名刺の渡し方や受け取り方！あなたのマナーは大丈夫!?

名刺交換は、ビジネスマンにとってマナーのひとつです。

特に、名刺交換は、相手への印象を左右する大事な場面です。

正しい渡し方や受け取り方がわかっているだけで、あなたの評価にもつながるだけに、できれば、しっかりとマナーについて知っておきたいところです。

そこで、初めてでも美しいと評価される名刺交換のマナーについてみていきましょう。

名刺交換の前に見直さなければならないこと

名刺交換は、あなたの第一印象を左右する大事な場面です。

でも、名刺交換をする前に、確認しておかなければならないことがあります。

●名刺入れは名刺以上にその人をあらわす
名刺入れは、その名のとおり、「名刺を入れるもの」です。

ですから、間違ってもポケットや財布からいきなり名刺を取り出して交換するなんてことは、絶対にしてはいけません。

とはいえ、意外と見落としがちなのが、名刺入れのセレクトです。

どれも、「個性があっていいね」と評価してくれる人であれば問題はないでしょうが、必ずしもそういう人ばかりだとは言い切れません。

「はじめまして」の挨拶をするのが名刺交換ですから、相手はあなたの個性をまったく知らないわけです。

ということは、目に付いた情報＝あなたの印象になります。

ですから、たかが名刺入れといっても、あなたを表現するアイテムのひとつではあるのです。

●爪の印象は名刺交換を左右する
差し出された名刺とともに視線が集まるのが、名刺を持っている指先です。

ですから、ビジネスマンは、常に指先にも注意が行き届いていないといけません。

特に、爪が伸びていたり、マニキュアがはがれていれば、顔の印象が残らなくても、そのイメージだけが残ってしまうこともあります。

どうやって名刺を渡す？

名刺交換は、「どっちが目上」という点を理解しておけば、緊張していても大丈夫です。

何しろ、名刺は日本人特有の文化。

日本の社会では、常に立場が上の人を立てておけば、万事うまくいくのがルールです。

ですから、若いうちは、名刺交換が始まる前からタイミングを逃さないように準備するのが基本と思っておけば間違いありません。

でも、これだけでは、美しさはありません。

美しい名刺の渡し方にチャレンジしたいのなら、次の方法をしっかりと頭に入れておいてください。

●上司に同行するときは、上司に続いて名刺をわたす
基本的に、立場が上の人から名刺は交換していきます。

上司に同行する場合は、上司のほうが立場が上ですから、上司よりも先に名刺を渡すのはＮＧ！
また複数人で名刺交換をするときも、名刺交換をする順番が、会社内での役職順となりますから、これも頭に入れておきましょう。

●名刺交換は立ってから行います
応接席に先に案内されたとしても、名刺交換の場面になったら、必ず立ち上がって行います。

もしも、机やテーブルを挟む場合は、必ず、相手側へ移動します。
●名刺は相手よりも低い位置で差し出す
何しろ、相手を立てるのが日本の文化です。

たとえ名刺であっても、それは同じです。

ですから、差し出す名刺の高さも、相手よりは少し低い位置に構えるのがマナーです。

●差し出すときは両手
相手に差し上げるのが名刺ですから、両手で渡すのがマナーです。

●もちろん、きちんと名乗ります
名刺には社名・部署名・フルネームが記載されていますが、渡すときには、必ず口頭でも名乗りましょう。

名刺の受け取り方のマナー

名刺の交換ですから、相手の名刺を受け取る必要もあります。

ただし、受け取る側として注意すべきなのは、受け取った後のマナーです。

●名刺を受け取るときは「頂戴いたします」
当たり前のことですが、目上の人から相手の肩書きを示した名刺をいただくわけですから、「頂戴いたします」の感謝の言葉は必要です。

●受け取った名刺は自分の名刺入れに乗せてテーブルの上へ
受け取った名刺をそのままテーブルに置くのは、マナー違反です。

必ず、自分の名刺入れの上にのせ、テーブルにおきます。
●複数の名刺を受け取ったとき
複数人から名刺をいただいた場合は、役職の高い人の名刺を自分の名刺入れの上にのせ、 そのほかの名刺は、着席順に並べておきます。
こうしておけば、名刺交換の後の話し合いでも、名前を間違わずにすみます。

まとめ

初めての名刺交換となると、とても緊張するものです。

でも、名刺交換は、日本のビジネスシーンでは必ず必要なものです。

大切なことは、「あなたとより良い関係を築きたい」という姿勢が伝わること。

そのためには、マナーはもちろんですが、誠意ある態度で臨むということも大切です。