イースターっていったい何の日!?どんな由来や意味があるの!?

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仏教が主流の日本だと、いまいちなじみが薄いのがイースター。

キリスト教に関する行事だということは知っていても、実は毎年日程が違うことや、国や地域によってばらばらだということは、あまり知られていないかも…。

今回は、気になるイースターについてザックリと分かるようにしてみました。


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目次

イースターって何の日?

イースターは、キリストの復活を祝う日。

ですから、キリスト教にとって最大のお祝いということになります。

でもキリスト教といっても、様々な種類があります。

その会派によって呼び方や意味する日程などが違っているというのが、興味深い点です。

たとえば、キリスト教の中でも正教会に属する場合は、イースターとは呼ばず、ギリシャ語の呼び方から「パスハ」と呼びます。

またカトリック教会では、「復活の主日」といいます。

さらにプロテスタント系では、「復活日」または「イースター」といいます。

ちなみに、イースターというと、色鮮やかに装飾された「イースター・エッグ」が有名ですよね?

これは、教会で聖餐式が行われた後、教会に集まってきた人々に配られます。

ゆで卵に装飾を施しただけなのですが、その見た目の美しさから仏教圏の日本でも名前はよく知られています。

ただし、イースターに関する食べ物は、イースター・エッグだけではありません。

実はこの食べ物は、地域によってそれぞれ異なります。

基本的には、四旬節や大斎によって食べることが禁じられていた肉・乳酸品・卵が、イースター当日に解禁になることから、どの地域であっても、卵やバター、牛乳などがふんだんに使われた独特の菓子パンやケーキが作られます。

たとえば、ドイツではパン生地をウサギの形にかたどって作るオスターハーゼや、イタリアのハトの形をしたコロンバ・パスクァーレ、パン生地に卵の殻ごと入れて焼くクッドゥーラがあります。

他にも、シチリア島では、ペコレッレと呼ばれるパンでできた子羊を食べたり、アイスランドでは子羊肉またはマトンの燻製と米や大麦を使ったミルクプティングを食べます。

アカディアという地域では、朝食は茹で卵、昼食は卵とハムまたは塩漬けの豚肉、夕食はオムレツまたはパンケーキにたっぷりのメープルシロップを付けて食べるといいます。

ところ変われば、イースターの行事も全然違いますから、それぞれを調べてみるのも面白いですね♪

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イースターっていつなの?

イースターは、毎年日程が変わります。

しかも、会派によって暦を定めるのに用いる手法が異なっているため、西方教会と東方教会によっても日程が違います。

基本的には、「春分の日の後の、最初の満月の、次の日曜日」となっています。

でもこれって、わかりやすいように見えて、結構面倒でしょ?

でも、仕方ないのです。

日本でも春分の日は、イースターと同じく毎年同じ日には行われません。
こういう祝日を、「移動祝日」といいます。

ちなみに、キリスト教といっても西方教会と東方教会では設定されている期間が違います。


西方教会では、3月22日から4月25日の間にあるいずれかの日曜日としています。

これに対し、東方教会は、グレゴリオ暦の4月4日から5月8日の間のいずれかの日曜日としています。

ちなみに、2017年はいつがイースターかというと、じつは、西方教会も東方教会も同じで、4月16日に行うことになっています。

次に西方教会と東方教会が同じ日にイースターをお祝いするのは2025年まではありませんから、今年はレアな年といえますね♪


イースターの由来や見所は?

正教会、カトリック教会、聖公会、ルーテル教会では、イースターを迎える前に40日間の大斎(四旬節)があります。

この40日間は、イエスがエルサレムに入城し、受難を経て復活を果たすまでを象るため、特別な祈りと食事の制限が行われます。

それゆえに、キリストの復活を祝うイースターでは、制限されていた卵やバター、肉、牛乳などをふんだんに使った食事や、イースター・エッグが配られるなど、食に関する独特の風習やお祝いの行事が行われるのも、見所の一つになります。


まとめ

実は、イースターはイースター・エッグだけでなく、地域や所属する会派によってさまざまな違いがありました。

もしもご近所でイースターの行事が行われるのなら、そういった違いを知ったうえで参加してみるといいですよ♪

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