岸和田だんじり祭の由来や日程・おすすめの見物スポットをご紹介します！

岸和田だんじり祭といえば、
毎年９月と１０月に大阪府岸和田市で行われる人気の祭り。

息をのむほどの迫力が魅力の「やりまわし」や、
提灯の灯りに照らされて幻想的な雰囲気が漂う
「火入れ曳行」など、見所満載のお祭りです。

そんな岸和田だんじり祭を楽しむなら、
祭りの歴史や魅力なども知っていると、
さらに違った楽しみ方が出来ます。

今回は、たくさんの魅力が詰まった
岸和田だんじり祭の秘密や、2017年の開催情報について
まとめて紹介していきます。

岸和田だんじり祭ってどんな祭りなの？

●岸和田だんじり祭の始まりって？
岸和田だんじり祭は、延享2年（1745年）に、町方の男が大阪の祭りの話を聞き、
現在の岸城神社の夏祭りに、献灯提灯を上げたいと
藩主に願い出たのが始まりといわれています。

たしかに、岸和田だんじり祭といえば、火入れ曳行が有名。
あの幻想的な様子をしれば、自分の住む町でも
同じようにしたいと思ったという男の気持ちも、納得できます。

●岸和田だんじり祭の「だんじり」って何？
男児地炉は、地車のことです。

岸和田だんじり祭の様子をテレビで見かける時、ものすごい勢いで方向転換しながら、
曲がり角をきれいに曲がっていく様子を見かけますよね？

あの時に、勢いをつけて走ってくる曳車のことを、だんじりといいます。

■だんじりは、日本の綱で引っ張って曳く
狭い町の中を、計算された角度で曲がりながら駆け抜けていくだんじりは、
実は、前方に100mほどの2本の綱がつけられているのを、約500人がかりで曳いています。

■だんじりには女性は乗れない
成人女性も、だんじりの曳き手になることはできますが、
だんじりの上に乗ることはできません。

これは、だんじりが「総欅造り」であることが関係しているといわれています。

なんでも、欅には昔から女神が宿るといわれていることから、
成人女性は、だんじりには乗ることはできないのだそうです。

ただし、女の子の場合は、その限りではないといわれています。

2017年の岸和田だんじり祭の日程は？

●2017年岸和田だんじり祭日程
岸和田だんじり祭は、9月と10月の二回行われます。

■9月岸和田だんじり祭日程
試験曳き：9月3日（日曜日）　14：00～16：00
宵宮：9月16日（土）　18：00～22：00
本祭：9月17日（日）　19：00～22：00

■10月岸和田だんじり祭日程
試験曳き：10月1日（日曜日）　13：00～17：00
宵宮：10月7日（土）　18：00～22：00
本祭：10月8日（日）　19：00～22：00

●場所
9月と10月のだんじりでは、海側と山側それぞれが中心となって行われます。

9月の場合、岸和田市内でも、主に海側の地域が中心です。
これに対して10月は、山側の地域が中心になります。

●駐車場
市内は、大変な混雑と交通規制があります。安全な祭りの実施のためにも、
できるだけ、公共交通機関を使って会場入りするようにしましょう。

岸和田だんじり祭　絶対見逃したくないのはどこ？

だんじりのやりまわしの迫力が、岸和田だんじり祭の見所。

そうはいっても、あまりにも危険なのと、当日、相当な混雑が起きる為、
なかなか近くで見るということは難しいかも…。

それなら、早めに現地入りして、早めに場所取りするのが一番！

比較的安全に岸和田だんじり祭を楽しむことが出来るスポットを、
最後に紹介しておきましょう。


●やりまわしを見るのなら、「岸和田地区」より「春木地区」
岸和田だんじり祭というだけに、どうしても、人が集まってしまうのが「岸和田地区」です。

同じくらい激しいやりまわしがみられるのに、
比較的混雑に巻き込まれずに見ることが出来るのが、「春木地区」。

でも、だんじりの熱気は、岸和田地区も春木地区もどちらも同じ！

ですから、少しでもゆっくりできる春木地区を狙って最初から動くのが、おすすめです。

●駅の混雑に巻き込まれたくないなら「忠岡駅」がおすすめ
せっかく電車を使って会場に行くにしても、人気のエリア周辺の駅では、
降りた瞬間から混雑に巻き込まれてしまいます。

これを回避するには、弥栄神社の近くにある「忠岡駅」を利用するのがおすすめ！
春木駅と比べても、かなり楽に会場まで移動することが出来ます。


まとめ 男祭りの代表でもある「岸和田だんじり祭」は、
同じ迫力の祭りを1年に2度も体験することが出来る、
見物客にとってはものすごくありがたい祭りです。

今年の岸和田だんじり祭りの日程は、9月・10月ともに確定しています。

今から休みを確保し、夏の終わりの男祭りを、ぜひその場で体験してみてくださいね！