まさかうちの子が小児喘息に!」
そんな、ママたちの不安な気持ちもわかりますが、
症状が出てしまったのなら、
今度はどうやって症状を軽くしてあげるか
ということに気をかけてあげましょう。
小児喘息は、その原因がはっきりすれば、
決して治らない病気ではないのです。
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目次
小児喘息になる原因って何?
まず、小児喘息の原因をしっかり見極めましょう。小児喘息の8割は、1~3歳には発症します。
そして、その多くは、アレルギー性喘息です。
1~3歳という低年齢で喘息にかかる理由の一つは、気管支が敏感なことにあります。
ですから、ダニやほこり、花粉などのほかにも、冷たい空気や線香、
花火やタバコの煙なども、発作の原因になることがあります。
基本的に、小児喘息の場合、小学校卒業までに治るのが多いのが特徴です。
もちろん、発作の程度や頻度によってはこの例には含まれないこともありますが、
早めに専門医の指導を受けるようにすれば、症状改善が見込める病気とも言えます。
小児喘息になったら治るの?治らないの?
室内のほこりやダニなどによるアレルギー反応によって起きる小児喘息の場合は、アレルギー物質を寄せ付けない環境にしてあげることでも、
症状軽減にかなりの効果が見込めます。
ただし、これはあくまでもアレルギー検査を行ったうえ、 小児喘息の原因がアレルギー物質にあると分かった場合に限ります。
この時に効果があるのは、こまめな掃除です。
畳や床のほこりやダニをこまめに掃除するだけでなく、
布団やペットのダニ対策も行います。
症状が落ち着くまでは、同居するペットを実家に預けるというのも、
小児喘息の症状改善にはある程度の効果があります。
ちなみに、小児喘息の約50%は小学校卒業までに治ります。
ただし、中学校卒業まで症状が続く場合は、
成人になっても症状を繰り返す可能性があります。
パパやママが積極的に症状改善に関われば、
決して治らない病気ではないのが小児喘息なのです。
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小児喘息に水泳がいいっていうのは本当?
昔から、「喘息の子どもには水泳が一番」ということを聞きますが、その根拠とは一体何なのでしょう?
その一つは、体を鍛える効果にあるといえます。
「呼吸がしづらい」「動くとヒューヒュー音がする(喘鳴)」が続くと、
やはり子どもとしても不安な気持ちが強くなるのは当たり前です。
そのため、どうしても運動から遠ざかりがちになります。
でも、運動を続けることで、体の機能はアップし、
同じ運動をしていても息が上がりにくくなります。
これは、運動による体への負担が減っている証拠です。
そのことによって、動いても「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった
嫌な音がしなくなります。
とはいえ、屋外を走り回るというのは、小児喘息の子どもにとって
ひどく負担の多い運動です。
ところが、水泳となると、筋力を使う割合は上がりますが、
体に対する負担は屋外での運動の中でもかなり抑えることが出来ます。
しかも、屋内のプール施設なら、年中温水プールを使っています。
外部環境に影響を受けやすい小児喘息ですが、年間通して温かく、
しかも一定の湿度が保たれている水泳というのは、気管を保護し、
活動をしやすくする絶好の環境にあるといえるのです。
まとめ
水泳によって小児喘息が治ったという例が多いのは、間違いありません。ただし、それは、直接原因というわけではなく、
あくまでも総合的に治療に向き合った結果ということを忘れてはいけません。
正しい食生活と十分な睡眠、適度な運動と清潔な環境こそが、
かわいいわが子の小児喘息を治す一番のポイントなのだということを、
ぜひ覚えておいてくださいね!
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