川口市で有名な花火大会といえば、
「たたら祭り花火大会」があります。
打ち上げ場所となる「川口オートレース場」の周辺には、
メインステージのほかにも、イベントアトラクションや
屋台などが並び、一日中祭りを楽しむことが出来ます。
そこで今回は、2017年で39回目を迎える
「たたら祭り花火大会」の見所や開催日程などを、
まとめて紹介します。
スポンサーリンク
目次
2017年のたたら祭り花火大会の日程や見所は?駐車場や穴場などもチェック!
2017年に行われるたたら祭り花火大会の日程や見所、駐車場や穴場に関する情報まで一挙に紹介していきましょう!
●日程
2017年 8月6日(日)19:45~20:30 見込み
※たたら祭り花火大会の公式スケジュールは、現時点では発表されていませんが、
たたら祭りの開催日が「8月5日(土)、8月6日(日)」で決定したことは発表されました。
例年、たたら祭りの最終日に行われているため、この情報を2017年開催予想の参考にしています。
●場所
川口オートレース場
●見所
45分間で約3000発の花火を打ち上げるのが、たたら祭り花火大会です。
スターマインや三号玉など様々な種類の花火が打ち上げられるのも楽しみなところですが、
なによりもこの花火大会の場合は、打ち上げ場所からの距離が
とても近いというところが魅力にあります。
特に、打ち上げ場所であるレース会場内は、一部屋根がかかっている席もあるため、
音が響きやすいという点も特徴にあります。
ですから、場外でも、花火が打ち上げられるたびに体全体にまで
響き渡るようなあの音を体験することが出来ます。
また、普段は立ち入る機会がないという人でも、この祭り開催中は、
実際にレースが行われるレース会場に入ることが出来ますから、
施設内を見学するというのも楽しいものです。
もちろん、花火大会はたたら祭りのフィナーレとなるメインイベントですから、
最もよく見ることが出来るレース会場の場所取りは、かなり困難を極めます。
ですが、この場所から見る花火は、やはり苦労してでも手に入れるだけの価値があります。
●駐車場
たたら祭り花火大会では、専用の駐車場の設置はありません。
また、花火大会当日は、朝から会場周辺は交通規制が行われるため、
周辺道路も終日混雑します。
例年、川口駅または西川口駅から無料のシャトルバスが出ていますし、
最寄りの「南鳩ヶ谷駅」からは、徒歩15分の距離ですので、
混雑に巻き込まれないためには、こちらを利用するのがおすすめです。
どうしても車で会場に行きたい場合は、「川口駅」「西川口駅」周辺の
有料駐車場を利用するのがおすすめです。
何しろ、会場周辺は住宅地にも近いため、駅から離れるほど駐車場の数が少なくなります。
日中は駅周辺の商業施設や電車を利用する客も利用しますので、
利用する場合は、時間に余裕をもって現地入りするようにしましょう。
●穴場といえば…
当日は、打ち上げ会場付近およびその周辺は、大変な混雑が起こります。
しかも、大通りから少し奥に入るだけですぐに住宅街が広がっているため、
穴場を見つけるのも結構難しいものです。
そこで、地元でなくても探しやすく、しかも穴場のスポットを紹介しておきましょう。
■三ツ和公園
住宅街の中にある、静かな公園です。
園内には、車椅子でも利用可能なトイレが設置されていますが、駐車場はありません。
ウォーキングコースが設置されている市の指定公園ですから、
広さは十分あります。
レジャーシートを準備すれば、ゆっくりと花火を楽しむことが出来ます。
■鎮守氷川神社
川口オートレース場のすぐそばにある歴史ある神社です。
正式な社号は「鎮守氷川神社」となっていますが、
地元では「青木樋川神社」とも呼ばれています。
花火が全体的に見えるだけにおすすめです。
■堅川樋門公園
こちらも、会場のすぐ近くにある公園です。
かなりの迫力で花火を見ることが出来ます。
すぐ近くに土手もあるので、レジャーシートを持っていけば、
かなりゆったりと見物できます。
スポンサーリンク
たたら祭り花火大会はどんな花火大会なの?
たたら祭り花火大会は、埼玉県川口市で毎年8月の初旬に行われる花火大会です。当日は、地元である川口市だけでなく、近隣都市からも多くの見物客が会場に訪れます。
花火大会でフィナーレを迎える「たたら祭り」ですが、
この祭りのタイトルにもなっている「たたら」には、実はこんなエピソードがあるのです。
●「たたら」は製鉄と深い関係があった
たたらとは、製鉄と関係があることでも有名です。
かつて製鉄といえば、ほとんどが人力であり、火を起こすために風を送る道具である
「ふいご」のことを「たたら」といっていました。
実は、川口市といえば、かつて吉永小百合が主演した日活映画「キューポラのある街」によって、
「鋳物の街・川口」として全国的にも有名になりました。
この映画のタイトルである「キューポラ」とは、鋳物工場で多く見られた鉄の溶解炉のことであり、
古くから鋳物を地場産業としていたこの地域を象徴するものでもありました。
このように、「川口=鋳物の街=たたら」という関係から命名されたのが、
「たたら祭り」というわけだったのです。
●アニメ映画「もののけ姫」にも登場するぞ!
昔から日本では、「たたらを踏む」という言葉があります。
これは、もともとは「足でバタバタ踏みつけること」を意味しています。
この言葉から転じて、「地団駄(じたんだ)を踏む」という言葉が出来ました。
この「たたらを踏む」は、あの人気アニメ映画「もののけ姫」でも見ることが出来ます。
劇中で人々から「エボシ様」と呼ばれ尊敬されているエボシ御前が、
リーダーを務めていたのが「たたら場」であり、ここで行われていた製鐵シーンに
「たたらを踏む」シーンが登場します。
●たたら唄も製鉄と関係があった
たたら祭りで見ることが出来る「たたら踊り」では、「たたら唄(節)」が使われます。
このたたら唄は、製鉄の際に使われる「ふいご=たたら」を踏む作業の
辛さを紛らわすために歌い始めたといわれています。
まさに、製鉄の街といわれた川口市の歴史を感じる唄というわけです。
まとめ
普段は静かな住宅街が広がる川口市ですが、花火大会が行われる当日には、なんと20万人もの人が集まってきます。
オートレース場が打ち上げ会場という、全国でも珍しい花火大会ですし、
日中は様々なイベントや体験コーナーが準備されるため、
いろいろな川口の魅力に触れることが出来ます。
ぜひ今年は、鋳物の街で有名な川口市のたたら祭り花火大会へ足を運んでみてくださいね!
コメント