女性にはないひげも、濃い体毛も、太い頭髪も、どれも男性らしさを表すものです。
でも、ホルモンの分泌は、個人差があるものです。
そのため、男性であっても、男性ホルモンが多い人、少ない人がいます。
男性ホルモンといえば、骨や筋肉を作る働きがあるだけでなく、男性らしさを作るために大切なホルモンといわれています。
でも、「男性らしさ」という作用が強く影響するだけに、人によっては、「増やしたい」「減らしたい」と思う人もいるはずです。
今回は、男性ホルモンが多い男性に注目し、男性ホルモンを「増やす」「減らす」には、どんな方法があるのか?
どんなメリットとデメリットがあるのかをまとめてみました。
スポンサーリンク
目次
男性ホルモンの役割って何?
男性ホルモンには、次のような特徴や役割があると言われています。●男性ホルモンの種類 男性ホルモンとは、アンドロゲンと呼ばれるホルモンのことをさします。
アンドロゲンの中には、テストステロン、ジヒドロテストステロン、デヒドロエピアンドロステロン、アンドロステロン、アンドロステンジオンなどがあります。
●男性ホルモンの分泌にはピークがある 男性であったとしても、男性ホルモンの分泌量は常に一定というわけではありません。
男性ホルモンの分泌のピークは20代といわれており、それ以降は、緩やかに減少していくと言われています。
●男性らしさを作るのが男性ホルモン 男性ホルモンには、男性らしさを作る役割があると考えられ、脂肪のない筋肉質な肉体を作るにも男性ホルモンの役割は欠かせませんし、太く濃い体毛も、男性ホルモンの働きによって起きるものと言われています。
●男性ホルモンは、ストレスによっても変化する 男性ホルモンの分泌には、ストレスとも深い関係があるとされています。
そのため、社会的責任が大きくなる中年以降に過剰なストレスにさらされ続けると、男性ホルモンが急激に減少するということも考えられます。
男性ホルモンが多い男性のメリットとは
男性ホルモンが多い男性には、次のようなメリットがあります。●筋肉質な体 しっかりとした骨格に、筋肉質な体は、男性的な身体的特徴の代表です。
さらに、エラが張った男性の顔は、大人っぽさも加わり、男性的な魅力として女性に評価されやすいです。
●病気になりにくい 男性ホルモンの分泌が多い人は、中年以降の生活習慣病のリスクが少ないといわれています。
また、男性の更年期のリスクで多いうつ病やEDのリスクも、低い傾向があると言われています。
●出世する チャレンジ精神が旺盛で、知的好奇心が強くなる傾向があるため、仕事に熱心に取り組む傾向があります。
また、職場内でもリーダーシップを発揮するため、出世しやすいタイプでもあります。
●男性脳が強くなる 男性脳の特徴には、理論立てて物事を説明する能力にたけていると言われています。
これは、ビジネスの上では非常に重要なことであり、これも、「出世しやすい」ということにつながってきます。
●女性にもてる 女性に対しての興味や性欲が強いため、恋愛モードになると、男性本能を全面に押し出してくるタイプです。
そのため、押しに弱い性格を持つ女性にもてる傾向にあります。
男性ホルモンが多い男性のデメリットとは
男性ホルモンが強い人には、こんなデメリットが出やすいです。●浮気しやすい 気に入った女性は何が何でも手に入れたいという欲求が強いのですが、その興味が他の人に向いてしまうこともよくあるのが、このタイプです。
基本的にあきっぽい性格をしているので、浮気をしやすい傾向にあります。
●中年になると急に体型が変わることがある 男性ホルモンの分泌は、ピーク以降は減少していくと言われています。
さらに、強いストレスによって急激に減少することも考えられます。
そのため、運動習慣が減り、社会的責任が大きくなる中年以降、男性ホルモンの分泌量が急激に変化することによって、中年体型に変わるということもよくあるようです。
●抜け毛、薄毛になる 男性ホルモンが強いということは、女性ホルモンの分泌量が少ないということにもつながります。
女性ホルモンは、髪の毛の生成だけでなく、健康的な髪を育てる役割もあるとされています。
この作用が、男性ホルモンの増加によって抑制されてしまうため、抜け毛や薄毛が目立つようになると考えられています。
関連記事
・男性ホルモンの多い男性の特徴は?多いとハゲるって本当?
■女性の更年期以降に見られる抜け毛や薄毛も男性ホルモンが関係している 女性も、更年期以降になると、薄毛や抜け毛に悩むことがあります。
若い頃のように髪が伸びなくなるのも、髪が細くなるのも、実は男性ホルモンの作用が強くなっていることが関係していると言われています。
ただし女性の場合は、男性ホルモンの量が多くなったのではなく、女性ホルモンの分泌量が減少したことによって、男性ホルモンの作用が強くなるというのが正しいようです。
スポンサーリンク
男性ホルモンを増やす・減らすって出来る?
