」は、長崎県長崎市の諏訪神社で、
毎年10月7日から3日間にわたって行われるお祭りです。
なかでも、「網走番外地」「トラック野郎・暴走一番星」
「長崎ぶらぶら節」といった有名映画だけでなく、
数々のドラマやテレビ中継などでも取り上げられる長崎くんち。
そこで今回は、長崎くんちの歴史や魅力だけでなく、
2017年のイベント情報についてもまとめて紹介していきます。
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目次
2017年の長崎くんちの日程は?
●日程 2017年 10月7日(土)~9日(月・祝)●場所 ★諏訪神社
住所:長崎市上西山町18-15
電話:095-821-8596
★長崎市公会堂前広場
住所:長崎市桜町4-1 長崎商工会館
電話:095-822-0111
★お旅所(元船町)
住所:長崎市元船町10-4 夢彩都横
★八坂神社
住所:長崎市鍛治屋町8-53
電話:095-822-6750
●駐車場 長崎くんちでは、イベント専用の臨時駐車場はありません。
例年、激しい交通渋滞が起こるため、会場周辺の駐車場では、
午前中に満車になることもよくあります。
出来るだけ車は使わず、電車または公共交通機関を利用して会場入りするのがおすすめです。
▲最寄り駅
JR長崎駅
長崎くんち、見るならどこ?
長崎くんちは、例年多くの見物客が訪れることで有名な祭りです。それだけに、ゆっくりと祭りを楽しみたいのなら、有料席をゲットするのがポイントです。
でも、人気のある有料席は、すでに6月時点で販売が開始されてしまって、
手に入らない可能性も…。
そこで今回は、これから販売が開始される「中央公園」の有料席情報を紹介しておきます。
●中央公園
■観覧料金
・スタンドS席 ¥5000/名
・砂被りござ席 ¥5000/名
・スタンドA席 ¥3000/名
・車いす席 ¥4000/名
※子供料金の設定はありません。
※2歳未満の乳幼児は、膝上での観覧可です。
■開催日時
10月7日(土)8:10~17:10までは、招待客のみとなっています。
★10月7日(土)の販売席
・砂被りござ席
・スタンドS席
・すたんどA席
・車いす席
★10月8日(日)販売席
・砂被りござ席
・スタンドS席
・車いす席
■販売開始日時
2017年8月1日(火) 10:00~(予定
■販売方法
全国チケットぴあ、セブンイレブン、サンクス、サークルK、
ローソン、ファミリーマートなどで販売されます。
■各種問い合わせ先
長崎商工会議所業務課
住所:長崎市桜町4-1 長崎商工会館
電話:095-822-0111
公式ホームページはこちら
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長崎くんちってどんな祭りなの?
長崎くんちは、長崎県長崎市にある諏訪神社の秋季大祭です。この行事の始まりは、寛永11年(1634年)といわれており、
2人の遊女が「小舞」を奉納したことにあるといわれています。
その後も、時の奉行である長崎奉行が援助を行うことによって、
年々盛んになっていき、江戸時代には、すでに絢爛豪華な祭礼として
有名だったといいます。
●どうして「くんち」っていうの?
長崎くんちは、1634年旧暦の9月7日に、遊女高尾と音羽が「小舞」を奉納し、
8日に神輿がお旅所に渡御され、9日に無事に還御されたのを始まりとしています。
この9月9日は、重陽の節句とも呼ばれている、五節句の一つでもあります。
菊の節句として厄を祓う大切な日であった9月9日の「くにち」が、
「くんち」と転じたという説が、長崎くんちの語源としては有名です。
●長崎くんちの行事
長崎くんちは、実は6月1日の小屋入りから始まっています。
10月に入ると、前日にあたる10月7日までは、諏訪神社で様々な神事が行われたり、
各踊町にて庭見世や人数揃いなどの行事が行われ、
3日間にわたる長崎くんち当日を迎えます。
●長崎くんち独特の掛け声
長崎くんちでは、観客が欠ける掛け声にも、独特の約束があります。
■アンコール編
アンコールの掛け声でも、状況によって言い分けるのが決まりです。
★モッテコーイ
踊り場を退場した演し物を呼び戻すときに、アンコールの意味でかける掛け声です。
「モッテコーイ、モッテコイ」と連呼するのがお決まりです。
★ショモーヤレ
本踊りに対してアンコールをするときに使う掛け声です。
ショモーヤレは、「所望するからもう一つやれ」が短くなったものらしいですよ。
■盛り上げ編
観客側で場を盛り上げる時に使う掛け声にも、次のようなものがあります。
★フトーマワレ
笠鉾が回る時につかう掛け声です。直訳すると「太く回れ」ですが、
長崎では「太い=大きい」なので、「大きく回れ」と掛け声をかける時に使います。
★ヨイヤァ
「よっしゃ!」とか「やった!」という意味で使う掛け声です。
見せ場が決まったところで、「ヨイヤァ」とかけると粋です。
まとめ
旧暦の9月9日にはじまり、今なお、受け継がれている伝統の祭り「長崎くんち」。ぜひ、秋の長崎を楽しみに、足を運んでみてくださいね。
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