「神の島」とも呼ばれることがあるほど、
豊かな自然が昔のままの姿で守られてきた場所です。
厳島神社が世界文化遺産に登録されて以降は、
日本国内だけでなく、世界各国からも
多くの人が訪れる人気の観光地となっています。
そんな宮島で8月に行われる花火大会があります。
それが、「宮島水中花火大会」です。
しかもこの花火大会は、全国で数多く行われる
花火大会の中でも非常に珍しい、
「水中花火が見所」の花火大会なのです。
そこで今回は、神の島・宮島で行われる全国でも珍しい
「宮島水中花火大会」の気になる日程や見所、
駐車場や穴場について紹介していきます。
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目次
2017年の宮島水中花火大会の日程や見所は?駐車場や穴場などもチェック!
さっそく2017年に行われる宮島水中花火大会の日程や見所、駐車場や穴場に関する情報まで一挙に紹介していきましょう!
●日程
2017年 8月26日(土) 19:40~20:40 予定
※荒天の場合は、翌日以降に延期となる予定です。
●打ち上げ場所
厳島神社大鳥居沖合400mの海上打ち上げ台船
●見所&穴場
宮島は、島内への車の乗り入れが原則NGということもあって、
他の花火大会のように、人や車の混雑に巻き込まれて
落ち着けないということがありません。
しかも普段から時計をしているのが煩わしくなるほど、
ゆったりとした時間が流れているのが宮島の特徴でもありますから、
そんなゆったりとした空間で幻想的な花火を楽しむというのが
なんといってもこの花火の見所です。
もちろん、海上が打ち上げ場所となっていますから、
海岸に出ればどの場所からでも花火を見ることが出来ますが、
「これぞ宮島の花火」と思わず口にするほどの体験をしたいのならば、
外せない絶好のスポットがあります。
■打ち上げ数5000発のうち、150発が水中花火!
宮島水中花火大会と呼ばれているだけに、数ある種類の中でも
水中花火の存在は大きいものがあります。
特に、大鳥居のバックとして打ち上げられる水中花火の美しさは、
県内外から高く評価されており、この一瞬を写真に収めようとする
カメラファンが、全国から集まってきます。
■打ち上げ台船は大鳥居からかなり近い
厳島神社大鳥居の沖合海上に打ち上げ台船を浮かべて行われるこの大会は、
なんといっても花火との距離が近いのが特徴にあります。
それもそのはずです。
なんと、打ち上げ台船と大鳥居との距離は、わずか400m!
これほどの距離で打ち上げられる花火だからこそ、
大迫力の花火が楽しめるというわけなのです。
■厳島神社鳥居前は宮島の花火の特等席!
王道過ぎるスポットですが、やはりここを外しては、
「これぞ宮島の花火!」とは言えません。
本土側からも絶景スポットはありますが、
厳島神社の大鳥居とともに見る花火の魅力にはかないません。
もちろん、誰もが同じ気持ちで集まってくるはずですから、
場所の確保はあなたの気合次第です。
■場所取りは潮位に気を付けろ! 厳島神社の鳥居前は、確かに絶好の花火スポットです。
「少しでも前へ…」という気持ちもよくわかりますが、
そこが島であるということを忘れてはいけません。
そうなのです。
実は潮位を調べずにむやみやたらに場所を取ってしまうと、
花火を見る前にせっかく確保したはずの場所が水没してしまう可能性があるのです。
これとは逆に満潮時にベストポジションを確保したとしても、
打ち上げ時間が近づくほど潮はひいていきますから、
気が付いたらずいぶん後ろになっているということもあります。
ですから、面倒ではありますが、潮位を見ながら少しずつ場所を移動していくのが、
鳥居前の場所取りのコツといえます。
●駐車場
会場まで来るには、フェリーで島に渡る必要があります。
その上、宮島へは車の乗り入れができません。
ですから、宮島水中花火大会を見物するには、
船に乗って宮島へ行かなければいけないのです。
こういった事情もあり、フェリー乗り場周辺の駐車場は、
大会当日は午前中から満車になってしまうことも少なく在りません。
できるだけ会場近くまで車を使いたいのであれば、
早めにフェリー乗り場付近の駐車場を確保するのをおすすめします。
■宮島にわたらなくても花火は見れる!
実は宮島水中花火大会は、わざわざ宮島にわたらなくても、
本土側から花火を見ることもできます。
これなら、混雑するフェリー乗り場周辺の駐車場を利用しなくてもよいですし、
一時間以上列に並んで乗船する必要もありません
とくに、宮島観光でもよく利用される「安芸グランドホテル」は、
かなりの迫力で花火を見ることが出来るため、
地元でもかなり人気のスポットになっています。
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宮島水中花火大会はどんな花火大会なの?
宮島といえば、世界文化遺産に登録した厳島神社を中心に、昔ながらの風景がそのまま保存されている、自然豊かな島です。
そのため、昔から宮島は「神の島」と呼ばれてきました。
そんな人と神々が共存する島で行われる宮島水中花火大会ですから、
花火だけでなくこんな所にも魅力があります。
●平家一門の栄華の象徴・厳島神社
穏やかな海にたたずむ巨大な大鳥居は、
宮島のシンボルでもある厳島神社のものです。
長い歴史を誇る厳島神社は、その歴史だけでなく、
満潮時には海に浮かんでいるように見える朱塗りの社殿や、
平安時代の贅と粋を極めた豪華な建築美は、
まるで昔話に出てくる竜宮城のようにも見えます。
●主役級の大鳥居
宮島水中花火大会の見所といえば、大鳥居と水中花火が作り出す幻想的な風景です。
ですから、この花火大会にとって大鳥居は、花火の引き立て役ではなく、
あくまでも主役級なのです。
もちろん、見た目の存在感も主役級なのが、大鳥居です。
なんといってもその高さは、奈良の大仏とほぼ同じといわれていますし、
総重量に至っては、なんと約60tにもなるといわれています。
さらに驚くのは、大鳥居の構造にあります。
あれだけの大きさの大鳥居を支えるのですから、
「さぞや海底の深くまで根元が埋められているのでは?」と思いますよね。
でも、驚くことに、大鳥居の根元は一切埋められていないのです!
なんと、当時の職人たちの知恵と技によって、
鳥居の重みだけでたつように設計されているのが、
あの大鳥居というわけなのです。
こう言われると、その職人技すらも神業なのではという気がします。
まとめ
宮島観光といえば、世界文化遺産に登録された厳島神社の見学や、島内にいる鹿とのふれあい、豊かな自然と美しい景色など、
様々な観光スポットがあります。
でも、その中でも8月のたった一日だけみることができるのが、
8月26日に行われる宮島水中花火大会です。
神の島・宮島で行われる、年に一度の幻想的な花火イベント
「宮島水中花火大会」。
まだその感動を体験したことがないのなら、今年はぜひ足を運んでみてくださいね♪
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