おみくじ。
でも、そのおみくじにどんな意味や由来があるのかと
子供に聞かれたら、きちんと答えられますか?
そこで今回は、突然、子供におみくじの意味や由来を
聞かれてもきちんと説明できるように、
子供目線で解説してみます。
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目次
おみくじとはどんな意味があるの?
おみくじの意味を子供目線で解説すると、こうなります。●神さまの考えを知るための道具
人間には、神さまが見えたり、声が聞こえたりはしません。
そのため、神さまの考えを人間が知るための道具として、
おみくじが使われるようになりました。
●ひいたおみくじを結ぶ意味
おみくじを木の枝などに結ぶようになったのは、
神さまとの縁を結ぶためだといわれています。
おみくじは、もともと、神さまの考えを占うためのものです。
そのため、いいことが書かれていても、悪いことが書かれていても、
神さまとの縁が続きますようにという想いが込められているのです。
●悪いおみくじを木に結ぶ意味
神さまの考えだったとしても、「凶」と書かれた悪いおみくじを引くと、
あまり気持ちの良いものではないですよね?
そんな時に、「おみくじを木に結びなさい」といわれたりしませんか?
これには、神さまとの縁を結ぶ以外にも、ちゃんとした意味があります。
■利き手と反対の手で結ぶと凶が吉になる
悪いおみくじをひいた時は、利き手と反対の手で結ぶと、
良いおみくじに変わるといわれています。
利き手と反対の手でおみくじを木に結ぶと、とっても大変ですよね?
ですから、そんな大変なことをやり遂げれば、
「修業をした」と神さまが認めてくれるのだそうです。
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おみくじの由来を子供に説明できるようにするには
おみくじの由来を子供に説明するには、おみくじの歴史を知っておく必要があります。●おみくじは、もともとは「くじ(籤)」だった
お寺や神社に行くとひくことが出来るおみくじは、紙にかかれたものが多いですよね?
でも、もともとのおみくじは、木でできた棒の先に印が書かれていたものでした。
■神さまの考えを占うために使われた「くじ」
「くじ」は、もともとは神様の考えを知るために使われたものです。
昔の人は、国の政治や跡継ぎを決める時に、必ず神さまの考えをきいていました。
でも、神さまは、人間には見えませんし、神さまの話を直接聞くこともできません。
そこで、神様の考え方を知るために使われたのが、「くじ」です。
「くじ」には、吉や凶と書かれています。この吉と凶を簡単に説明すると、
「吉」は「良し」、「凶」は「悪い」ということになります。
たとえば、あなたが、神さまに「日本の王様に私がなってもいいですか?」
とたずねたとします。
この時、くじが「吉」であれば、神さまが「王様になってもいいよ」
と答えたことになり、「凶」であれば、「王様になってはダメだよ」
と答えたことになります。
■おみくじといわれるようになった由来
おみくじは、神さまの考え方を占う「くじ」のことをいいます。
昔の人にとって神さまとは、とても怖い存在でした。
きちんと神さまのことを大切にしていれば良いことがおこりますが、
神さまのことを怒らせれば、災いを起こすといわれていました。
ですから、神さまの考えを知るための道具である「くじ」も、
大切にしていかなければいけないと考えた人々は、
尊敬する時に使う言葉である「み」を「くじ」の前に着けるようになりました。
これが、おみくじといわれるようになった由来です。
まとめ
おみくじには、吉凶だけでなく、運勢の説明や、運勢の解説として和歌が書かれているなど、寺や神社によってそれぞれ違います。
こうした解説や和歌などは、子供にとってはすごく難しく感じられるかもしれませんが、
これらも含めておみくじの文化として教えてあげられるといいですね♪
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