ヨガの呼吸法で自律神経を整えると睡眠にも良い効果が現れる!?

ヨガ,呼吸法,自律神経,睡眠,効果 体のこと
ヨガといえば、ゆったりとした動きと独特のポーズをとるというイメージがありますが、なぜかこれらの動きが「自律神経の乱れ」や「不眠」の悩みにも効果があるといいます。

なんでも、その効果の理由は、「ヨガの呼吸法」にあると言われています。

呼吸といえば、あまりにも身近な動作であるだけに、普段、それほど意識をしないということも多いものです。

ところが、その呼吸法こそが、様々な症状を引き起こす自律神経や睡眠の問題を解決する糸口になるというのです。

では、さっそくヨガの呼吸法による効果について調べてみましょう。


スポンサーリンク

目次

ヨガの呼吸法は独特だった!

ヨガでは、呼吸によって期待できる主な効果として、「心への作用」「体への作用」「ダイエット効果」を挙げています。
それは、「プラーナ(気息・呼吸)」と「アーヤーマ(制御・静止)」が合わさってできたものをヨガにおける呼吸の定義とし、その実践法である呼吸法を「プラーナヤーマ」というところにあります。

そのため、ヨガでは、呼吸法だけでも相当な種類があります。

ヨガを知らない日本人でも聞いたことがあるものを挙げれば、「腹式呼吸」「胸式呼吸」「丹田呼吸法」などがあります。

他にも、代表的なもので言えば、「ハタ呼吸法」「シータリー呼吸法」「火の呼吸法」「バストリカ」「勝利の呼吸法」などがあります。

●腹式呼吸と胸式呼吸の違い 腹式呼吸も胸式呼吸も、日本人になじみの深い呼吸法です。

ただし、やり方や効果には、大きな違いがあります。

■腹式呼吸 おへそのあたりを意識し、鼻から3秒かけて息を吸い、同じく鼻から今度は6秒かけてゆっくりと息を吐きます。

これによって、副交感神経の働きを活発にし、リラックスさせる効果があります。

■胸式呼吸 肋骨を大きく広げ息を吸う呼吸法で、一般的に深呼吸する時の呼吸法が、これにあたります。

交感神経を活発にさせる効果があるため、朝起きた時に行うと、スッキリと目が覚めます。

スポンサーリンク

ヨガの呼吸法で自律神経や睡眠に効果が現れる!?

自律神経の乱れも不眠などをもたらす睡眠障害も、QOLにおいては好ましい状態とは言えません。

特に女性の場合、自律神経の乱れによってさまざまな症状が現れることも多く、見過ごしておくと、大変な思いをすることもあります。

そんな自律神経や睡眠ですが、ヨガの呼吸法によって症状が改善するといわれています。

●自律神経と呼吸の効果 自律神経は、交感神経と副交感神経があります。

本来、この両方のバランスが取れた状態を保つことが理想的なのですが、自律神経そのものが、様々なことに影響を受けやすい特徴があると言われています。

その一つに、呼吸も含まれています。

■ヨガの呼吸法で期待できる具体的な効果とは ヨガには様々なポーズがありますが、どのポーズも、呼吸を意識することから始まり、動きの終わりも呼吸を意識しながら終わるといいます。

これは、「普段意識することのない呼吸を意識する=自己を深く観察する」ということにもつながり、身体的にも精神的にも非常にリラックスした状態を作ります。

■血行が良くなることで自律神経の働きが活発になる 自律神経の乱れは、血行不良によっても起こります。

血行不良は、様々な症状を引き起こします。

肩こりや首痛、腰痛などは代表的ですが、他にも眼精疲労や頭痛、吐き気などを引き起こすこともあります。

こうした様々な諸症状を改善するには、血行を良くすることが求められますが、身近にできる対処法として代表的なのが、呼吸法というわけなのです。

●睡眠と呼吸の効果 「眠れない」「なかなか寝付けない」「眠ってもすぐに目が覚めてしまう」という不眠の症状が出ている時は、頑張ろうと何かするほど、余計に目がさえてしまうということ、ありませんか?

眠れないなどの症状が現れる原因にも様々なことがありますが、多くの場合、身体や心が無意識のうちに緊張しているということが考えられます。

たとえば、カフェインの含まれたコーヒーを寝る前に飲んだことで眠れなくなったとしましょう。

この場合、カフェインという刺激が脳に加わったことによって脳が緊張状態になり、眠れなくなったと考えられます。

他にも、不安なことや悩み事があって眠れないという時も同じことが考えられます。

気になることを頭で考えてしまったために、脳がその記憶で刺激されてしまい、その刺激がもとで呼吸を浅くし、息苦しさを感じさせているとも言えます。

しかも、「考えないようにしなければ」と意識することによって、余計にストレスの原因となった出来事を意識してしまい、結局悪循環に陥ってしまいます。

■心と身体をリラックスさせる呼吸こそが、安らかな睡眠を作る 睡眠は、人間が生きていく中で、唯一脳を休めることが出来る時間です。

それ以外の時間は、自覚症状がなかったとしても、体の内部では様々な活動が行われています。

このように体が活動している間は、脳は絶えず指示を出さなければなりませんから、休むことが出来ません。

でも、休みなく動き続けるということは、それだけ疲労も負担も蓄積していきます。

さらに、いくら無理をしてがまんをしていても、許容量を超えた疲労や負担は、いつか必ず爆発します。

とはいえ、いくら体が睡眠を欲していたとしても、呼吸が整っていない状態では、人間は心地よい眠りを迎えることはできません。

ということは、呼吸と睡眠は、決して無関係ではないということです。

しかも、睡眠と自律神経も、深く関わりがあります。

ですから、まとめて説明すると、「呼吸によって自律神経が整うと、それによって質の良い睡眠がとれるようになる」ということになります。

ヨガ,呼吸法,自律神経,睡眠,効果

まとめ

ヨガの呼吸法と自律神経や睡眠との関係について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ヨガの呼吸法と紹介すると、ヨガを体験したことがない人にとっては、「なんだか難しそう」と思って尻込みしてしまいそうですが、簡単に言ってしまえば、普段でもよく行う「深呼吸」も、ヨガの呼吸法の一つです。

ですから、自律神経や睡眠に悩みがあると感じた時は、まずは、腹式呼吸を意識して深呼吸をしてみましょう。

ゆっくりと目を閉じて、自分の呼吸にだけ意識を集中してしばらく安静にして見ると、驚くほどリラックスしている自分に気が付くことが出来るはずですよ。

関連記事
ヨガにはどれ位種類があるの!?効果や選び方のポイントを教えて!

コメント

タイトルとURLをコピーしました