男性ホルモンは、男性だけでなく女性にもあります。もちろん、男女によって分泌される量には違いがありますが、身体にとって大切なものであることには変わりはありません。
●男性ホルモンの分泌量は調整できる? 男性ホルモンの分泌量は、年齢や生理作用の段階によって、様々な役割があります。
■男性ホルモンは、20代がピーク
男性ホルモンは、男性であれば、いつでも旺盛に分泌されるというものではありません。
男性であっても、男性ホルモンの分泌のピークは、20代となっており、その後、緩やかな曲線を描きながら減少していいくと言われています。
■ストレスに影響される男性ホルモン
男性ホルモンの分泌は、ストレスにも大きく関係しているとされています。
強いストレスがかかると、男性であっても、突然男性ホルモンの分泌が減ってしまうこともあるようです。
特に、社会的な責任が大きくなる40代以降の中年男性は、ストレスによって急激に男性ホルモンが減少することがあるようです。
●食べ物や運動量によっても男性ホルモンの量は変化する 男性ホルモンは、筋肉を作るために必要とされています。
でも、筋肉を作るには、男性ホルモンの元になるコレステロールと、筋肉の疲労が不可欠とされています。
旺盛な食慾とふんだんな運動量を誇る思春期に、男性ホルモンが多く分泌されるというのも、こうした理由があるようです。
男性ホルモンを増やす方法・おすすめの食べ物
男性ホルモンを増やす場合、「増やす目的」によって、方法が異なると考えられます。●正常な基準値よりも低い場合の増やし方 男女それぞれ、正常な男性ホルモン量の基準値があります。
基準値よりも低いために男性ホルモンを増やす場合は、専門医の治療を受けることによって、テストステロン療法を受けることで増やすことが出来ると言われています。
●正常な範囲内で男性ホルモンを増やす方法 男性ホルモンを増やすには、正しい生活習慣を守ることがポイントになります。
■食事・運動のバランス
男性ホルモンは、コレステロールの摂取が生成には必要になります。
ですが、コレステロールの摂取は、取り過ぎも不足も、身体に悪影響が出やすくなります。
★コレステロールの過剰摂取は、重大な病気の原因になる
男性ホルモンを増やすためとはいっても、コレステロールを過剰摂取すれば、動脈硬化の原因になる可能性があると言われています。
この動脈硬化は、心筋梗塞・脳出血のような重大な症状を引き起こす病気の原因になると言われています。
★食事と運動のバランスも大切
栄養のバランスのとれた食事を心がけることはもちろん大切なことですが、食事と運動のバランスも、きちんととれていなければいけません。
★運動は男性ホルモンの増加に効果あり
てきどな運動や筋肉トレーニングは、男性ホルモンの分泌を促進すると言われています。
適度な運動も必要ですが、積極的に男性ホルモンを増やしたいのであれば、定期的に体に負荷をかける運動やトレーニングを続けることも大切ですね。
●男性ホルモンを増やすには、たまごがおすすめ 男性ホルモンを増やすには、「タンパク質」「必須アミノ酸」「コレステロール」を重点的に摂ることがポイントです。
この3つをしっかりとカバーしていると言われるのが、たまごです。
もともと、卵は総合栄養食といわれている食べ物です。
手軽で安価なうえに、効率よく栄養を摂取できる卵は、男性ホルモンを増やすときにおすすめの食べ物と言われています。
男性ホルモンを減らす方法
男性ホルモンは、男性らしさを手に入れるだけでなく、健康的な体を維持するためにも大切なものです。そのため、正常な範囲を超えて男性ホルモンを減らすと、様々な身体的な疾患や体への悪影響も考えられます。
ですから、あくまでもこちらで紹介するものは、「正常な範囲内で行うことを前提」として参考にしてみてください。
●コレステロールを制限する 男性ホルモンの生成には、コレステロールが必要だとされています。
ですから、コレステロールの摂取をコントロールすることによって、男性ホルモンの分泌量を減らすことが出来ると考えられます。
●外出を控える ビタミンDも、男性ホルモンの生成に必要とされています。
ビタミンDは、食べ物によっても摂取できますが、日光を浴びることによっても、生成されると言われています。
外出する時は、日傘を利用するなどし、できるだけ日光を浴びないように心がけることによっても、男性ホルモンの分泌を抑える効果は期待できます。
●睾丸を摘出する 男性の場合、男性ホルモンが生成されるのは、睾丸です。
ですから、睾丸を2つとも摘出すれば、男性ホルモンの分泌を抑えることが出来ると言われています。
まとめ
男性ホルモンの強い人には、メリットもデメリットもあります。あくまでもここで紹介したものは、一般的な例であるので、すべての人に当てはまるということではありませんが、ビジネスやコミュニケーションの中で参考にするには、面白いかもしれませんね!
男性ホルモンの量を意図的に増減する場合には、正常な男性ホルモン量の基準値を理解するということが大切です。
基準の範囲内であれば、「増やす」「減らす」ことによる効果を楽しむことも良いのですが、適正な範囲を超えてトライすれば、 相応のリスクが発生しますので気を付けて下さいね。
コメント