香典を連名でする時の金額の相場や書き方のマナーって!?

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一般的に香典といえば個人で準備するものですが、職場関係などの場合は連名で出すこともあります。

でも個人で出す香典と比べると連名での香典は比較的珍しいことなので、準備する場合もどんなことに気を付ければよいのか気になることが多いですよね?

そこで今回は、香典を連名で出す場合の金額の相場や表書きの書き方のマナー、気を付けておきたいポイントなどをまとめて解説します。


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目次

香典を連名で出すのは常識?それともマナー違反?

香典を連名で出すこと自体は、マナー違反ではありません。

ただし香典は故人との関係によって準備をするものなので、連名で出すよりも個人で出す方が多いのは事実です。

とはいえ、職場関係者の葬儀などでは連名での香典も増えていますので、「常識か?マナー違反か?」ということで言えば、常識の範囲内であるといえます。

ただし香典を連名で出す場合には、知っておかなければマナー違反となることもあります。

●香典の金額は連名の場合も個人の相場を重視すること 香典を連名で出す場合、金額の中身が気になるところですよね?

たとえ連名で出すにしても、香典金額の相場を守らなければマナー違反になります。

これは香典を出した人に対して、遺族は人数分の香典返しを準備することがマナーであるとされているからです。

たとえば10名連名で総額一万円の香典を準備したとしましょう。

これだと単純に計算すると1人当たり1000円の香典となりますよね?

ところが現在の香典の相場から見て1人当たりの金額が1000円となるケースは、全国的に見てもほとんどありません。

もしもこの金額で人数分の香典返しを貰ったとすれば、遺族への負担は大きくなります。

つまり連名で出す場合も遺族からは人数分の香典返しが準備されるということなのですから、一般的な金額の相場に沿って準備することがマナーになります。

●代表者が1名参列する場合は名刺を持参することがマナー 職場関係で連名の香典を準備する場合、代表者が香典を預かって参列することが一般的です。

ところが香典の表書きや記帳の際には職場名を書くことが一般的なので、遺族側から見ると誰が実際に式へ参列してくれたのかがわかりません。

この場合は香典と一緒に代表で式に参列した人の名刺を受付で手渡すと、遺族への配慮としても良いとされています。

●夫婦で連名の場合は故人との関係によって違う 結婚している場合には金額の相場も変わってきますが、基本的には世帯主である夫の名前のみを表書きとして書き入れ、妻の名前は省略するのが一般的です。

ただし故人との関係が夫婦ともにある場合は、連名にしてもマナー違反ではありません。

連名の場合の香典金額の相場は?

連名で香典を準備する時の香典金額の相場は、故人で香典を準備する時の相場と同じと考えるのがマナーです。

ただし香典の金額の相場は、相手との関係性によって変動します。そのため一般的な例を挙げておきます。

【上司や同僚が故人の場合】 故人との関係が深いことから、この場合は5千~1万円が相場となります。

【上司・同僚の家族が故人の場合】 この場合は、上限が5千円となります。

【友人・知人が故人の場合】 故人との関係が深いことから、金額の相場は5千~1万円となります。

【その他の場合】 故人との関係性によって異なりますが、3千~1万円の範囲が相場となります。

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香典を連名で出す場合の表書きの書き方や気をつけたいマナーとは?

香典を連名で出す場合の表書きでは、「見やすい事」「どんな付き合いで香典を出しているのかが一目でわかること」の2つがポイントになります。

●個人名を出す場合は最大3名までにする 連名であっても表書きで名前を書くスペースには限りがあります。

もしも10名連名で出す場合上下に分けて書いたとしても、全員分の名前を書いてしまえば一人ひとりの名前は小さくなり読みにくくなります。

遺族は芳名録に記帳された名前と香典の表書きの名前を確認しながら後日集計していくので、表書きの文字が小さいとそれだけでも遺族の負担になってしまいます。

そのため個人名を表書きに書く場合は、最大でも3名までを目安にしておくのがマナーです。

●部署・団体・グループで香典を出す場合 人数の多い部署・団体・グループで一つの香典を準備する場合は、「○○一同」とするのもよいでしょう。

代表者のみが式に参列する人は、香典を渡すときに代表者の名刺を添えることも遺族への配慮としてはおすすめです。

●中に入れるお金の数はできるだけシンプルにする 連名の場合、中に入れるお金の数はできるだけシンプルにすることもマナーの一つです。

例えば「1人3千円×10人=3万円」の場合、すべて千円札で準備するとお札だけで30枚になります。

これでは後日香典を集計する際、遺族の手間になってしまいます。

ですからこの例の場合であれば「千円札×30枚」ではなく「1万円札×3枚」とするのがマナーです。

まとめ

連名で香典を出す場合も、ポイントになるのは「遺族への配慮」です。

香典の金額の相場を守ることも大切なことなのですが、香典を頂く側の遺族とすれば、中身の金額よりも後日改めてお礼のあいさつ回りをする際に「誰にどのようなお礼をすればよいか」ということの方が問題になります。

そう考えてみると連名で出す場合も、受け取った側の遺族が誰からの香典なのかすぐにわかるようにしておくということが大切になります。

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