年賀状とは!?意味や由来を子供に説明できるように解説します。

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子供たちにとって冬休みは、クリスマスやお正月など、嬉しい行事が続くもの。

でも、そんな子供たちが頭を悩ませるのが、年賀状です。

普段、葉書を出すということがほとんどなくなったこともあり大人たちの間でも、年賀状離れが進んでいるようですが、それでもやはり大切にしたいのが年賀状です。

そこで今回は、年賀状の意味や由来を、子供目線で説明していきます。


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目次

年賀状にはどんな由来があるの?

年賀状作りを苦手と感じる子供は、意外と多いものです。

そこで、まずは年賀状とはどんな由来があるのかを、子供目線で解説していきましょう。

●普段会えない人への挨拶状 お正月に届く年賀状には、もともと、普段会えない人への挨拶という意味があります。

その歴史はとても古く、日本では奈良時代から始まるといわれています。

■奈良時代の人たちは人に会いに行くのも大変だった 奈良時代の人たちは、今のように簡単に出かけることが出来ませんでした。

今なら、電車や車、飛行機などがありますから、冬休みやお正月に、遠くに離れたおじいちゃんやおばあちゃんの家に遊びに行くことも出来ます。

でも、奈良時代には、電車や車、飛行機などはありません。

ですから、出かけるときは、歩いて出かけるか、馬車に乗って出かけるしかありません。

そんな時代でも、お正月を迎えれば、「年始のあいさつ回り」といって、親戚や親しい人に対して挨拶をする習慣がありました。

そこで、奈良時代の人たちが考えたのが、新年のあいさつのためのお手紙(賀状)です。

この手紙を送ることによって、遠くに住む人にも、新年の挨拶が出来るようになりました。

これが、年賀状の始まりです。

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年賀状の意味を子供に説明できるようにしたい!

年賀状の由来が分かっても、その意味がよく分かっていなければ、子供たちだって素直に言うことを聞いてくれないはず!

そこで今度は、年賀状の意味を、こども目線で解説してみましょう。

●年賀状にはどんな意味があるの? もともと貴族や偉い人たちの間で行われていた新年のお手紙(賀状)が、日本中で広がっていったのは、明治時代に郵便はがきが作られるようになったからです。

この郵便はがきが作られるようになったきっかけは、日本全国をつなぐ大きな道(街道)がつくられたことにあります。

この大きな道が出来たおかげで、江戸時代の後半になると、「飛脚」が登場し、全国各地に手紙を送ることが出来るようになりました。

■もっと簡単に手紙を出したい! わざわざ人が出かけていかなくても、遠く離れた人へ挨拶をしたリ連絡を取り合うことが出来るようになると、「もっと簡単に手紙を出したい!」と思う人が多くなりました。

そこで、誰でも簡単に手紙を出せるように作られたのが、郵便はがきです。

■近くに住んでいる人にも手紙を出そう! 郵便はがきが出来ると、お金持ちの人でなくても、簡単に手紙を出すことが出来るようになります。

そのおかげで、遠くに住んでいる人にだけ出していたお正月のお手紙を、普段から一緒に過ごす人たちにも出そうという人が増えていきました。

こうして年賀状は、なかなか会えない人だけでなく、学校のおともだちや近所に住んでいるおじいちゃんたちにも出すようになったのです。

●どうしてお正月の前に年賀状を書くの? お正月を迎える前に年賀状を書くようになったのには、こんな秘密があります。

■はがきを見てみよう まずは、去年のうちに届いた年賀状を見てみましょう。

その年賀状には、「消印」が押されているのがわかりますか?

実ははがきには、必ず「消印」というハンコが押されています。

これは、「いつ郵便局にはがきが出されたか(投函されたか)」ということが分かるようにしています。

この消印のせいで、年賀状は、お正月を迎える前に書くようになります。

■お正月に書いた証明として必要な1月1日の消印 年賀状は、お正月を迎えたことをお祝いして贈る挨拶のお手紙です。

ですから、本当はお正月を迎えた後に書くのが正しいのです。

でも、これでは、1月1日に消印を押してもらえるとは限りません。

なにしろ、新年を迎えた最初の日である1月1日(元旦)の消印が押されていることが、年賀状には大切なこと。

そのため、なんとかして1月1日の消印を押してもらおうと、たくさんの人が、クリスマスの翌日から12月28日頃までに年賀状を出すようになりました。

■1月1日の消印を押すために始められた このようにたくさんの年賀状が出されるようになると、困ってしまうのは、郵便局で働く人たちです。

日本中の人が、たくさんの年賀状をお正月の前に出すようになったので、消印を押すだけでも一苦労。

そこで郵便局は、年末の決められた期間に年賀状を出せば、1月1日の消印を押してお正月に配達をすることに決めました。

このおかげで、決められた日までに年賀状をかけば、お正月を迎えた後にかかれた手紙という証明として、1月1日の消印を押してもらえるようになり、
きちんとお正月に配達してもらうことが出来るようになったのです。

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まとめ

年賀状の意味や由来は、知ってみればなるほどと思うことがたくさんあります。

いくら言ってもなかなか書こうとしない子供には、ぜひ年賀状の意味や由来を伝えてみてください。

もしかしたら、「そういうことなら書くよ!」と言って、素直に机に向かってくれるかもしれませんよ♪

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