国家資格ですし、持っているとかなり心強い資格ではあります。
しかし、ネックなので実技試験ではないでしょうか?
なんとなく「実技」と聞くだけで尻込みしませんか?
今回はそんな実技試験についてお話しします。
過去問や実技をしないで資格を取得する方法もお伝えします!
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目次
保育士の資格を取るための実技って!?
では早速、実技試験の内容を見ていきましょう。実技試験は筆記試験がすべて合格した後に受けることができます。
内容は音楽表現と言語表現と造形表現。
音楽表現はピアノやギター、アコーディオンでの弾き歌いです。
言語表現は素話です。
そして造形表現は決められた時間内で絵を描くというもの。
音楽表現と言語表現に関しては事前にお題が分かります。
しかし、造形表現のお題は当日にしかわかりませんのでその分難易度が高いとされています。
実技試験は3つありますが、自分で好きなものを2つ選んで受験します。
なので、苦手なものははずして受験することができますよ。
保育士さんのなかで「ピアノが弾けない!」という人がいるのはこの試験制度のためだともいわれています(笑)
では合格のポイントも見ていきましょう。
音楽表現の場合は弾き歌をしなければなりません。
ノーミスが理想的ですが、最悪間違えても歌い続けつつどちらかの手で引けていたら大丈夫です。
実際に子どもの前だったらと仮定したら、先生が間違えたから歌はおしまい!なんてことにはなりませんよね。
歌も伴奏も止まっちゃっても笑顔で「○○~♪のところからもう一回!さんはい!」とかやれば大丈夫という噂もあります。
元気に楽しく明るく歌うのが合格への近道です。
間違えてしまったときのことも練習のときに想定しておくと、当日安心ですよ!
言語表現のポイントは ・大きな声で
・にこやかに
・ゆっくりと
・短い文章で話すことです。
対象年齢が3歳児なので長い文章はいけません。
ユーチューブなどで模範演技を見てまねをしてみましょう。
時間内に終わらないと減点になります。
なので時間内に終わらせるように素話を構成してください。
この言語表現関しては練習あるのみ!ですよ。
最後に造形表現です。
造形表現のポイントは ・線をはっきり
・明るい色で
・濃く色を付け
・全体的に色を塗るのがイイでしょう。
画材が色鉛筆なので濃く塗るのは至難の業ではありますが、主要なものだけ濃く塗る方法もあります。
全体に色を付けていなかったり、描きかけだと合格できませんので注意が必要です。
保育士試験の実技の過去問ってどんな感じ?
では過去問はあるのでしょうか?対策を立てやすくなるので過去問があるといいですよね。
実はこの実技の過去問はネットでも見ることができます。
全国保育士養成協議会のホームページで過去問が公表されているのです。
全国保育士養成協議会公式ホームページはこちら
ちなみにですが、言語表現に関しては毎年同じお題であるというということで有名でした。
しかし平成30年度の試験からは課題が変更になっています。
毎年おなじだと思って安心していると思わぬ落とし穴!ですね。
実技試験の内容はこの全国保育士養成協議会のホームページをしっかりチェックしておく必要があります。
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保育士試験の実技をしないで資格を取得できるようになる?
ではどうにか実技をしないで取得ができないかと思っている人にもお話しします。実技をしないで保育士試験によって資格を取得することはできません。
しかし、今現在厚生労働省では「指定の講習や実習をすれば免除になる」というプランを進めているようです。
つまり将来的には実技を受けなくてもよくなる可能性があるんです!
まずは地域限定保育士でそのプランを試していくようですね。
地域限定保育士というのは試験に合格してから3年間は地域限定で勤務しないといけません。
3年たてばどこでも勤務できるようになります。
この実習制度がイイとなれば将来的には実習だけで、実技はなくなる可能性が高いです。
では実習とはどのようなものが想定されているのか。
その点も考えてみましょう。
実技試験の免除には「保育実習講習(仮)」というものを受けることになります。
これは30時間くらいの講習です。
どのように実習をするかはまだ議論中のようです。
受験申請前に実習をするのか。
または筆記合格後に実習をするのかという点で議論しているようです。
ちなみにこの30時間というのはどのくらいの日数になるのでしょうか?
1日8時間の実習とすると4日くらいですね。
この実習は保育士の学校で行う実習とは違います。
音楽表現を6時間、言語表現を6時間…というような感じですね。
まだ導入されるかどうかはわかりませんが、この制度が導入されれば保育士試験を受けようと思う人は結構増えるのではないでしょうか?
まとめ
保育士の資格を試験で取る際に実技はまだまだ必須のようです。合格のポイントを押さえて地道に努力していくのが合格への近道です。
ぜひ、頑張って!
そして試験当日は緊張しがちですので、むしろ「楽しんでこよう!」という気持ちで臨んでください☆
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