母子手帳はいつ、どこで手続きすればもらえるの?

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母子手帳は、妊娠すると発行される大切なものです。

正式名称は「母子健康手帳」
となっていることからわかるように、
生まれてくる赤ちゃんだけでなく、
妊娠中の母親の健康も記録していく大切なものです。

そこで今回は、母子手帳に関するさまざまな疑問を
詳しく解説していきましょう。





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目次

母子手帳はいつ、どこで手続きするものなの?

母子手帳を交付してもらうには、どのようにすればよいのでしょうか?

●母子手帳はいつもらうの?
母子手帳の交付手続きは、産婦人科などで赤ちゃんの大きさが
2cm程度になったと診断されたころがよいとされています。
これは、妊娠10週以降が目安となります。

●母子手帳はどこでもらうの?
母子手帳は、現在住民票がある市区町村役場でもらうことができます。

●母親でなければもらえないの?
基本的には、代理人であっても交付してもらうことができます。
ただし、その場合には、代理人の身分証明書や印鑑など、
交付手続きに必要になるものがある場合があります。

母親以外が代理で受け取る場合は、あらかじめ
交付窓口となる市区町村役場に確認をするようにしましょう。

●どうやって手続きするの?
交付手続きには、まずは交付窓口となる市区町村役場で必要書類を提出する必要があります。
このときに提出するのは、「妊娠届」になります。
基本的には、窓口で妊娠届に必要事項を記入すると、その場で交付されます。

■妊娠届とは
妊娠届は、「医療機関で発行される場合」と「自治体窓口で書類を書く」の2つがあります。

医療機関で発行される場合は、産婦人科などで妊娠と診断されると同時に発行されます。

自治体窓口で書類を書く場合は、各市区町村役場で直接用紙をもらい、
自己申告によって必要事項を記載します。
この場合、医療機関の診断書は必要ありません。

■未婚または入籍前に妊娠したときは?
婚姻届を提出していなくても、妊娠届は提出することができます。
妊娠届の記入欄に「夫の氏名」を記入する欄がありますが、
この場合は、「夫となる予定の人物の氏名」を記入します。

●いつまでに母子手帳の手続きはするべき?
母子手帳は、妊娠がわかってからすぐに交付してもらうこともできますが、
妊娠が確定するまで待ってから交付手続きを行っても問題はありません。

ただし、妊娠12週以降からは、母子手帳への記入事項があります。
ですから、遅くとも妊娠12週までには手続きを行っておくことが望ましいでしょう。

●引越しの予定がある場合はどうするの?
妊娠届を出すと母子手帳を交付してもらえるのですが、
交付後に引越しの予定があったとしても、交付してもらった母子手帳を
そのまま使用することはできます。

ただし、注意事項があります。

母子手帳をもらうときに、一緒に別冊を受け取ります。

この別冊には、妊婦検診の受診券などが添付されているのですが、
地方自治体によって、利用できる妊婦検診の受診券は異なります。

ですから、受診券を利用して検診を受ける場合には、
あらかじめ転出先となる地方自治体の受診券を新たに発券してもらう必要があります。



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母子手帳ってどうして必要なの?

母子手帳というと、赤ちゃんの成長に関する手帳というイメージが強いかもしれませんが、
実は、妊娠から出産、赤ちゃんの様子からその後の成長にいたるまで、
さまざまなことを記録する大切な手帳です。

そのため、手帳の中身には、次のような事柄を記録したり、
出産・育児に関する資料が添付されています。

●妊婦の健康状態の記録
母子手帳には、母体となる妊婦の健康状態を記録する部分があります。
体重の変化だけでなく、血圧やその他母体の健康を把握するための
さまざまな検査内容が記録されます。

●妊娠中の経過記録
妊娠期間中の赤ちゃんの成長を、細かく記録していきます。

●出産時の記録
出産時の母子の様子を記録します。出産時に異変があった場合は、
そのことについても詳しく記録されます。

●乳幼児の発育などの記録
入院中は、乳児の体重や身長の変化を毎日記録します。
また、退院後も定期健診の際には母子手帳を持参し、そこでも発育の記録を残していきます。

●予防接種などの記録
予防接種は、摂取するタイミングには目安がありますが、
概ね就学前までにはすべての予防接種が終了するようになっています。
母子手帳では、これらの予防接種の記録も行われますが、
予防接種を受ける目安も記載されています。

●妊娠・出産・育児のためのアドバイス
初めての妊娠・出産・育児となると、それぞれのタイミングで
さまざまな問題や不安がおきるものです。
そのときに役立つアドバイスがまとめて記載されています。

アドバイスには、妊娠期間中の過ごし方や妊産婦の栄養アドバイス、
新生児に関する注意事項や、月齢別の育児のポイントなどが挙げられています。

●別冊
妊娠中の妊婦検診の受診券や予防接種の受診券などが添付されています。



まとめ

母子手帳は、妊娠がわかってから出産、育児の家庭で行う検査や予防接種など、
赤ちゃんと母親に関するさまざまな記録を残していく大切な手帳です。

ですから、妊娠が確定したら、体調に考慮しつつ、
早めに交付窓口で受け取るようにしてくださいね。


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